前列左からケンドーコバヤシ、ハリウッドザコシショウ。後列左から一鬼のこ、ゆでたまご・嶋田隆司先生。写真全体はキン肉アタルが結成した超人血盟軍の「Ｖの陣形」を参考に
「週プレＮＥＷＳ」で大人気連載中の『キン肉マン』がシリーズ累計７５００万部を突破！ また７月２９日金曜日は“キン肉マンの日”が到来！ まさに『キン肉マン』がこの夏、キテいるのだ！
そんなメモリアルな“肉の夏”にふさわしい、前代未聞の企画が実現！ ７月２５日発売の『週刊プレイボーイ』３２号の袋とじ８ページに掲載されている、そのタイトルはなんと「キン縛マン」！
キン肉マン大好き芸人として知られるケンドーコバヤシとハリウッドザコシショウがキン肉マンやバッファローマンなどに扮し、作品中の必殺技の数々を緊縛されることで完全再現！ しかもＣＧはいっさい使わず、生身のカラダを数百本ものロープで限界ギリギリに緊縛。鮮やかに宙を飛び、舞い、そしてフィニッシュする！
この企画に発案・プロデュース・制作として関わってくれたのが、海外でも活躍しカリスマ的人気誇る緊縛師・一鬼のこ（はじめ・きのこ）。そのオファー実現についてキン肉マンの現・担当編集が語る。
「元々、一鬼のこさんは『キン肉マン』の大ファン。かねてからロープを使った『キン肉マン』の技の再現を試みており、それが実に素晴らしいので写真を原作担当のゆでたまご・嶋田先生に見せたところ、大喜び。そこからケンコバさん、ザコシさんを交（まじ）え、撮り下ろすことなったわけです」
週プレ本誌で再現したのは、キン肉バスター、クロス・ボンバー、阿修羅火玉弾（アシュラかぎょくだん）、Ｖの陣形の４つ。どれもファンの間で特に人気の高い必殺技だ。
「どの技をやるかは一鬼のこさんと私で話し合い、ゆでたまご先生に許諾をいただきました。衣装は段ボールやガムテープなどチープな材料を使用。生身の感じを出すため、あえてチープにしたいという一鬼のこさんからのご提案でした。いやぁ、実にいい味が出てます！」（担当編集）
撮影は天井の高い特別なスタジオで朝８時から２２時までの計１４時間！ 編集スタッフの想像をはるかに上回る激しさだったとか。
「まさか緊縛がこんなに奥深いとは思ってなかったです。身体の各パーツの位置と負荷を計算し、丁寧に縛りつけ、さらにそのまま身体を宙に浮かせ、腕の角度から足のつま先の位置まで忠実に技を再現する。それらを瞬時にやるんですからとにかく驚きです。ただでさえ複雑なのに、一歩間違えたら大惨事。撮影中、余計な言葉を発せないほど緊張感が張りつめてましたね」（担当編集）
必見の『キン縛マン』メイキング動画公開！
「キン肉バスター」の後、倒れこむケンコバ氏、ザコシ氏。まさに、壮絶な撮影だった
中でも圧巻なのはキン肉バスターのカット。キン肉マンとバッファローマンが体中、ロープでがんじがらめになったまま、空中で生身と生身を絶妙に絡ませ、必殺技を３次元で完全再現！
「とにかく壮絶でした。ケンコバさんもザコシさんもお笑い番組で見せる楽しげな様子は皆無。苦しさのあまり、ずっと唸（うな）り声を発しているんです。あれは一歩間違えたら本当に事故になっていたかも。今思い出しても、撮影中の激しさには身震いがします」（担当編集）
撮影終了後は、嶋田先生が来訪。それぞれのカットを見て、感嘆したとか。
「とても喜んでいただいて、会心の笑顔を浮かべておられました。それを見て、ケンコバさん、ザコシさん、一鬼のこさん、そして全スタッフが本当にホッとしてすべてが報われたというか。まさに今回は関係者たちによる“キン肉マン・愛”のつまった撮影になったと思いますね。同時に、それだけ大勢の男たちを本気にさせる作品の凄さを改めて実感した撮影でもありました」（担当編集）
袋とじグラビアには撮影中の密着完全ドキュメントや、嶋田先生、ケンコバ氏＆ザコシ氏によるスペシャルインタビューも掲載。そちらも必見の内容となっている。
そして、キン肉マンの単行本は最新刊５５巻、５６巻が７月４日、８月４日と２ヵ月連続発売！ とどまるところを知らず、盛り上がり続けるキン肉マンワールド。置いてけぼりを食らわぬよう、ついていくしかない！
●１０時間超に及んだ撮影のメイキング動画。ケンコバ＆ザコシ、ゆでたまご・嶋田先生のスペシャルコメントも必見！ https://youtu.be/KXTA3YJgpdk
■『キン肉マン』シリーズ累計７５００万部突破記念５５巻（好評発売中）＆５６巻（８月４日発売）２ヵ月連続刊行！ この他にも筋肉アイドル・才木玲佳ちゃんとのコラボ動画や３Ｄプリントフィギュアプレゼントなど記念企画盛りだくさん！ 特設サイトもチェック http://www.s-manga.net/kinnikuman/
★毎週月曜日「週プレＮＥＷＳ」にて『キン肉マン』連載が無料配信中！ → http://wpb.shueisha.co.jp/2016/07/25/8000/
（取材・文／大野智己 撮影／関純一）