ファースト写真集『人魚』(集英社)がついに発売! 女優・片山萌美が『週刊プレイボーイ』39・40合併号の表紙グラビアに登場。グラビア愛と女優魂を語る!
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―ついにファースト写真集『人魚』が発売! 今の心境はいかがです?
片山 うれしすぎます! 私、週プレさんでグラビアデビューさせていただいて、この9月でちょうど2年なんです。その記念すべき節目に、これまでの集大成となる写真集を出せるなんて、感謝しかありません。
―今回、沖縄・石垣島で撮ったそうですけど、今まで週プレで南国ロケってなかったんですよね。
片山 そうなんですよ。高原とか北海道とか涼しい所ばかりで(笑)。今回は暖かい分、開放感もあったし、今までになく素で楽しんじゃいました!
―確かに、こんな笑顔の多い片山さん、見たことなかったですよね。それにしても『人魚』のタイトルはどこからつけたんですか?
片山 写真集のテーマが最初、片山とふたりで行く旅行みたいな感じだったんです。それが石垣島に着いたら、地元に人魚伝説があるって話を聞いて。
―へ~、そんなのがあるの?
片山 昔、漁師の網にかかった人魚が大津波から村人を救ったって言い伝えがあるんです。で、その話を聞いてたら、自分が子供の頃、人魚になりたかったことを思い出したんですよ。
―人魚に、ですか?
片山 そう。水の中をスイスイ泳ぎ回れるのは楽しそうだと思ったんで。それに大好きな人のために、人間に生まれ変わるっていうのもロマンチックじゃないですか……って、そんな話をしていたら編集さんから「人魚でいこう」って言われたんです。
―なるほど。片山さんも今、女優として仕事の幅を広げつつあるし、「生まれ変わる」ってところとイメージ重なりますね。ちなみに、写真集で好きなカットはある?
片山 洞窟のカットですね。お願いして写真集に入れてもらったのでぜひ見てほしいです。幻想的なんです。
―確かに片山さんが本物の人魚に見えてきましたよ。
片山 うふふふ。そう見えたら成功っていうか。しかもその写真って、人魚が人間に生まれ変わろうとしているように見えるし、逆に人魚に戻ろうとしているふうにも見えるし。いろんな想像ができて面白いんですよね。あ、そうだ、人間に生まれ変わるっていえば、私、最初のグラビアのとき「ポニョ」みたいって言われたんですよ。
―あははは。この屈託のない笑顔は確かにポニョっぽかったかも。
片山 それが今回は「人魚」って。なんだか自分も成長したんだなぁって思いますね(笑)。
セクシーな役を極めてやる!って…
ところで今回の写真集、これまで以上に露出が激しいですよね。手ブラもあるし、先に出た写真集の広告もヌードっぽかったけど、周りの反応はどうでした?
片山 ヌードっぽく見えるだけでヌードじゃないです!(笑) ファンの方や仕事関係の方々からは「頑張ったね」って言っていただきました。「もしかして…」ってビックリされた方もいましたけど。
―先ほど言ってたけど今回は「集大成」でしょ。しかもここまでやるってことは何か相当な覚悟があったのかなって深読みする人もいると思うんだけど。
片山 深読みってどんな?
―え~と、例えば…今回でグラビアを卒業!みたいな。特に片山さんは今、女優として急激に注目を集めているから、卒業するとしても決して不思議ではないというか。
片山 うふふふ。そんなふうに思います?
―えっ、えっ、ま、まさか!?
片山 いやいや、そんなことはないですよ。グラビアは大好きなお仕事ですし、やめるつもりはないです。現時点でやれることをやっただけで。
―あ~、よかった(ホッ)。
片山 でも女優ってそういう仕事じゃないですか。キスしたり、脱いだりとか普通にあるし。
―そう言われればそうだけど。ってことは、場合によってフルヌードになるのも平気?
片山 はい(あっさり)。いい作品に出会えれば脱ぐ覚悟はあります。
―おーっ! 女優魂全開ですね。最近、充実感のある表情をしてるのも納得というか。
片山 初めてのところからお仕事をいただくようになったり、オーディションに受かったり。今、女優として少しずつ認めてもらいつつあるのかなって感じがします。
―そんな中、初主演の舞台も決まったとか(11月上演の『悲しき天使』)。どんな話なの?
片山 今回は大阪の遊郭が舞台のラブストーリーで、私は主人公の娼婦を演じます。これから稽古が始まるんですけど、まだ大阪弁が全然しゃべれなくて。今、めちゃくちゃ特訓中です。
―前に出演した映画『教科書にないッ!』の女教師もそうだったけど、セクシーな役が多いですよね。正直、「またか」みたいに思わない?
片山 まったく。グラビアを見て、オファーしていただくこともあるでしょうし。そこは気にならないです。それに2年間グラビアをやらせていただいたおかげで度胸はついたし、色気についてもたくさん考えたし。なんならセクシーな役を極めてやるってくらいの気持ちです!
―頼もしい! 最後に、これからやりたいことは?
片山 以前から言ってるんですけど悪役をやりたいです。意地悪したり、銃をぶっ放したり。現実ではできないことを思い切り表現してみたいです。それに女の悪役って、色気がないとつまらないですからね。そこも自分なりに頑張っていきたいです。これからも新しい自分をどんどん見せて、皆さんに喜んでもらえるように頑張っていきます。見守っていてくださいね!
●片山萌実(KATAYAMA MOEMI) 1990年10月1日生まれ、東京都出身。片山萌美のファーストにして、集大成となる写真集『人魚』(小社刊)がついに発売。発売イベントも9月19日(祝)15時から福家書店サブナード店で決定。萌美ちゃんも楽しみにしているので、皆さん、ぜひ来てくださいね!
(取材・文/大野智己 撮影/唐木貴央)