9月9日から全世界20ヵ国でNo.1を記録した超大作映画『キング・オブ・エジプト』が公開。
この映画は古代エジプトを舞台に、お調子者の盗賊・ベックと天空の神・ホルスが、世界に混沌をもたらした砂漠の神・セトから“神の眼”を取り戻すために協力して困難に立ち向かう姿を描くアクションアドベンチャー大作だ。
その日本語吹き替え版でベックの恋人・ザヤ役を演じるのが、女優・永野芽郁(ながの・めい)ちゃん。
『カルピスウォーター』や『アイシティ』のCM、そして現在放送中のドラマ『こえ恋』でも主演を務めるなど大活躍。この夏、最もキラキラ輝いた若手女優のひとりだ。
そんな永野芽郁ちゃんを直撃、映画はもちろん、気になるプライベートについても聞いた!
* * *
―今回、声優に初挑戦ということですが、率直な感想は?
永野 正直、難しかったです…。自分は動いてないのに、映像の中では距離感によって表情や息遣いを変えなれければならなかったですし。それに場面に合わせて自分の声だけで演じていかなければいけないっていうのは初めての経験だったので、今回は全体的にかなり鍛えられたと感じています。女優の演技とは全然違いました。
―作品を最初に観た時はどんな感想を持ちました?
永野 冒頭部分はちょっと難しいお話なのかなって思っていたのですが、実際に観てみると自分が映画の中に入って、アトラクションに乗っているような感覚がすごかったんです。観終わった後はスッキリしました! それに泣ける部分もあったので、すごく楽しめる作品でしたね。
―今回、声優を担当したザヤについてはどう捉えました?
永野 最初はとにかくセクシーだなって。だから、そこに自分のこのよくわからない声が入っちゃって大丈夫かなって思いましたね。
―実際、演じてみて気づきがあったり?
永野 自分の中でザヤをイメージしつつ、英語で聞いた内容を日本語に変えるっていうことがかなり難しかったです。あと、ザヤはベックの彼女なのに、彼に対してちょっとお母さんぽいところがあったりして、そういう性格も意識して演じました。
街中で全然気づかれないんです
―ちなみに、ザヤはベックと付き合っているじゃないですか。自分的にはお調子者のベックと男っぽいオラオラ系のホルス、どっちが好き?
永野 う~~ん、ベック…ですかねぇ。でも、ホルスもいいんですよねぇ。ただ、付き合うってことを考えたら、やっぱりベックが一緒にいて楽しそうだなって思います。いつも自分のことを助けに来てくれますし。
―じゃあ、ベックは理想のタイプに近かったり?
永野 一応、理想のタイプは無口な人なんです。ただ、実際に付き合って楽しいのは、きっとベックみたいな人なんだろうなって思いますけど。
―もし、ベックみたいな彼氏ができたとしたら、どんなことがしたいですか?
永野 遊園地行きたいです!! ずっと一緒にジェットコースター乗っていたいです!!
―絶叫マシンとか大丈夫なタイプ?
永野 実は大丈夫じゃないんです! 大丈夫じゃないのですがベックとなら乗れる気がします!! 一緒にキャーって言って楽しんでくれそうですし。最悪、ジェットコースター止めてくれそうですしね!
―それ、ダメじゃないですか(笑)。そんな芽郁ちゃんは今年、CMにドラマに大活躍。もう、街中を歩いているとかなり気づかれちゃったりするのでは?
永野 全然気づかれないんです。この前も花火大会に浴衣で行ったのですが、浴衣って眼鏡もしないですしマスクもしない、何もないじゃないですか。それにメイクもガッツリしていったのですが、全然気づかれませんでした(笑)。
―へぇ、なんか意外です! 『カルピスウォーター』とか『アイシティ』のCMとかTVで見る機会も増えたはずですが、学校の友達からの反応とかは?
永野 見たよー、と言ってもらえたりします。あとは、セリフを言わされたりもしますね。この前も友達が横でごそごそし始めて、何するのかな?って思っていたら、私のほうを見ながら真顔でカルピスを飲みながら「もぉ、待ったよー」って。とりあえず、「お待たせ」って言っておきました(笑)。
理想の告白は、校庭のど真ん中で…
―リアルCM! 羨ましい!! この夏の『アイシティ』のCMあたりでロングヘアからショートカットにしましたよね。周りからの評判は?
永野 ショートのほうがいいって言われます! ロングとどっちがいいですか!?
―個人的にですけど、ショートです!
永野 うあぁーーー! もう、ロングにできないーーー!! みんな、ショートがいいって言ってくれるんですよねぇ。
―永野さんが持っている、透明感とショートがすごく合っていると思います。
永野 おー! ありがとうございます!! じゃあ、これからはずっとショートでいるかもですね。
―でも、ホントこんなに透明感があって可愛いコが学校にいたら、周りのみんなは永野さんのことを好きになっちゃっているんじゃないかと…。
永野 それは違うと思います! だって、今こうやってここにいる時も素敵なお洋服とヘアメイクをしてもらっているから、いい感じになっているだけなんです。
―いやいや。だって、学校で告白されたりもするでしょ?
永野 たまに…。でも、そんなにあらたまって告白みたいのはないですね。なんかこう「好きです!」みたいなのは。
―そうなんですね。では、どんな感じで。
永野 LINEとか、友達から回ってくるとか。だから全部聞かなかったことにしてスルーしています(笑)。
―じゃあ、永野さんに振り向いてもらえるための理想の告白シチュエーションってあります?
永野 実際にやられたら絶対イヤなのですが、1回やってほしいのは、校庭のど真ん中で叫んでほしいです。「好きだ―!」って(照)。でも、やられたら絶対引いちゃうんですけどね(笑)。
―あ、キュンとならないんだ(笑)。
永野 はい、でも1回経験してみたいですね。どうなっちゃうんだろ!
(撮影/武田敏将)
■永野芽郁(ながの・めい) 1999年9月24日生まれ。AB型。東京都出身。趣味=写真を撮ること、ギター、ランニング ○ドラマ『こえ恋』(テレビ東京ほか毎週金曜深夜24:52~)出演中。『Seventeen』専属モデルとしても活躍中。
●映画『キング・オブ・エジプト』は9月9日より全国拡大ロードショー。詳しくはオフィシャルサイトにて http://gaga.ne.jp/egypt/