『週刊プレイボーイ』本誌の連載コラム「白目むいちゃいました」も好評の紗倉まなちゃん始め、小島みなみ、瑠川リナといった超人気セクシー女優13人によって結成されたアイドルグループ「SEXY-J」。
昨春、あのおニャン子クラブの80年代大ヒット曲『セーラー服を脱がさないで』のカバーでデビュー、昭和歌謡を披露するというコンセプトで都内中心にライブ活動を展開している。(ちなみに「セクシーJ」とカタカナでググると出てくるキ○タマ芸人とは無関係です!)
そのSEXY-Jが5月13日、カバー新曲『青春のフラッグ』を発売。同日、東京・六本木のライブハウスmorph-tokyoでライブ『SEXY-J new single リリース!祭りday!』を開催。新曲披露はもちろん、海外メジャーで活躍する超有名選手の飛び入り参加や、新メンバー加入の発表もあり、盛りだくさんの2時間半となった。
* * *
ライブ初参戦の記者だったが…ぶっちゃけチョー楽しかったっス! アダルト女優が歌う『セーラー服を脱がさないで』の「♪もったいないからあげない♥」ってフレーズは、矛盾を感じながらも乙女の儚(はかな)さを感じるし、天使(あまつか)もえちゃんがラムちゃんコスでソロで歌う『ラムのラブソング』の「♪あんまりソワソワしないで」の合いの手で「もえ!もえ!」と叫ぶ感じはアラサー世代なら即入れるノリだし…。
さらに紗倉まな&小島みなみのユニット「乙女フラペチーノ」が歌う『後ろから前から』なんて、もー、笑うしかない!
会場全体のカオス過ぎる雰囲気もオモシロすぎで、彼女たちの名前入りハッピを着込んだオッサンらが色とりどりのサイリウムを揺らしながらコールする様は地下アイドルのライブ風景のノリなのに、歌ってるのはトップアダルト女優達というギャップ!
そんな中、ライブ前のドタバタな合間で紗倉まなちゃんに独占インタビューを行なうことができたので、そちらからどーぞ。
SEXY-Jの魅力とは!?
―今回発売の新曲『青春のフラッグ』と『ギュッ』のどんなところがお気に入り?
「どちらも“渡り廊下走り隊”さんの歌なんですけど『青春のフラッグ』は“♪悲しみの水たまり”ってフレーズがあって、そこが大好きで。もし水たまりにハマっても“すぐ立ち上がれ”って。青春の真っ只中じゃなくても、生きてたらそういうシーンにぶち当たる。みんなの応援歌なんだと思います!」
―確かに“♪失敗を恐れるな”って励ましてくれてる気分になります。では『ギュッ』については?
「もーね、全部ですよ。彼氏と追いかけっこしてギュッとされたい。私の妄想の歌なんじゃないかというくらいですよ。歌いながらキュンキュンしてますよ」
―最近はキュンキュンしてないんですか?
「キュンキュン…(遠い目)。海辺で追いかけっこしてギュッとされたいですね。SEXY-Jのこの歌でみんなもキュンキュンしてくださいね!」
とのことだが、お次はライブ会場で「妻には仕事だと言い張ってきましたよ!」とサイリウムを振りながら盛り上がっていた神田書店の五十嵐立弥(たつや)店長を発見。
―五十嵐店長! 盛り上がってますね~。SEXY-Jの魅力はナンですか?
「たとえば紗倉まなちゃんと小島みなみちゃんが歌う『後ろから前から』は畑中葉子さんの歌ですよね。彼女が当時、清純派でデビューしたのにセクシー路線に切り替わった感じと、まなてぃやこじみなちゃんの見た目は清純派なのに作品で激しいプレイを見せつける感じがなんとなく交差するような…。あと彼女らの昭和歌謡は我々的にすべてが“懐かしい”からすぐ入り込めるのもイイですね」
―天使もえちゃんの「もえもえ!」とかもすぐ入り込めちゃいますよね。けど正直、歌唱力はそれほどでもない気が…そこは気にならない?
「ナニ言ってるんですか! まりりんこと白石茉莉奈さんが『1986年のマリリン』で、Gカップをユッサユサさせながらキレッキレダンスと、そこらのアイドルには負けない歌唱力を見せつけてくれてるじゃないですか! ま、その一方でちょっと気怠(けだる)そうに歌い踊るメンバーがいたりするのも魅力のひとつなんです!」
新たにふたりの新規メンバーも!
―確かに、天海(あまみ)つばさちゃんの前に行かない感じとかイイっすよね。
「そうです! 天海つばさちゃんはソロで『翼の折れたエンジェル』を歌ってまして、女優名と楽曲タイトルが少しもじられてる感じも、またイイんです!」
―では最後に新曲の『青春のフラッグ』の感想も!
「歌の途中でダンスのフォーメーションが変わって、趣向に富んでてレベルアップを感じましたね。彼女らの成長を見届けてる感じがして、とてもよかったです。ファンの皆さんが“オレがこのコらを育ててる”って思ってるはずですよ!」
この日はまた、イチロー芸人のニッチロー’さんがシーズン中の試合の合間を縫って会場に駆けつけ、「なりきり紅白歌合戦」に飛び入り参加。メンバーの持ち歌を他のメンバーが歌ったりして競い合うという展開も。
さらには、新たにふたりの新規メンバーも発表! ひとり目はぽっちゃり体型の癒し系で可愛らしい笑顔が魅力のHカップ・尾上(おのうえ)若葉ちゃん。
2012年にKawaii*で専属デビューしたものの一旦引退し、再デビューしてからはハードな企画系にもバンバン出演、イイ味が出てきた女優ちゃんだ。若葉ちゃんいわく「リズム感がゼロなんですけど頑張ります?」とのことで、SEXY-Jの癒し的存在として盛り上げてくれること必至。
そしてもうひとりが、通野(とおの)未帆ちゃん。涙ボクロが魅力的な清楚系女優で、特撮系の陵辱されるヒロインを演じたり、溜池ゴローさんの作品で人妻を演じたりと非常に振り幅の広い女優ちゃんなのだ。
未帆ちゃんも「歌はとても苦手ではありますけど、頑張ります」とのこと、何より歌い踊る彼女の姿を見られるのはSEXY-Jだけなわけで、こちらも成長が楽しみ!
涙ボクロの通野未帆ちゃんが南野陽子の『話しかけたかった』とか『秋からも、そばにいて』をカバーしてくれたら、マジで感動しちゃいますよ!
というわけで、個人的には昭和の歌番組『歌のトップテン』での和田アキ子と島田紳介の司会の声さえ脳内リフレインしちゃうくらい懐かしい空間が楽しめたSEXY-Jのライブ。
昭和のノスタルジー空間とセクシーアダルト女優たちが歌う斬新さを是非ともライブで体験してみては? オススメしちゃいますよー!
(取材・文/河合桃子 撮影/利根川幸秀)