ウツボやワラスボなど、珍しい魚を食べて、触れて、知った竹本茉莉ちゃん!! ウツボやワラスボなど、珍しい魚を食べて、触れて、知った竹本茉莉ちゃん!!

全国各地のB級グルメを集めたB-1グランプリや肉フェスなどグルメイベントもいまや一般的。そんな中、異色のグルメイベント『珍怪魚を食べてみよう』が「斜め上だろ!」と話題だ。

普段見ることもない珍しい魚や深海魚を食べるという企画だが、さらに参加者同士が触れ合える体験型イベントとのこと。しかし、そこに登場するのは“海のギャング”といわれるウツボを皮切りに、見た目のグロテスクなものばかり。普通なら「触れ合いって言われても、ちょっと…」と及び腰になるはずだが…。

そこに「えっ!? ホントに触れ合えるんですか!!」と食いついたのは、ゲテモノ好きグラビアアイドル・竹本茉莉(まつり)ちゃん。せっかくなので彼女と一緒にイベント前から潜入してきた!!

4月16日、イベント当日、「どんなコに会えるんですかね♪」と笑顔の茉莉ちゃん。なぜか水着姿な彼女を出迎えてくれたのは、ででんと横たわる謎の巨大魚。主催するHoliday Jack株式会社の代表・矢野智之さんによると、アブラボウズという深海魚。唇は分厚く間抜けな顔だが、身は柔らかくて旨みが強いそう。

さらに奥に鎮座するのはとぐろを巻いたウツボだ。とにかく太く、豹柄がなんとも気持ち悪い。矢野さんによると、伊豆半島や高知県ではよく食べられるそうで、たたきから煮付け、唐揚げ、開き干しと様々な食べ方ができる。

…と、そんなことを聞いていると、目の前にいるウツボに目を輝かせていた茉莉ちゃんから「それよりこのコ、巻いてもいいですか!?」とビックリ発言が!!

何言ってんだ、この人!と思いきや「いいよ!」と矢野さんもなぜかノリノリ。通常は来場者に手に持ってもらうそうだが、せっかくなので首に巻くだけでなく、体に這わせて戯(たわむ)れたりしているうちに「あのコ、すげー!」と関係者やスタッフが集まり、撮影会状態に(このための水着だったのか…?)。

 ウツボに驚くわけではなく、「ひゃっ冷たい」とビックリする茉莉ちゃん ウツボに驚くわけではなく、「ひゃっ冷たい」とビックリする茉莉ちゃん

エイリアンを頭から咥えちゃった!!

 愛着が湧いたらしく「ウツボだから、う、う、う、『うなじゅう』」と命名(笑) 愛着が湧いたらしく「ウツボだから、う、う、う、『うなじゅう』」と命名(笑)

さらに、茉莉ちゃんはその後、“海のエイリアン”とよばれるワラスボを咥(くわ)えたり、プール感覚でアブラボウズと湯船に浸かったりと、しっかり堪能。少々やりすぎか?と思っていたが、矢野さんは「今回は取材だから特別ですが(笑)」と前置きしつつ、

「このイベントで用意しているのは、水揚げされる地元でしか食べられないような魚です。普段、流通に乗らないので知らないものばかりですが、そういう魚も美味しく食べられることを知ってもらいたいんです。また触れて重さや触り心地を体感できるように『見て・触れて・知れる』をコンセプトにしています」

と企画意図を説明。そもそも発想のきっかけも「図鑑や水族館には怪しい変な魚たちばかりじゃないですか。それって食べられるのか、どんな味なのかっていう単純な疑問から」だそうで、直接、漁港に足を運び調べていくうちに、こうした魚たちが世の中に出ないことに違和感を覚え、企画したそう。

 小さいながらも尖った歯にイカツイ顔で“海のエイリアン”と呼ばれるワラスボと2ショット 小さいながらも尖った歯にイカツイ顔で“海のエイリアン”と呼ばれるワラスボと2ショット

そしてイベントが始まると、意外なことに来場者の約半数が女性。それも茉莉ちゃんのように楽しそうにウツボやアブラボウズの写真を撮影している。

「やっぱり見た目のインパクトが大きいので、来る人のほとんどが興味本位ですね。それ以外ない気もしますが(笑)。それでも意外と美味しいと喜んでくれるのを見ると、開催している私たちも嬉しいですね」(矢野さん)

 後で素揚げすると聞いて、先走る茉莉ちゃん 後で素揚げすると聞いて、先走る茉莉ちゃん

茉莉ちゃん、初めての混浴を体験!?

 体長1m超え、約20kgのアブラボウズと入浴!? 体長1m超え、約20kgのアブラボウズと入浴!?

この日、イベント会場に並んだのは「ウツボのタタキ」「ゲホウの煮付け」「いしなぎのアクアパッツァ」「モウカザメのラザニア」「ワラスボの素揚げ」など、ほとんどの人が人生で初めて見る料理ばかり。

 見た目はオシャレながらも主張の激しいウツボの頭 見た目はオシャレながらも主張の激しいウツボの頭

実際に茉莉ちゃんに食べてもらうと「ウツボ、弾力があって美味しい! 皮がぷるぷるしてる!」「いしなぎは、ちょっと白身っぽいけど鶏肉に近いですよ!」と興奮。先ほど咥えたワラスボは「なんか歯ごたえのあるシシャモみたい(笑)」、入浴したアブラボウズは「ぷりぷりですよ! 味も脂の甘みとコクがあって美味しいです!」と大はしゃぎ。

「ちょっと前にダイオウイカなど深海魚がブームになりました。ただ、食べるという発想はあまりなかったはずです。だからこそ、このイベントで新しいグルメを味わってもらいたいですね。クセのあるものもありますが、食べてマズイものはありませんから!」(矢野さん)

 参加者の方とも記念撮影 参加者の方とも記念撮影

今回のイベントでは、珍怪魚との触れ合いやグルメだけでなく、さかな芸人・ハットリさんによる魚ネタトークや魚クイズコーナーも。月一度の開催を予定しており、5月もすでに開催決定(詳細は公式サイトをチェック!)。見た目こそ引いてしまいそうだが、一度は食べてみる価値あり!な珍怪魚。勇気を出して口にしてみては?

竹本茉莉(TAKEMOTO MATSURI) 1994年1月31日生 160cm B85 W58 H84 趣味=読書、食べ歩き、料理 特技=水泳、スペイン語、習字、なんでも食べられる(ゲテモノOK) 今年2月にファーストDVD『どきどきFesta』をリリース。最新情報はTwitter(@tsuuu0131)にてチェック!!

(取材・文/鯨井隆正 撮影/鈴木昭寿)