(左から)末永、松永、河原らが舞台挨拶に登壇

モデルやグラビアで活躍し、2代目週プレ3姉妹の長女としても注目される松永有紗初主演した映画『劇場版 恐怖のお持ち帰り』が公開中だ。

今作は福谷修監督が実話怪談を集めた同名の著書が原作。クラウドファンディングで制作資金を集め、「お持ち帰り」「墓荒しアイドル」「神隠し」の3話をオムニバス形式で映画化した。

公開初日の17日には舞台挨拶が行なわれ、松永の他、末永みゆ河原美結ら各話の主役と共に福谷監督、主題歌を歌ったLITOの伊藤陽佑が登壇。それぞれ撮影の思い出を振り返った。

松永は撮影中に苦労したことについて聞かれると「苦労した点、苦労した点…」となかなか思い浮かばず、監督や伊藤から「苦労はないの!?」と総ツッコミされるハメに。

しかし、「絶対出るような雰囲気を醸(かも)し出している家」で撮影したということで「たぶん(幽霊が)出てました」と証言。「誰もいないはずなのに音がしたり」とラップ現象に見舞われたというが…、

「撮影が1日と限られた時間なので『やり直しがきかない』とすごい言われていて、間違えることへのプレッシャーが大きかったです。だから音がしてるけど、『はい、やります!』みたいな。怪奇現象に強くなった感じがしました」

と怖さはどこへやら。生で遭遇したホラー体験はそっちのけで、撮影に集中せざるをえなかったようだ。

また、「お持ち帰り」に出演した末永も同じく霊体験をしたそう。

「白いコンタクトレンズをしていて何も見えない状態だけど、そこに人がいると思って『すいません』って言うと、人じゃなくて。(共演者から)『誰もいないよ』っていうのが結構あって、そこにも出てたのかなって」

福谷監督は「ホラー作品に使ったモノって昔から憑(つ)きやすいというか…」と語ったが、本当に何かがいたのかも?

ちなみに「墓荒しアイドル」に出演した河原は、ふたりとは違い、何事もなく無事に撮影したそう。

しかし、実は墓荒しのシーンを撮影した雑木林は「地元の人が言うには墓地だったかもしれないって。だから本当の墓地を掘ってたかも」と福谷監督から今だから言える話を暴露され、驚いていた。

映画は今月21日(木)まで東京・渋谷のユーロライブで、8月13日(土)から19日(金)までは大阪シネ・ヌーヴォX(初日は舞台挨拶を予定)にて公開される。彼女たちと夏の恐怖体験を味わってみては?

(取材・文/鯨井隆正)