“この夏、一番輝くアイドル”を決める「ナツ☆イチッ!オーディション」が開催された “この夏、一番輝くアイドル”を決める「ナツ☆イチッ!オーディション」が開催された

「週刊プレイボーイ」と「東京アイドルフェスティバル(TIF)」による公式ガイドブック『ナツ☆イチッ!』。

その目玉企画として、“この夏、一番輝くアイドル”を決める「ナツ☆イチッ!オーディション」を開催。

約300人のアイドルたちが応募した1次審査から始まり、ファイナリスト6名による握手会イベントやShow Roomでの特別番組配信など、週プレNEWSでもこの熱きオーディションの状況を追っかけてきた。

そしてついに8月7日、東京・お台場で行なわれた「東京アイドルフェスティバル2016」にて「週刊プレイボーイpresents“ナツ☆イチッ!オーディション”ステージ」本番。そこで今回は、“ナツ☆イチ!クイーン”が決定するこのイベントを徹底リポート!

時刻は15時半、TIFの各ステージではアイドルファンたちの熱気も最高潮な頃。フジテレビ湾岸スタジオ屋内「DOLL FACTORY」ステージに、MCを務めるお笑い芸人のユリオカ超特Q氏と初代「グラバカ!クイーン」の南千紗登(アイドルカレッジ)ちゃんが登場。

MCのふたりが「50周年を迎えた週刊プレイボーイと東京アイドルフェスティバル2016がタッグを組んだコラボ企画第2弾! “ナツ☆イチッ!オーディション”がスタートいたしますー!!」と叫ぶと、集まった約400人のアイドルファンたちも「おおおっ?!」と声を張り上げ、会場のテンションが高まっていく。

「この“ナツ☆イチッ!オーディション”は、TIFと週プレがコラボした公式ブック『ナツ☆イチッ!』に掲載されたグラビア編を見て投票されましたポイントと、TIFが誇るライブ編を体感して投票してもらうポイントの合計で争うオーディションでございます!」とユリオカ氏がまず説明。

続いて、千紗登ちゃんが「グラビア編の投票は本日14時半までとなっていましたので、残すはこのステージで行なわれるライブ編のみになっています! なお、一番ポイントを獲得したアイドルには! “ナツ☆イチッ!クイーン”の称号が与えられまーす! いぇーい!」とさらに盛り上げる。

いよいよ、ライブ編がスタート!

いよいよ、ファイナリストの6名のアピールとパフォーマンス。ファイナリストが所属するグループが“魂の1曲”を披露するライブ編がスタート!

トップバッターは、少女交響曲(ガールズシンフォニー)のリーダー、朝日花奈。今年結成されたばかりの7人組で、「まだまだ未熟なところやちょっと素人っぽいところもありますが、常に上を目指してもっともっと頑張っていきたいと思います!」とフレッシュさをアピールした。

選んだ曲は、デビューシングルのカップリング曲『嘘つきなボクたちは』。どこか初々しさを感じる振り付けで、淡いブルーのワンピースがふわりと揺れる。ピアノの旋律が響く、爽やかな1曲だ。普段から笑顔いっぱいの朝日だが、ライブ中もその笑顔をたやすことはなかった。歌い終わってから「1番目だからって忘れないでくださいよー!」とかわいい捨て台詞を残した!

2番手はpalet(パレット)の緑担当、一ノ瀬りと。いつもとは違う髪型のポニーテールで気合いも充分。グループの説明だけでなく、体が柔らかい特技をアピールするため前後開脚を披露し、会場を「フォッフォー!」と沸かせた。その勇姿が見えない後列のアイドルファンも「うおおー」と興奮を抑えきれない。

勝負曲は最新シングルの『Over The Rainbow』。勢いのあるロックチューンに、キレッキレのダンスで完成度の高さを見せつける。グリーンのミニドレス衣装を身につけた一ノ瀬のほか、赤や青などメンバー6人それぞれの担当カラーで会場を染めあげた!

3番手はフィロソフィーのダンス、リーダーの奥津マリリ。結成2年目の4人組だ。「“マリチチ”って騒いでくれた皆さん、本当にありがとうございます! それでは、せーので“マリチチ”って叫んでもらいたいと思います! せーの!」と奥津が声をかけると、会場中が「マリチチー!」と叫び、ライブ前から妙な一体感が生まれる。

そしてグループの代表曲『すききらいアンチノミー』を披露。アイドルソングとしては珍しい、ちょっと大人なダンスナンバーを歌い上げた。シンガーソングライターとしても活動する奥津らの歌唱力を活かした曲で、ボーカルグループのようなハイクオリティ。“マリチチ”の面白さとライブのかっこ良さのギャップがたまらない!

4番手は、ピンクベイビーズ櫻井優衣。あのピンク・レディーの曲を歌い継ぐ、10人組アイドルグループが登場!「今日は夏らしい曲を準備してきました。振り付けが新しくなっているので、かわいい踊りに注目してください!」と、歌った曲は『渚のシンドバッド』。

誰もが知る名曲ということもあり、会場全体がステージに持っていかれる。サビのお馴染みのフリを取り入れながら新しくアレンジされ、キュートでセクシーな仕上がり。とびっきりの笑顔が似合う櫻井だが、真剣な表情になり深々とお辞儀をする姿が印象的だった!

運命の投票が始まる!

5番手に登場したのは、北陸の“青い彗星”がキャッチフレーズの“あおにゃん”こと空野青空。唯一のソロ参戦にもかかわらず、堂々たる自己アピールで会場を巻き込むパワーが半端ない。「会場に起こしの皆さん! こーんにーちにゃん? はい!」と言うと、「こーんにーちにゃん!」と応えるファンたち。

「オタクという名の戦士たちに、愛と癒しを届けるため、今日も1日がんばります!」と宣言し、勝負曲『キラキラアオゾラ』がスタート。白い羽が生えた“あおにゃん”天使がステージ上をふわりと舞う。「にゃんにゃん?」「まだまだ行くよ?」と盛り上げながら、心から楽しんでいるような清々しい表情だった!

そして最後は、ぷちぱすぽ☆でセンターを務める八木ひなた。PASPPO☆の妹グループで、黒髪日本を担当する八木は右頬に日の丸を掲げて参戦だ! 「歌もダンスもまだまだだけど笑顔はたぶんー?」「金メダル!」――15歳の若さいっぱいで、前のめりに一生懸命アピールする姿がファンの心をぎゅっと掴んだ。

メンバー5人が歌った勝負曲は『サムライガール』。運動会の定番ソングをミックスした、最高に盛り上がる1曲だ。歌いながら、メンバーからメンバーへバトンを渡していく振り付けも面白く、チームワークの良さが伝わる。曲の途中で三三七拍子をするところもあり、会場の一体感はプラスポイントだ!

6組すべてのライブが終了し、ユリオカ氏&南千紗登ちゃんが再び登場。会場にはファイナリスト6名それぞれの投票ボックスが用意され、ライブ投票がスタート。会場に集まった約400名に1枚ずつ配られた投票コインを握りしめ、投票ボックスに重き1票を入れていく。

投票中に6名のファイナリストが登場し、パフォーマンスを終えた感想をひと言。「風邪引いちゃって声カッスカスだったんですけど、パフォーマンスはなんとか乗り切れたと思います」という朝日に対し、ユリオカ氏は「天龍に比べたら全然カッスカスじゃないよ!」とツッコミ。一ノ瀬は「緊張したんですけど、自分にできることはできたんじゃないかな」とやりきった表情で、奥津は「一番大人なのに“マリチチ”ってふざけちゃったのを後悔してます」と苦笑い。

「めっちゃドキドキでどうしようと思って。おニューになった振り付けが初披露だったんです」とドキドキが止まらない櫻井、「このようなステキな戦場でステキな戦士の皆さまと出撃することができて嬉しかったです」とニコニコの空野、八木は「本番は全力でパフォーマンスできたから悔いはないです」と言い切った。

集計タイム中は「グラバカ!クイーン」南千紗登率いる、アイドルカレッジのステージパフォーマンスも。いつもとは違う緊張感の中、2曲を歌い終えたタイミングで、集計も終了した。

ついに“ナツ☆イチッ!クイーン”が発表!

MCのふたりとファイナリスト6名がステージに再登場し、いよいよ、“ナツ☆イチッ!クイーン”がユリオカ氏から発表される…!

「最も獲得ポイントの多かった初代 “ナツ☆イチッ!クイーン”は……」

ドラムロールが鳴り響き、ピタッと止まると……、

「フィロソフィーのダンス、奥津マリリさんでーす! おめでとうございます!」

その発表を聞き、信じられないという表情で口を抑える奥津。目を見開いて「ほんとにビックリしましたし、こんなにみんなが“マリチチ”を応援してくれてるなんて思いませんでした。ほんとにありがとうございまーす!」と感謝の気持ちを叫ぶと、優勝トロフィーが渡され、この日1番の笑顔でガッツポーズ。

「絶対にないと思ってました。始まったばかりで、まだ全然知名度もないグループなので…。ほんとにありがとう! チチ出してよかった(笑)!」

* * *

「東京アイドルフェスティバル2016」に向けてお伝えしてきた『ナツ☆イチッ!』キャンペーン。奥津マリリが“この夏1番輝くアイドル”となったが、ステージ裏では泣いているファイナリストたちの姿も。他のメンバーたちに慰められるも、悔し涙が止まらない…。

リオ五輪も甲子園も開幕し、早くも熱い戦いで盛り上がるが、その裏で彼女たち若きアイドルたちの繰り広げる汗と涙のドラマもここにあった!

というわけで、早速、イベント後、初代「ナツ☆イチッ!クイーン」に輝いた奥津マリリに独占インタビュー。“この夏、一番輝くアイドル”になった心境を直撃したので、そちらは明日配信予定!

(取材・文/釣本知子 撮影/武田敏将)