ゴシップネタが大好きだという(左)矢作兼と(右)小木博明 

飄々としたスタイルで、気づけば10周年を迎えたおぎやはぎのラジオ『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』。

何を考えてラジオに向かうのか? また昨今、放送中の発言が炎上することについて、どう思っているのか? 前編記事(「10年で矢作のしゃべりが聞きやすくなった(笑)」)に続き、彼らの声を大公開!

* * *

―おふたりは週プレに出るようなアイドルと共演されることも多いですが、どんな感じで接しているんですか?

矢作 ちょっとはイジメてあげるというのはありますかね。そのほうが向こうはかわいく見えるから。

―そういうことをしても、ファンから叩(たた)かれないのは?

小木 僕らがアイドルを好きじゃないからでしょうね。山ちゃん(山里亮太)とかと違って、ファンからしても俺らノー眼中なんですよ。

矢作 手を出しそうという不安がないじゃないですか。

―そこはもう誓って手を出さないですか?

矢作 まったく興味ないし。

小木 本当に。全然いいと思わない(笑)。

矢作 口説こうなんて意識は0です! ゼロ!

カッコいいというのを常に意識しながら生きてる

―でも、おふたりは女性からモテるイメージがあります。

矢作 モテる人はアイドルなんていかない(笑)。

小木 モテないヤツがいくんだろうな(笑)。うん、そういう気がする。

矢作 まあだからといって、俺たちがすごい美人な女優にいくわけでもないけど(笑)。

―おふたりはいつもスマートというか、昔のとんねるずさんのような雰囲気を感じるのですが?

矢作 それはダサいことをしないからでしょうね。小木なんかすべてを俯瞰(ふかん)で見てる(笑)。こうしているとカッコいいというのを常に意識しながら生きてる(笑)。

小木 よく家族を使ってますね。青山とか表参道を奥さんと手をつないで歩いたりとか。まあ、イメージ作りですね。

―矢作さん、そのへんは?

矢作 ラジオをやるときもそうだけど、粋じゃないことはしない。ダサいことはしないんだよな。

―最近はラジオでの発言が、よくネットニュースになってますが、それについては?

小木 怖いんですよ。ネットニュースになると、本人の耳に入るから何もしゃべれなくなっちゃう。話すのをやめようと思ったこともある。

矢作 なんでもかんでも記事になっちゃうからなぁ。

小木 記事になるのは恥ずかしいよね。俺、こんな若いコに対して、何すごい強めに言ってんだよって。そういうふうに切り取られるし。

俺たちにメッセージ性は一切ない!

―よく「おぎやはぎ、○○に苦言」と書かれてますね。

矢作 苦言は呈してないんですよ。コソコソ楽屋で話す感じで言っているだけで、俺たちにメッセージ性は一切ない。芸能界を斬ってるとか、ご意見番といわれるのは一番恥ずかしいことだから(笑)。

小木 イヤだねー。困ってるんですよ。

―でも、そういうゴシップは好きですよね?

小木 大好きなんです! だから困ってるんです。

矢作 好きなのに言えなくなっちゃうでしょ。まあ俺たちが年を取ってきたんだよな。20代だったら記事にならなかったけど、ちょっとだけ影響力が出てきちゃったのかもな。これって、俺たちの話を聴くのに1000円かかる怪しいサイトを始めて、そこで言ったとしても記事になるのかな?

小木 なるだろうね。

矢作 絶対に記事にならない方法を考えたいよね。前はライブとかなんでも言ってよかったんだよ。放送禁止用語とか言ってもいい。でも今だと記事になっちゃうでしょ?

小木 大ごとになっちゃいそうだよね。まあ記事にならない方法を考えついたら、楽しい放送になるんだろうなー。

矢作 もう暗号で言うしかないな。リスナーにしかわからない言葉を作って、芸能人の名前を出すときはその言葉を使うとか(笑)。

(取材・文/関根弘康 写真/髙橋定敬)

◆このインタビュー全文は『週刊プレイボーイ』32号「おぎやはぎ 誌上“限定”ラジオトーク」にてお読みいただけます!

●小木博明(Ogi Hiroaki)1971年年8月16日生まれ、東京都出身。血液型=B型。嫁は森山良子の娘。最近は夫婦で謎のスピリチュアル体験にハマり、リスナーから心配されている

●矢作兼(Yahagi Ken)1971年9月11日生まれ、東京都出身。血液型=A型。独身貴族。番組内でよく“お姉ちゃん”の話をするが、本物の姉か、いわゆる彼女なのか、わかりづらい