着物姿で登場した深田恭子に会場からは大歓声が

俳優の佐々木蔵之介と女優の深田恭子が6日、映画『超高速!参勤交代 リターンズ』のPRイベントに登壇した。

今作は『超高速!参勤交代』(2014年)の続編。前作は湯長谷(ゆながや)藩(現在の福島県いわき市)のたった7人のメンバーが、幕府から突然命じられた参勤交代に知恵と工夫で挑むコメディ劇としてヒット。それを受け、本作では湯長谷へ戻る道中、さらなるピンチに見舞われた彼らの奮闘をユニークなタッチで描く。

旅籠(はたご)の飯盛り女から藩主の側室となったお咲役の深田はこの日、「ちょっと秋っぽくしてみました」と華やかなモミジをあしらったピンクの着物姿で登場。写真集やインスタグラムで見せる水着姿が話題だが、この装いに佐々木も「着物姿は1年ぶり。ますます輝きがある姫(深田)にお会いして、嬉しい」と絶賛。

続けて、「着物が本当にお似合い。『女性のどういう服装が好き?』と聞かれたら、最近は着物、着物と書いています。それは姫のおかげです」とべた褒め。

さらにイベントでは、十五夜(9月15日[木])が近いことと、映画名の「超高速」にかけて、奈良の団子屋・中谷堂の職人たちが超高速の餅つきを披露することに。

これには佐々木も「無理やりですね。月見団子と餅は違うような気がしますけど」と冷静にツッコみつつ、「そこはねじ伏せてやりましょう」と苦笑い。深田も「お餅つきが大好きで年末にご近所の家でついたりするので、プロのお餅つきを見られるのは感動です」と、こちらも月見とは関係ない時期違いの“年末”エピソードを挟み、喜んだ。

いざ、実演が始まると、3人の職人による“同時餅つき”や“高速餅つき”に驚嘆するふたり。長年、磨かれた職人技に「想像をはるかに超えた餅つきで圧巻でした」(深田)と、衝撃を受けた様子だった。

「とても貴重な経験」をした深田

あまりに速い餅つきに、目を丸くして驚く深田と唖然とする佐々木

その後、「マイク、持ちますよ」と自然な気遣いを見せる深田に見守られ、佐々木も餅つきに参加。途中、「いつ終わり! いつ終わるの!?」と悲鳴を上げつつも、無事、役目を果たすと「(相手の餅をこねる)手が怖かったです」とホッとした表情で笑顔に。

深田も楽しげに“あ~ん”

そして、餅つきで汗をかき「いいビールが飲めそう」と満足気な佐々木に、深田がお餅を食べさせてくれるというご褒美まで…。

「今まで食べたお餅の中で一番美味しい。深田恭子さんが食べさせてくれるんですよ」と佐々木が感激する一方、笑顔を見せながら“あ~ん”した深田は「(結婚式で)ファーストバイトもしたことがないのに、お餅でなんてとても貴重な経験」とこちらも満足げに振り返った。

(取材・文/鯨井隆正)