ミスコン出場経験のある瑞季ちゃんは「自分を見失ったりもしたけど…」

「神保町☆女子大生Cafe」第13回。現役女子大生(JD)たちが、旬で話題の流行りネタについて言いたい放題のから騒ぎしちゃいます!

今月4日、慶應義塾大学が「ミス慶應コンテスト」の中止を発表。理由は、同コンテストを企画・運営する公認学生団体「広告学研究会」の未成年飲酒とされていましたが、さらにその後、一部のメンバーによる集団暴行疑惑も発覚。

過去に有名アナウンサーを多数輩出しているコンテストだけに、世間に大きな波紋が広がっています。

そこで今回のテーマは「そもそもミスコンってどう思う? 自分も出たい?」。

ミスコン自体のメリットとデメリットをJD目線から考察してもらいました。

それでは早速、彼女たちの生の声をご紹介します! 中には過去にミスコンに出場経験があるコもいましたよ~!

「ミスコンはいつか出たい憧れの舞台ではあるけれど、自分にその役が務まるのかということを考えるとどうしても出場に踏み切れません。何度か友達に誘われたことはありますが、やはり自信がなくて断念しています。ミスコンに出場するからにはもっと自分に自信をつけてから臨みたい。メリットは、より自分に自信をつけられるところだと思います」(咲良ちゃん・中央大学2年・20歳)

「ミスコン出場経験があります。ミスコンはキラキラしててカワイい人が出てるイメージだったけど、結局、自己満足の世界かなと思います。正直、推薦してもらえると思ってなかったから、それがなければ出たいと思わなかったはず。ミスコンに出てるコより、出ない一般のコでもカワイいコはたくさんいるのは否めないですが、でもやっぱり上位に入る人はカワイいです。ミスコンに出るメリットは、今までと違う世界を知れたこと。デメリットは、自分を見失ったり、自信を失ったりすることです」(瑞季ちゃん・大正大学2年・20歳)

「以前、ミスコンに出させていただいたので、経験談としての意見です。メリットは普通に生活しているよりも“自分磨き”を頑張れることだと思います。出場者はやっぱり皆さんカワイいので、同じ出場者として恥ずかしくないように、少しでもカワイく見えるようにと美欲が増しました。カワイいコが周りにいると焦りが出てくるので、普段はツラいダイエットでも頑張れちゃいます。

デメリットは、可愛いコに囲まれて幸せな反面、自分以外がみんなキラキラして見えてプレッシャーが辛いこと…。どんなに自分を磨いても羨(うらや)んでしまう気持ちはなかなか消えないので、それが精神的にとてもつらかった。私はミスコンを通して他人から評価を得たいという気持ちがあるわけではなかったので、カワイい友達がたくさん増えて美意識を上げられて、自己満足できたのはよかったですけどね」(美波ちゃん・國學院大學1年・19歳)

「ミスコンはどの学校でもしたほうがいいと思います! 自分の大学でミスコンやってると普通の学園祭より盛り上がるし、大学として注目されるのでいい機会になると思う。ただ、自分は出たくないです。自信もないし、カワイくもないし、何より自分らしさとかアピールポイントがよくわからないからです。私は裏方として動いてたいです」(美咲ちゃん・中央大学2年・20歳)

裏方でも自分を高められる?

「私は以前、ミスコンに出場しました。元々、自分に自信がなく、出場する勇気がなかなか出ずにたくさん悩みました。投票してもらうために毎日のツイートや自撮りを貼ることに抵抗がある方からしたら辛い作業と思います。ですが、その中で毎日、応援のメッセージやリツイートが目に見えて伝わってくるので、明日も頑張ろうと励みに繋がります。

私は、出場してからTwitterのフォロワー数が倍になりました。今まで関わったことのなかった人とも仲良くなれて、暖かい言葉もたくさんいただきました。人の温かさを知れましたし、自信を持たせてくれます。

当日、キラキラしたステージを歩いた時、今まで大変だったこと全てを忘れられました。ミスコンに出て後悔はありません。辛かったこともあったはずなのに、思い返すと楽しい思い出しか出てきません。一生で何度も経験できることでないからこそ、今挑戦したいと考えている方には1歩踏み出してほしいです」(遥ちゃん・国際学院埼玉短期大学1年・19歳)

「ミスコンは意識の高いカワイいコが出ているイメージです。アナウンサーやCA、モデルなど、なりたいものをしっかり持っているコ、そして少なからず自分に自信を持っているコとか。自信がなかったり、出る意味を見出せていない一般のコにももっとカワイいコはいると言われたりするけど、自分の意思で出てる人は尊敬します。

ミスコンに出るメリットは、就職に役立つこと、自分に自信を持つことができることだと思う。デメリットは、人間関係が難しそう」(華恋ちゃん・駒澤大学2年・20歳)

「ミスコンに出たことがあります。実際は、私が高校生の頃のイメージよりも気軽に出られるものでした。モデルを目指してるコもいたけど、私は遊びのような感覚で出ました。私もこうなりたい、とか出場者同士で高め合えるのが一番の魅力だと思います。ミスコンは一定の基準で評価されてしまうものだから、結果によっては嫌な気持ちになってしまうかもしれません。けど、なりたい自分になるきっかけになります」(日和ちゃん・明治大学1年・19歳)

「インカレの広告研究会がやっているのは微妙なものもありますが、大学公認の学園祭でも大々的にやっているきちんとしたミスコンでは、ファイナリストみんなカワイいと思います! 特に慶應や青学は毎年レベルが高いです。ただ、ミスコンに出ることによって、人に見られることをずっと意識しなくてはならないし、毎日SNSでの宣伝など、セルフプロモーションがとても大変だと思います。けれど、一生に残るいい経験になると思うので、カワイいコはどんどん挑戦してほしいです」(亜希ちゃん・明治大学2年・20歳)

「私はミスコンに出たことで、誰が自分にとって本当に大切な人なのかがはっきりしました。そして、自分はいろんな人に支えられてるんだということを実感できます。非日常なことがたくさん起きるので、ストレスがたまるし自暴自棄に陥ることもあるけど、同じミスコン出場者の人と支えあったり、支えられたりしてなんとか乗り越えることができました。

また、ミスコンに出ることで自分を見つめ直すことができます。自分をアピールするために自分について真剣に考えることは将来につながることだと思います。デメリットは、常に周りの目を気にして発言したり行動したりしなければならないので、神経質になりやすいところだと思います」(祐花ちゃん・聖路加国際大学1年・19歳)

「ミスコンの開催自体は、やってもやらなくても正直、自分には関係ないかも。私は表舞台で活躍するより、裏方でサポートする側が好きなので、開催されたとしても出場することはないと思います。けど、今回の慶応の問題は見逃されちゃいけないことだし、今回のファイナリストの方々が本当にかわいそうで仕方ないです」(紗弥加ちゃん・明治大学3年・21歳)

今回、話を聞いた50人中、ミスコンのメリット・デメリットを語ってくれたのは42人(84%)。興味がないと答えた8人(16%)を大きく上回り、経験者も多かったせいか、いつも以上に熱いリアクションでした。

10月、11月と学園祭ラッシュの時期で、ミスコンを控える大学もたくさんあります。辛かったり厳しい面もあるけど、同性のカワイいコに刺激を受けて、もっと自分を高めたいと願う、JDたちでした!

(取材協力/株式会社KIRINZ)