その圧倒的なスタイルから、「新グラビア女王」とも呼ばれている片山萌美が、初写真集『人魚』(集英社)の発売を記念して『週刊プレイボーイ』39・40合併号の表紙グラビアを飾った。
実は、片山のグラビアデビューは週プレ誌上で、初登場はちょうど2年前の9月だった。「その記念すべき節目に、これまでの集大成となる写真集を出せるなんて、感謝しかありません」と語る。
今回の撮影は沖縄・石垣島ロケ。片山にとってこちらも初の南国ロケとなり、『人魚』という写真集のタイトルは、このロケの思い出がきっかけになったという。
「写真集のテーマが最初、片山とふたりで行く旅行みたいな感じだったんです。それが石垣島に着いたら、地元に人魚伝説があるって話を聞いて。昔、漁師の網にかかった人魚が大津波から村人を救ったって言い伝えがあるんです。
で、その話を聞いてたら、自分が子供の頃、人魚になりたかったことを思い出したんですよ。水の中をスイスイ泳ぎ回れるのは楽しそうだと思ったんで。
それに大好きな人のために、人間に生まれ変わるっていうのもロマンチックじゃないですか…って、そんな話をしていたら編集さんから『人魚でいこう』って言われたんです」
写真集には幻想的な雰囲気のカットも多く、本物の人魚のように見える瞬間すらある。
「そう見えたら成功っていうか。しかもその写真って、人魚が人間に生まれ変わろうとしているように見えるし、逆に人魚に戻ろうとしているふうにも見えるし。いろんな想像ができて面白いんですよね。
あ、そうだ、人間に生まれ変わるっていえば、私、最初のグラビアの時、『ポニョ』みたいって言われたんですよ。それが今回は『人魚』って。なんだか自分も成長したんだなぁって思いますね(笑)」
グラビアだけでなく、女優としても活躍の幅を広げる彼女。演技のためなら「脱ぐ覚悟はあります」と言い切るインタビューの全文&グラビアは『週刊プレイボーイ』39・40合併号に掲載。ぜひご覧いただきたい。
(取材・文/大野智己 撮影/唐木貴央)