映画、ドラマにCMと大活躍! 週プレが“見つけてしまった…”と昨年グラビアデビュー、ネットでも大反響を呼んだ女優・片山萌美が各方面で注目されている。
ついに発売中の『週刊プレイボーイ』25号では初表紙&巻頭グラビアに登場! 満を持してメモリアルなインタビューで迫った。
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―ついに初表紙を飾っていただきました!
片山 ありがとうございます! 本当に嬉しいです!
―今回の撮影はどうでした?
片山 すごく驚きましたね。田んぼで泥まみれになっているところを撮ったり、夜の海辺でスタッフさんのスマホの明かりで撮ったり、あと朝、寝起きですっぴんのままボーッとしてるところを撮ったり。とにかくやったことのない撮影ばかりで。
―グラビアって、いかにキレイに撮るかが大事みたいなイメージがあるけど…。
片山 逆ですよね(笑)。実はカメラマンの丸谷(嘉長)さんからは事前に「今回は心を見せてほしい」と言われていたんです。
―心、ですか?
片山 はい。だからキレイに映ろうとか頭で考えずに、心をむき出しにしてカメラの前に立ってました。ただ感じるまま、したいようにするというか。表紙のカットではじっとしているように見えるけど、心の中では大声で叫んでいるんです。
―その心の叫びが聞こえるからか、表紙の片山さんは普段以上に存在感がある気がします。
片山 いやいや。本当に刺激になりました。今回、タイトルに「覚醒」ってつけていただきましたけど、本当になんだか覚醒した感じ(笑)。今までになく自分を出せた気がしますね。
実は大和撫子じゃないんです…
―最近はゲームや発泡酒のCMに女優として出演し、注目度もアップ。本業のほうも「覚醒」した感がありますね。
片山 いやいや(照笑)。でも演技で注目していただけるのは本当に嬉しいですね。
―映画『教科書にないッ!』(佐々木詳太監督、6月18日公開予定)に出演されていますが、この作品は森川彩香さん演じるヤクザの娘と高校教師が主人公の学園ラブコメ。片山さんは森川さんの恋敵である女教師役を演じたそうですが、どんなキャラなんですか?
片山 男性に対し、奥手で恥じらいのある大人の女性の役ですね。森川ちゃんが演じるのがセクシーで開放的な女子高生役ですごく対照的だったんで楽しく演じさせていただきました。
―奥手で恥じらいのある、というと、片山さんのイメージにピッタリじゃないですか!
片山 いやいや。それがそうでもないんですよ(笑)。私、奥ゆかしい大和撫子(やまとなでしこ)みたいなイメージで見られるんですけど、実は男っぽくてサバサバしてるし、言いたいこともズバズバ言っちゃうキャラなんです。
―え! 本当に!? 意外!
片山 この間もイベントがあって、お客さんに聞いたらほぼ全員がそう思ってるって言われましたけどね。思わず「ごめんなさい、私、実は大和撫子じゃないんです」って謝りました。
―驚いたお客さんも多かったでしょうね(笑)。
片山 映画では監督に「常に先生のままでいてほしい」って言われたんで、現場にいる時は恥ずかしそうな顔をしておとなしくしてましたよ。オールアップした時は解放感もあったし、メイキングを撮ってるカメラに向かって「あばよ!」って言っちゃいましたけど(笑)。
―「あばよ!」とは男っぽいです! あと、ドラマ『OLですが、キャバ嬢はじめました』(MBS、6月19日放送開始予定)にも出演。こちらは高級キャバクラを舞台にした女性の成長物語で「神セブン」と呼ばれる(笑)トップキャバ嬢たちのひとりを演じるとか。
片山 元気やツンデレとかいろんなキャラがいるんですが、私はセクシー担当です。
セクシーすぎてNGを食らいました
―セクシーってことは、やはり肌の露出も?
片山 ありますね。胸が見えるよう前屈(かが)みになったり、スカートから下着が見えそうなくらい大股で歩いたり。でもやりすぎちゃって監督からは、もっと普通でいいって、NGを食らいましたけど(笑)。
―あははは。そのままでも十分セクシーですからね。今回は倉持明日香さんが主演で、他に石川梨華さん、筧美和子さん、奥仲麻琴さん、高橋胡桃さん、成瀬瑛美さんとそうそうたるメンバーが勢ぞろいですけど、打ち解けました?
片山 奥仲さんや成瀬さんとはよく喋りますね。でも皆さん存在感が半端じゃなくて。いい刺激をもらっています。負けずに最後まで積極的にいきたいです。
―今、ハマっているものは?
片山 食べることですかね。最近、アーモンドを大量にファンの方からいただいたんでゴマ油をたらして塩を混ぜて食べたり、サラダに入れたり、毎日工夫して食べたら面白くて。
―アーモンドって、スーパーフードって呼ばれて、健康や美容にいいって最近話題ですね。
片山 そうそう。で、人と話をして日本のスーパーフードは大豆だろうってことで、お豆腐をよく食べるようになって。自炊もするようにもなったし。
―食べることに意識が高くなったってことは私生活から女優としての自覚が芽生えたとか?
片山 きっと、そうだと思います。今は24時間ずっと女優としてい続けたいんですよね。
―では最後に、女優としてこれからやってみたい役は?
片山 悪役をやってみたいです。人間の心の奥に潜むドロドロした部分を表現してみたい、それが今の目標ですね。そしてもっともっと自分の内面を表に出して「片山萌美の時代がやって来たぜ!」っていわれるようになりたいですね。
◆片山萌美が初表紙&巻頭グラビアに登場する『週刊プレイボーイ』25号(6月6日発売)もチェック!
(取材・文/大野智己 撮影/丸谷嘉長)