ノンノモデルで女優の馬場ふみかちゃんが初の主演を務める、映画『黒い暴動♥』が7月30日(土)から全国で公開される。
石川県の片田舎、内灘町(うちなだまち)でガングロギャルとして青春を謳歌(おうか)する女子高生たちと、アラサー女子になった彼女たちの現在を交錯させて描いた本作品。その撮影裏話を、ふみかちゃんに語ってもらった!
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―ガングロギャル姿もかわいいです!!
馬場 ガングロメイク頑張りました! 強くなったというか、武装している感覚がありましたね(笑)。劇中に出てくる女子高生たちは最初、ネガティブなセリフが多い…というか、そればかりなんですけど、ギャルになってからはみんな少しずつ明るくなっていくというストーリーです。
―ネガティブだった女子高生が、なぜガングロギャルに?
馬場 同じ高校の今井華ちゃん演じるギャルの先輩に出会ったことがきっかけで、ガングロギャルユニットに入るんです。私が演じる主人公の美羽は、後々そのユニットのリーダーになって、最後は舞台のセンターで踊ります。パラパラは踊ったことがなかったんですけど、すごく独特で楽しく踊れました。
―今回の撮影、“変身”するときがなかなか大変だったとか……。
馬場 ガングロメイクは大変でした! 顔だけじゃなくて全身も黒く塗ったので、メイクだけで1時間以上かかるんです。「毛穴まで黒くなった!」という感じ(笑)。しかも、ガングロメイクを落として、もとに戻る時もまた1時間くらいかかるんです。普通のボディソープで洗っても全部落ちないので、毎回クレンジングオイルなども使っていました。すごくお肌に負担がかかりましたね(笑)。
1日でガングロの時とそうじゃない時のシーンを両方撮ることもあるので、1時間かけてメイクをして、撮影したらすぐにお風呂に入って全部落として。それから夜中まで撮影をして、終わってすぐに寝て、早起きしてまたガングロメイクをして撮影…と、かなりハードなスケジュールでした。
ギャルをやり続けるには相当な覚悟が必要
―現役ギャルユニット、BLACK DIAMOND(ブラックダイアモンド)のメンバーも登場します。
馬場 皆さんとにかく派手で、本物は迫力がすごかったです。髪をブリーチしていろんな色を入れて、中にはヤマンバメイクの人もいました。ロケ地の内灘に着いてすぐに、「焼かないとヤバイ!」って日焼けサロンを探していたのはさすがでした(笑)。
撮影中、長~いつけ爪がはがれて、血が出ちゃった人もいて、ギャルをやり続けるには相当な覚悟が必要なんだということを実感しました…。ちなみに、ブラックダイアモンドの皆さんには、渋谷の『ガングロカフェ』に行くと会えます。外国人観光客にも人気みたいです!
―そんなギャル時代を経てアラサーになった主人公も同時に演じています。
馬場 美羽がアラサー女子に成長した現在のシーンでは、うまくいかない日常がリアルに描かれているので、『同世代の女性に共感してもらえたら』と考えながら演じました。映画では大人になった美羽たちが、ガングロギャルとして青春を過ごした地元に帰り、いろんな人たちとのふれあいを通じて「新しい一歩」を踏み出していきます。
そんな主人公たちの姿を見て、「自分も頑張ろう!」と思う前向きなエネルギーを受け取ってもらえたらすごく嬉しいです。
■『黒い暴動♥』 監督・脚本・原案:宇賀那健一 出演:馬場ふみか、柳英里紗、平松可奈子、今井華/間宮祥太朗 ほか(7月30日(土)より、新宿シネマカリテほか全国ロードショー)配給: SPOTTED PRODUCTIONS 詳細は『黒い暴動♥』公式サイトで!
●馬場ふみか(BABA FUMIKA) 1995年6月21日生まれ 新潟県出身 身長167cm 血液型=AB型 『non-no』専属モデルとして活動するほか、映画、ドラマなど女優としても活躍中
★馬場ふみかちゃんが表紙&巻頭グラビアの『週刊プレイボーイ』32号(7月25日発売)もチェック!