4月9日に開催された「GirlsAward 2016 S/S(以下、ガールズアワード)」にて、ガールズグループ「CHERRSEE(チェルシー)」がお披露目された。
5月25日にはメジャーデビューとなる彼女たちをプロデュースするのは、BIGBANGや4Minuteの楽曲提供やプロデュースに携わる「勇敢な兄弟」のカン・ドンチョル氏だ(インタビュー参照「日本に殴り込み!? 韓流ヒットメーカーが明かすK-POPが世界進出できた理由」)。
ガールズアワードの会場では「かわいいけど、誰?」と観客も気になったようだが、さらにカン氏が日本でデビューするグループを手掛けたことから「韓流“逆輸入” ガールズグループ」とデビュー前からじわじわ話題になっている。
そこで、今回はデビュー目前のCHERRSEEのメンバー5人を直撃!
―今日はよろしくお願いします。まず自己紹介からお願いします!
HIKARU はい、じゃあリーダーの私から。オシャレな朝ごはんを作るのが趣味です。昼は練習で余裕がないので、朝早く起きてます!
―いきなり、音楽もグループも関係ないけど、女子力高めですね! ではどんどんいきましょう。
NENE 元気担当のNENEです。特技はバルーンアートで、今はクオリティーの高いものができるように練習中です。時間のある時は皆にお披露目したりしてます。
MIYU CHERRSEEの末っ子・MIYUです。特技はけん玉で、趣味は走ることです。
SAYURI センター的存在のSAYURIです。趣味と特技はアクロバットと英語です。アクロバットはこれからダンスにも生かせたらいいなと思います。
―ダンス! ようやく活動に関係しそうな話が(笑)。
LENA 私も、特技はセクシーダンスです。特にセクシー担当なので、セクシーダンスが得意です!! それ以外にタイ語・英語・中国語・韓国語・日本語はちょっとできます。よろしくお願いします。
準備期間に2年…デビュー決定まで疑心暗鬼だった?
―セクシーダンスとか最高です! 早くも「韓流“逆輸入”ガールズグループ」と呼ばれて話題ですが、そもそもグループに入ろうと思ったきっかけは?
NENE 私はダンスをずっとやっていて、将来的にはやっぱりダンスに関わった仕事をしたいと思ってですね。お母さんはK-POPって言ってもわからないので、説得するのに苦労しました。
SAYURI 私は元々、K.Will(ケイ・ウィル)さんっていう韓国アーティストの方の歌を聞いてK-POPに興味があったんですよ。彼の歌を聞いて、言葉がわからないのに感動して泣いちゃったことがあって。あとはダンスが揃っていたりとか、そういう面でレベルが高いK-POPが気になってて、ずっとやりたかったんです。
MIYU K-POPのダンスはレベル高いですよね。私も惹(ひ)かれたのはそこですね。ドームコンサートするようなアーティストの方のバックダンサーとかしてたんですけど、少女時代さんとか見ていて、すごくレベルが高いと思ってました。
―ドームでバックダンサーもすごいですよ。ってか、そういうのは自己紹介で言ってください!(笑) では、LENAさんは?
LENA 私は韓国にいたんですけど、歌手になりたいと思ってたのと、特に日本で活動したいという気持ちがあったんです。ファッションだったり、アメリカナイズされつつ日本らしさもある、日本の全てのところに興味がありました。
HIKARU 私は大阪でダンスやボーカルのレッスンをしてきたんですけど、私の周りで、応援してくださっている方がたくさんいて、このまま終わりたくないっていうのが一番のきっかけですね。やっぱり私はここで終わってはいけないし、終わりたくないなと思ったので。
―なるほど、皆さんいろいろなきっかけがあるんですね。実際、オーディションで受かって2年の準備期間を経たそうですが、振り返ってみていかがですか?
SAYURI 練習が本当に厳しかったんですよ。細かい指摘も多くて、自主練しないと付いていけない。これがあのレベルの高さの秘訣かと思いました。
HIKARU それにデビュー自体も、誰が抜けてこのメンバーで全員揃ってできるかどうかもわからない状況だったので、そこが一番シビアでしたね。
日本の地で感じたCHERRSEEとは…
―えっ、もしかして割と最近までギスギスしてたとか…?
SAYURI そんなことないですよ! 私とMIYUはレッスンの時、大阪から東京に来て、HIKARUさんの部屋に泊めさせてもらったりしてました。最後の半年は韓国でのレッスンだったんですけど、そこでもみんな共同生活でしたし。
MIYU HIKARUさんは一緒にいて落ち着くというか、ほんとにお母さんみたいな存在。お互い関西人なので、ボケたらツッこんでくれるし、すごい楽しいんです(笑)。
NENE ひかさん(注:HIKARU)は本当にみんなを見ててくれて、私にとってもお姉さんみたいでしたね。ただ、持ち物が全部、真っ黒なのは衝撃でしたけど(笑)。
―なんだか、末っ子がいたり、お母さんだったり、家族みたいですね(笑)。
LENA 私は、HIKARUさんもですけど、SAYURIがすごく頼りになりました。英語でコミュニケーションが取れるし、何より真面目でしっかりしてます。
HIKARU まあこんな感じで仲良くできてます(笑)。ライバル意識はあったんですけど協調し合えるし、時間はかかったけど、皆がお互いをわかって、他のメンバーの得意なところを吸収して、切磋琢磨できる理想のチームですね。
―では、最後にデビューの感想と意気込みを!!
NENE デビューが決まってからも、韓国で朝の7時までレコーディングとかダンスレッスンとかあって、夜の10時から筋トレみたいな感じで。日本の地を踏んだ時に、ここでデビューするのかって思ったので、あまり実感がないんですよね(笑)。
MIYU そうそう。今、こうして取材受けてるのも、よくわからない感じです(笑)。
SAYURI 私は、やっぱりいろいろフラッシュバックして、「このメンバーでよかったな」って思えたのが、ガールズアワードの直前でしたね。
LENA ガールズアワードで映像が流れてる時にすごく感動しました。名前が紹介されて、これがCHERRSEEなんだなっていうのをすごく実感した瞬間でした。
HIKARU これでデビューします!みたいな実感はまだなんですけど、でもやることはひとつで、努力していつかこの舞台に立つことだけを夢見てきたので、意識を高くして頑張っていきます!! これからCHERRSEEをよろしくお願いします!!
■CHERRSEE(チェルシー) 2014年、韓国のヒットメーカー・「勇敢な兄弟」のカン・ドンチョル氏により選ばれた5人組のガールズグループ。K-POPとJ-POPが融合した新たな音楽が特徴。5月25日「Mystery」でCDデビュー。サビの【オトケーダンス】に注目! 5月23日には東京で、25日には大阪で「Mystery」リリースイベント開催決定。さらに各地サイン会も予定。イベント内容、その他詳細に関しては公式サイトにて http://cherrsee.com/
(取材・文/鯨井隆正 撮影/鈴木昭寿)