「母親みたいに、ちゃんと家庭を守れる女性になりたいです」と語る平佑奈

JR東日本「JR SKISKI」のCMに出演して話題になり、今年はドラマや映画の出演作がいくつも控えている注目の若手女優・平祐奈ちゃん。

ついに、発売中の『週刊プレイボーイ』16号では表紙&巻頭グラビアに登場! というわけで、まだ17歳だが、その半生を振り返ってもらい、彼女の素顔に迫った!

■『おはガール』で鍛えた精神力

―祐奈ちゃんは兵庫県出身で、6人兄姉の末っ子。長女は女優の平愛梨さんで、あとは男兄弟なんですよね。

 私だけ年が離れていて、姉とは14歳、一番上の兄とは19歳、すぐ上の兄とも8歳違うんです。しかも、私が生まれてすぐ姉と長男が上京してしまったので、家族全員で暮らした記憶がないんですよね。だから、年に何回か家族全員で集まる時は本当にうれしい!

―小さい頃はどんな女の子だったの?

 とにかく習い事をしていました。2歳半からバレエをやって、ピアノにフィギュアスケート、トランペット…あとは茶道にダンスも! 私、学校が終わってそのまま家に帰るのが好きじゃなくて、母に「毎日お稽古事を入れて」ってお願いしていたんです。忙しくしているほうが性格的に合っていて、それは今でも一緒。ちょっとでもヒマになると余計なことを考えちゃうから…。

―余計なことって?

 自分の将来像をイメージしたり。でも、「今はまだ将来像なんて考えなくてもいいし」って思い直して、それが余計だなぁって感じるんです。

―確かに、まだ17歳だもんね(笑)。芸能界に入ったキッカケは?

 小5の時に、母と兄のお嫁さんと一緒にファッションショーを見に行って、今の事務所にスカウトされたんです。姉も兄も芸能活動をしていたので、私も漠然と同じ世界に入るのかなって思っていました。でも、当時はいろんな夢を持っていたんですよ。小さい頃はセーラームーンになりたかったですし、その後はタカラジェンヌ、モデル、外交官にも憧れていました。

―そして、2012年から『おはスタ』(テレビ東京系)に出演。アイドルユニット“おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!”のメンバーとして人気に。

 私にとって大きな転機になった番組でした。というのも、それまで内気でおとなしいタイプだったんですよ。けど、『おはスタ』は生放送番組で、恥ずかしがっている場合じゃなかった。どんどん度胸もついていって、気がついたら伸び伸びと仕事ができるようになっていました。おかげで、身長も一気に伸びたんですよ(笑)。

驚愕する平家の家訓とは!?

―おはガールは3人組だったけど、祐奈ちゃんはどんなポジションだった?

 明るくてテンションのおかしいキャラクター。変なヤツだったと思います(笑)。

―その後、高校生になってドラマや映画の仕事が急増。特に昨年主演したドラマ『JKは雪女』(TBS系)は反響が大きかったですよね。過激なセリフやちょっとSEXYなシーンにも挑戦していて…。

 普段だったら絶対に言わないようなセリフも多かったんですけど、あのドラマを経験したことで、ひとつ殻を破れた気がします。あと、アクションも多かったので、すごく楽しかったですね。

―そして昨年末、川口春奈さんや広瀬すずさんを輩出したJR東日本の「JR SKISKI」CMに出演。大きな話題になりました。

 まさか自分が出られると思っていなかったので、撮影中は夢のような時間でしたね。学校の友達もビックリしていました。駅や街中に張り出されたポスターを見つけては、写真を撮ってメールしてくれたり。家族もすごく喜んでくれました。

■誰もが驚愕する平家の家訓とは?

―ところで、平家には驚くような“家訓”があるんですよね。その一部を紹介すると…。

●眉毛は20歳までイジってはいけない。 ●お酒は出産が終わるまで飲んではいけない。 ●耳にピアスの穴を開けてはいけない。

お酒はダメだけど、そのほかもちゃんと守っているの?

 もちろんです!

―エラいなぁ。今の時代、眉毛くらいイジってもよさそうだけど…。

 眉毛はイメージが変わっちゃうから、未成年のうちは整えなくていいって。でも、おかげで時代劇に出演しても違和感ないですし、幼い役柄も演じられる。この眉毛、役立つなってひそかに思っています(笑)。とはいえ、やっぱりオシャレはしたいですし、20歳の誕生日に整えようと思っています!

兄姉全員、この家訓は守っています!

―じゃあピアスは? 同世代の女のコも開けているでしょ!?

 ピアスは「耳に穴を開けると運命が変わっちゃうよ」って言われていて…怖いから絶対に開けません(笑)。

―お酒は出産後まで飲んじゃいけないって、かなり厳しいですよね…。

 お酒はもともと両親がほとんど飲まないので、どうしても飲みたいなら、「出産をしてからにしなさい」って。兄姉全員、この家訓はちゃんと守っていますよ。ただ、もしもお仕事が来た時はわかりませんけど(笑)。

―最後に祐奈ちゃんは今後どのような女性になっていきたい!?

 母親みたいに、ちゃんと家庭を守れる女性になりたいです。できれば30歳までには結婚をして、子供はふたり欲しいですね。好きな男性のタイプは、日本男児みたいな人。中身がおじいちゃんみたいな人がいいんですよ。

でも、彼氏になる人は、兄姉5人と両親の面接があるので…かなり大変だと思います(笑)。

◆平祐奈が表紙&巻頭グラビアに登場! 『週刊プレイボーイ』16号(4月4日発売)でご覧いただけます!

(撮影/熊谷 貫 取材・文/高篠友一)