「子供の頃からラジオっ子だった私。お仕事のなかでも、ラジオで話すことが一番好きです」と語る市川紗椰
『週刊プレイボーイ』本誌で連載中の「ライクの森」――。
報道情報番組『ユアタイム～あなたの時間～』（フジテレビ系）ではメインＭＣを務める人気モデルの市川紗椰（さや）が、自身の特殊なマニアライフを綴（つづ）るコラムだ。
今回は子供の頃からラジオっ子で、家ではずっとラジオを流しているという彼女が、その魅力を語る。
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いきなり私事で恐縮ですが…。少し前に、山里亮太さんがパーソナリティを務めている『水曜ＪＵＮＫ山里亮太の不毛な議論』（ＴＢＳラジオ）にて、私の投稿したメールが読まれました！
といっても、純粋なリスナーとして投稿したものではありません。私が番組のリスナーだということを小耳に挟んだ番組の方から「恒例の『真夏の大喜利甲子園』に有名人投稿者として投稿しませんか？」とお誘いを受けたんです。結果、ａｉｋｏさんや赤江珠緒さんとともに、私のメールも読まれました。
普段はおハガキ職人のように投稿をするリスナーではないのですが、ＴＢＳラジオの『ＪＵＮＫ』はよく聴く番組です。特に『ユアタイム』に出演させていただくようになってからは、帰りのタクシーでちょうど『ＪＵＮＫ』が始まるため（『ＪＵＮＫ』は２５時スタート）、毎日のように聴いています。
伊集院光さんが担当する月曜、おぎやはぎさんが担当する木曜など、どの曜日もまんべんなく好きなんですが、実は山里さんの水曜日はちょっと苦手でした。というのも、山里さんって、毒舌が生々しいんですよね。最近お仕事をした現場の方の悪口を言ったり（笑）。
でも、自分もストレスがたまってくると、山里さんの毒舌がすごく爽快に聴こえるんです。だから、今では一番楽しみにしている曜日です…というようなことをどこかで言ったのがきっかけで、今回の大喜利甲子園にも誘っていただきました。
深夜ラジオには“秘密を共有している感”があるんですが、家ではずっとラジオを流しているので、朝やお昼の番組も大好きです。よく聴いているのは『荒川強啓 デイ・キャッチ！』（ＴＢＳラジオ）。時事問題からスポーツ、芸能まで毎日さまざまなことを伝える情報番組で、強啓さんの品のいいお喋りに惹（ひ）かれます。
ラジオ番組はとにかく情報量が多い
私もコーナーゲストとして出演させていただいたことがあるんですが、強啓さんって１８１ｃｍあって、すごく大きいんですよ。いつもラジオで声を聴いていた方が目の前でお話ししているのを見て、不思議な気持ちになりました。
ちなみに、この番組はリベラル系のゲストの方が出ることが多いんですが、その裏でやっている『ザ・ボイス そこまで言うか！』（ニッポン放送）は、バリバリ保守系の論客の方が出られています。同じニュースでも、まるっきり逆の解説をしていたりして面白いですよ（笑）。
もうひとつ好きなのが、『ジェーン・スー 生活は踊る』。こちらは、ＴＢＳの局アナの方が日替わりでスーさんとパーソナリティを務めています。普段は自分を消しているアナウンサーの素顔が、スーさんのトークで引き出されているのが聴きどころです。
特に、男性アナウンサーの方は見た目も喋りもイイからか、自分に自信があって、けっこうイケイケなんですよ（笑）。私も一度、ゲストとしてハンバーグについて語らせていただいたんですが、すごく楽しかったです。
ラジオ番組って、とにかく情報量が多いんですが、テレビのように「今これがキテます！」と押しつけてくる感じがなくて、聴き心地がいいです。
●市川紗椰（いちかわ・さや） １９８７年２月１４日生まれ。アメリカと日本のハーフ。モデルとして活動するほか、報道情報番組『ユアタイム～あなたの時間～』（フジテレビ系）ではメインＭＣを務める。大喜利甲子園に送ったネタの内容は、リスナーの間だけの秘密