30歳目前でFカップからGカップに進化。心機一転、グラビアも復活した平塚奈菜 30歳目前でFカップからGカップに進化。心機一転、グラビアも復活した平塚奈菜

一度は離れたものの、昨年4年ぶりに29歳で再びグラビア界に舞い戻った“下町のマリリンモンロー”こと平塚奈菜。締まったウエストに進化したGカップのバストを惜しげもなく披露したDVD『30』『30+α』が過激すぎてヤバいと話題だ。

タレントとしてなんとなくデビューし、『王様のブランチ』のレギュラーとなったという、まさに恵まれていた芸能界入り。しかし、インタビュー前編ではその「ブランチ」卒業から路頭に迷い、挫折したきっかけまでを明かしてくれた。

一体、そこに何があったのか。そしてなぜ今またグラビア復帰に至ったのか…。

―『王様のブランチ』卒業で「路頭に迷った」ということですが、ほとんど仕事がなくなってしまったんですか?

平塚 そうですね。その頃はちょうど若槻千夏さんとかグラドルがバラエティーに出るようになった時代なので、自分もアピールになるといろいろ考え、グラビアアイドルが多い事務所へ移籍したんですよ。

―それで10年にグラビアを始めて…。でも昨年まで4年の空白がありますよね?

平塚 3作目を出した時に「もうグラビアはやらない」って決めたんです。水着が小さくなって「グラビア界ではもう布を纏(まと)えないんだ」って。私が見てたMEGUMIさんや小池栄子さんは普通の水着で写っていて、バラエティーとかにも出て、溌剌(はつらつ)としていたんですよ。でも、ちょっと流れが変わってきてる感じがしたので、自分はプライベートでも何もないし、そんな色気っていうか、性的なアピールができないと思ってたんです。

―そこまで露出ができなくなったと。

平塚 そうですね。事務所と話し合って封印みたいな感じだったんです。それで、舞台やTVキャスターをやってて…。その間もバイトとかすごいしたりして…。

―ずっと苦難が続いたわけですね。でも辞めようとは思わなかったんですか?

平塚 結局はバラエティーが好きだったし、TVが好きだったので。お芝居してても、それが最終的なゴールというよりは、ひとつの経験や成長のためにやっているという感覚が自分の中にありました。もちろん、仕事として頑張ってましたけどね。

復帰のためAVまで観て研究!?

―そこからグラビアに復帰したのはどうしてですか?

平塚 今の事務所に来て、「グラビアのオファーがあるよ」って言われたんですよ。その時、29歳だったので、えー!みたいな。グラビアデビューが23歳で、それもだいぶ遅いって言われてたのに29歳で出しても、って思ったんです。

―年齢的にどうなの?と。

平塚 でも、「『今までその間に花開いたことあったか』って言われたら飛び抜けてできることってなかったな」って思って。オファーがあるならありかな、と考えたんです。結局、自分がやりたいことと人が求めてることって違かったりするじゃないですか。大人になったんですよ、私も。

―実際、復帰してみたら、2作目からすごい反響がありましたよね。

平塚 結構、過激だって言われたんですけど、自分ではよくわからなくて。周りも結構、このくらいじゃないですか。DVDを出すことが決まって、いろいろな人のDVDを観たんですよ、それこそAVも観てみました。

―そこまで! それは研究的な意味で?

平塚 そうです。でももう、ものすごく布が少なくてビックリしましたね。グラビア辞めた時から考えたら面積が4分の1くらいになってて、自分の中では違うけど世の中の流れ、日本のグラビアの流れはこれが主流で、求められてるなら「やるか!」みたいな。

―でも、抵抗はあったわけですよね?

平塚 ありましたよ。露出したいタイプではないし、おっぱいあるけど別におっぱいをアピールして生きてこなかったんです。それに、昔はマッサージや日焼け止めを塗られるシーンもなかったから、過激にはなってきているなって。それでも、やってみようと決意したので。そういう信念があって、吹っ切れたんです。

エッチなお姉さんだなって思ったら素は…

―撮影してみて、研究成果は発揮できましたか?

平塚 マッサージシーンとかで男の人はどうしていいと思うのか、わかんなかったんです。でも、いろいろと観て「このコのいいなぁ」とか「こういうことかー」と納得できました。観てなかったら、どうしていいかわからないままでしたね。

―そこ大事です!(笑) それで復帰されて、今までのファンも、平塚さんを知らなかった男子的にも大歓喜なわけで、やってみてよかったですか?

平塚 そうですね。私がこれを若い時にやってても評価されなかったかもしれないし、っていうのもあります。それと、最近Twitterで自撮りをアップすると女のコが「いいね」って言ってくれるのは意外でした! 露出というよりは、艶(つや)感だったり魅せ方だったりするみたいですけど。

―男子からも女子からもって本当に大成功じゃないですか!

平塚 ありがとうございます(笑)。でも、いろいろ想像すると思うんですよ。私のキャラクターを知らずに、なんかエッチなお姉さんだなって思う人がたくさんいると思うので。イベントやブログで素(す)の私を知った時にバカみたいでがっかりさせちゃうかなって不安ですね。

―5月末には新作『タイトル未定』が出るようですが、最後に今後の目標をお願いします!

平塚 そうなんです。これからもグラビアで頑張って、またいろいろなバラエティー番組でも活躍していきたいです!

(取材・文/鯨井隆正 撮影/鈴木昭寿)

平塚奈菜(HIRATSUKA NANA) 1985年3月25日生まれ。東京都出身。身長163cm、B88 W62 H88。2004年デビュー。10年にグラビア活動をスタートするも封印。 15年に『七色の恋』でグラビア再開。同年9月に発売した『30』、16年2月に発売した『30+α』が話題となる。5月には新作DVD『タイトル未定』 が発売予定