『ソウルイーター』を挙げる唯ちゃんは、原作だけでなくアニメも大好き 『ソウルイーター』を挙げる唯ちゃんは、原作だけでなくアニメも大好き

「神保町☆女子大生Cafe」第10回。現役女子大生(JD)たちが、旬で話題の流行りネタについて言いたい放題のから騒ぎしちゃいます!

今月17日、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治/集英社)の最終話を掲載した『週刊少年ジャンプ』42号とコミックス200巻が同時発売され、40年の歴史に幕を閉じました。

今月12日には「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録にも認定されています。

ジャンプの今週発売号に『こち亀』が載っていないと実感して、巷(ちまた)には“こち亀ロス”に嘆く読者がいまだ続出中です!

このように、国民に長く愛される漫画は今のJD世代にとってはなんなのか? 今回のテーマは「終わってほしくない漫画、終わってほしくなかった漫画は?」

JDたちに漫画に対する思い入れを深く語ってもらいましたよ~!

●『ちはやふる』(末次由紀/講談社) 「ちはやふるグッズをほぼ全部持っていたり、作者のサインも貰っているくらい好きな作品なので、終わることが考えられません。ずっと続いて欲しい作品です。あと、保存用と見る用で全ての巻を2冊ずつ持ってます(笑)。ちはやを凄く応援したくなるストーリーで毎回スカッとする内容が多く、本当に大好きです!」

●『ラブコン』(中原アヤ/集英社) 「小学校の頃から好きで、この漫画と一緒に育ってきたので、終わると聞いた時はものすごく泣きました。ただ、とても良い終わり方だったからよかった。ラブコンは2ヵ月に1回は全巻読み直していて、それでも毎回泣いてしまう巻があるくらい自分にはとても深く刺さるものがあります。主人公のりさちゃんにいつも感情移入してしまいます」(彩香ちゃん・明治大学1年・19歳)

●『ヒロイン失格』(幸田もも子/集英社) 「ただの少女漫画とは違って、ヒロインが変顔をするシーンも数多くあって、キュンキュンするだけじゃなくて笑ってしまいます。そんな素敵な漫画だったので、終わってほしくなかった。また、漫画のヒロインである・はとりだけでなく、親友の中島や、はとりが恋する幼馴染・利太、はとりに恋する・弘光くんなど、どのキャラクターも個性豊かで、面白かったです。実写映画の坂口健太郎と山﨑賢人がかっこよかった(笑)。漫画と同じで笑える映画でした」(玲香ちゃん・青山学院大学3年・21歳)

●『MAJOR』(満田拓也/小学館) 「MAJORファーストシーズンをもっと続けて欲しかった。私は高校野球が大好きで、小学生時代から吾郎君をずっと見てきました。メジャーを見てからより一層野球が好きになったので、完結してしまって本当に残念でした。一からグランドを作り、強豪の海堂に向かっていく聖秀高校ナインの姿が本当にかっこよかったです。やっぱり野球はいいなって思えた作品です」(由紀ちゃん・大妻女子大学2年・20歳)

意外に少年漫画が好き?

●『恋空』(原作:美嘉 作画:羽田伊吹/双葉社) 「ヒロインの彼氏役の子がガンで亡くなってしまったけど、その前にふたりがくっついて欲しかった…。もっと長く続いて、ずっと見ていたかったです。私も中高生の時に恋空みたいな恋愛してみたかったけど、まだピチピチの女子大生だし頑張ります!(笑)」(茜ちゃん・早稲田大学1年・19歳)

●『NARUTO』(岸本斉史/集英社) 「少年時代のナルトから応援し続けて15年間、ひたすらに何があっても諦めない姿に何度も救われました。この漫画と出会えてなかったら、頑張れなかったことが何度もあったと思います。ありがとうございました! ナルトとサスケの最後の闘いは忘れられません。まだまだナルトの諦めない姿を見ていたかったです」(彩香ちゃん・明治大学1年・19歳)

●『BLEACH』(久保帯人/集英社) 「連載当初から主人公のキャラが大好きで、かっこよくて個性あるキャラクターも魅力的でした! 連載期間が長いためか、主人公と共に成長してきたという感覚があって、終わった時には友人がひとりいなくなったような感覚でした」(菜々子ちゃん・青山学院大学1年・19歳)

●『銀魂』(空知英秋/集英社) 「銀さんと新八、神楽、定春のみんなでずっと万事屋を続けてほしい! 銀さんと月夜がいい感じだったからその後がすごく気になります。でもみんなの銀さんでいてほしいという気持ちもあって複雑……。ただ、以前銀魂の映画を彼氏と見に行ってその後すぐ別れてしまいました……こんなちょっと苦い思い出もあるけど、大好きな作品です!」(京佳ちゃん・国学院大学1年・19歳)

●『アオハライド』(咲坂伊緒/集英社) 「ヒロインの名前と私の名前が一緒だったから、自分と重ね合わせてモテる気持ちを味わいたかった(笑)。映画で馬淵を演じていた東出(昌大)さんは正直、全然馬渕っぽくないし、実写化しないほうがよかったかも…。昔から咲坂先生の漫画が好きで、『ストロボ・エッジ』とか短編集も持ってます。アオハライドは想像以上に面白くてキュンキュンできたから大好きな漫画です!」(美晴ちゃん・慶応義塾大学2年・20歳)

●『花より男子』(神尾葉子/集英社) 「花沢類が理想の王子様ですごくいい人なのに報われなくて、現実ではありえないと思います。私だったら花沢類にアタックされたら速攻付き合います! もし、もっと長く続いていたら、牧野と道明寺のその後の話を書いてほしかったです!」(あかりちゃん・明治大学1年・19歳)

●『暗殺教室』(松井優征/集英社) 「殺せんせーが生徒に大切なことを教えてくれて感動する要素もありつつ、先生自体がコミカルな性格で大人も子供も楽しめる面白い作品だから。映画を観て知った作品だけど、原作もとても面白かったです。映画からマンガに移行するってことは、本当にいい作品じゃないとなかなかないのですごい!」(梓ちゃん・早稲田大学3年・21歳)

●『黒執事』(枢やな/スクウェア・エニックス) 「シエルがかわいくて好きで、ずっと見ていたいから終わって欲しくないです。実写化していたけど、原作のキャラと合っていなくて残念でした。二次元の世界において素晴らしい作品なので、漫画やアニメとしてずっと残っていて欲しいです」(京佳ちゃん・国学院大学1年・19歳)

●『名探偵コナン』(青山剛昌/小学館) 「小さい頃からずっと好きで、親と一緒によく映画も観にいった思い出の作品だから。あと、個人的には怪盗キッドと工藤新一の回が好きだからまだ観ていたい。時々出てくる工藤新一がかっこよくて小さい頃は憧れてました」(玲香ちゃん・青山学院大学3年・21歳)

●『ソウルイーター』(大久保篤/スクウェア・エニックス) 「小学生の頃、友達が読んでいるところをちらっと見てからずっと読んでみたくて。頑張って探して、やっと中学生の頃に見つけた作品です。アニメも大好きな声優さんだらけで、絵もかっこいいんです!」(唯ちゃん・明治学院大学3年・21歳)

今回、話を聞いた50人中、少女漫画と同じくらい少年漫画が好きなJDが多いという結果に。選ばれた漫画は実写化やアニメ化されているものがほとんどで、漫画のイメージを壊してほしくないという思いもあるのか、実写化には厳しい意見も寄せられました。

それぞれ思い入れのある作品も多様で、いつになく熱いコメントばかり。大好きな漫画はずっとずっと続いてほしいと切に願うJDたちでした!

(取材協力/株式会社KIRINZ)