ファッションモデルとして様々な媒体で活躍するモトーラ世理奈ちゃん
無邪気であどけないウィンク顔に睨みつける強烈な眼差し。そして、目を引く印象的なそばかすーー。
『君の名は。』で一躍話題となり、紅白初出場をはたすロックバンド・ＲＡＤＷＩＭＰＳのニューアルバム『人間開花』のジャケットで、異彩を放ち反響を呼んでいる女のコがいる。
アルバムの発売前からまとめサイトができるくらい、注目度上昇中な彼女の名前はモトーラ世理奈（１８）。現在、ファッションモデルとして様々な媒体で活躍する現役高校生だ。
名前まで気になりすぎる！？ モトーラ世理奈ちゃんとは、一体どんなコなのか…１８歳らしい等身大の魅力溢れるインタビューをお届けしよう！
―まず始めに、『人間開花』のアルバムジャケットを見た時の感想を聞かせてください。
モトーラ 実はあの写真がジャケットになってたこと、友達からのＬＩＮＥで知ったんです（笑）。写真を見た時は本当に驚きました。海や都内でいろんなカットを撮影したので「あ、顔（が使われた）なんだ！」って思ったのが第一印象です。
―なかなか印象的な表情がふたつ使われていますが、撮影はどんな雰囲気で進んだんですか？
モトーラ あのジャケットは２日間で撮影したんですけど、１日目は海で２日目は都内で撮影しました。海では飛んだり叫んだり走ったり、いろんなシーンを撮影したんです。１０月だったんですけど、その日はとっても暑い日で。そんな中で動き回ったんで、とにかく暑かったのを憶えています。
あと、ＲＡＤＷＩＭＰＳのヴォーカル・野田洋次郎さんが来ていて、感情の話とかをしました。走っている時も「『君の名は。』の主人公の三葉になった気持ちで走って」って言われたり、最近悲しかったことや怒っていることを聞かれたので、そういうことを思い出しながら撮影しました。
ＲＡＤＷＩＭＰＳの最新アルバム『人間開花』のジャケット（左が限定版、右が通常版）。ドアップで写るモトーラ世理奈ちゃんが目を引く
―あの表情を撮る時、何か具体的なアドバイスがあったりしたんですか？
モトーラ 「思いっきり睨みつけて」とか「ウィンクしてみて」って言われました。普段の仕事ではなかなかそんなこと求められないので、難しかったですけど。思いのままにやってみました。でも普段から変顔をしたりして遊んでいるので、やってみたら意外に楽だったかも（笑）。
―自分自身、普段からＲＡＤＷＩＭＰＳの音楽は？
モトーラ 実はこの仕事をいただく前に、『君の名は。』を観て以来、すっかりハマって聞いていたんです。映画をきっかけに毎日、学校へ行く途中も聞きっぱなしだったし、頭の中もＲＡＤＷＩＭＰＳさんの曲でいっぱいだったので、お話をもらった時はとても嬉しかったです。
―ジャケット画像が情報解禁されて以降、周りの反響はどうでしたか？
モトーラ 「スゴいねー！」って言ってくれるコも多かったですし、そもそもＲＡＤＷＩＮＰＳさんの大ファンなコがたくさんいたので、私以上に友達のほうが感動してくれたりして。スゴい盛り上がってくれました。
カラオケでは中島みゆきさんの『糸』を歌います
―では続いて、モトーラさんの素顔に迫りたいんですけど。普段はどんなことをして遊んでますか？
モトーラ うーん、友達とカラオケに行ったりしてます（笑）。
―最もカラオケにいそうにないタイプかと思いましたが（笑）。意外です！ 何を歌うんですか？
モトーラ 歌う曲はそうですね、中島みゆきさんの『糸』とか歌います。
―名曲です！…けど、シブくないですか？
モトーラ 子供の頃から『地上の星』が大好きで、歌詞をプリントアウトしてもらって憶えて、新年会の時にみんなの前で披露したりしてましたし。中島みゆきさんの歌は歌詞が大好きなんです。『糸』も友達が歌っているのを聞いて「いい曲だな」って思って歌い始めました。同級生の友達もイルカさんの『なごり雪』を歌ったりしています。
―最近の高校生は激渋ですね。それ以外で流行っていることはあります？
モトーラ 高校からダンス部に入っているんですけど、みんな「逃げ恥」にハマっていて、その中の『恋ダンス』を踊るのが流行っています。それを動画に撮ったりして。ＰＰＡＰも流行ってますけどね（笑）。
―やっぱりそうなんですね！ では趣味は？
モトーラ 写真を撮ることです。特にフィルムカメラが好きで、撮りためてます。私の一番仲のいい友達の誕生日に、そのコと出会った高校１年生の初めから、誕生日までの間を撮った写真をアルバムにしてあげたら、すごい喜んでくれて嬉しかったですね。
あとはパン屋さん巡り！ 友達とパン屋さんへ行って、パンを食べている時はめっちゃテンション上がってます。
―美味しいとは思うんですけど、パンの何がそんなに好きなんですか？
モトーラ うーん、可愛い（笑）。お気に入りのパン屋さんが新宿と渋谷にあって。あと吉祥寺の「ボンジュール・ボン」も好きです、結構、人がいるんですけど。いつも本や雑誌のパン特集を見て、気になったところへ脚を伸ばします。家の近くも行きますけど、１年くらい前から友達とハマり出して、時々、パン旅をしています。
―パン旅！？
モトーラ この前は学芸大学とか都立大学辺りを歩いて、駒沢公園をゴールに設定して、そこで買ってきたパンを食べました。食べきれなかったものは持って帰って。好きなパンはデニッシュですね、豪徳寺にある「ユヌクレ」のデニッシュもとっても美味しいです。
今は友達と話してる時が一番楽しいかな
―確かにパンのお話をされている時のテンションの上がり方は説得力があります（笑）。では、逆に苦手なものって？
モトーラ 血です…。本当に苦手で、見るだけでゾワってなっちゃうし、クラっとして倒れそうになっちゃいます…。映画とかで血の流れるシーンは本当にヤバイです。
―もし、ホラーとかめっちゃスプラッターな映画の出演依頼がきたら？
モトーラ …。どうしたらいいんだろ（笑）。
―その時に考えましょう！（笑） ちなみに、お仕事をして２年目ということですが、学校との両立が大変だったりしません？
モトーラ 大変といえば大変かもしれないですけど、どっちも楽しいのであんまり思ったことはないです。休んだ日も友達にノートを見せてもらったりして。勉強は好きじゃないですけど、学校は楽しい。とても仲がいいコがいるので、そのコに助けてもらいながらどうにか卒業できそうです（笑）。
そういえば最近、友達とお昼の時間にお寿司や唐揚げのオードブルを買ってきて、中庭でランチパーティをしているんです。もう年末だし来年は卒業なので、学校で友達と過ごせる時間に思い出をたくさん作ろうと思っています。やっぱり今は友達と話してる時が一番楽しいかな。最近あった面白いことや恋バナを聞いたりするんですけど。
―ご自分はどんなタイプの男性が好みとか？
モトーラ タイプってあんまりなくって、好きになった人がタイプなんです。これといって傾向も見当たらない…。
―ではひと目惚れタイプ？ それともじっくりと知ってから好きになる？
モトーラ うーん…ひと目惚れのほうかな（笑）。
―直感タイプということですね。今回、話題のジャケットでも、そばかすが凄く素敵なアクセントになっていますが、自分のチャームポイントはどこだと思いますか？
モトーラ うーん、自分では鼻と眉毛だと思います。そばかすは小学生の時はコンプレックスだったんですけど、最近はお仕事で会う人に「あなたにしかないものだから素敵よ」って褒（ほ）めてもらえたりもするので、私らしさのひとつかなって。
―本当、印象的で可愛いですよね！ 今やそのルックスや個性を活かしてファッションの分野で大活躍ですが、これまでのお仕事で心に残っているものはあります？
モトーラ 初めての雑誌撮影では緊張したのを憶えてます。「装苑」だったんですけど、何もわからなかったですね、本当に。でも今はいろんな服を着せてもらいながら「この服はこう見せたらいいな」とか考えたり、自分の顔の角度にもいろんな発見があることなども少しずつわかってきました。
―では最後に、これからお仕事とプライベートで挑戦したいことを教えてください。
モトーラ モデルとしてはコレクションのランウェイを歩いてみたいです。あとはお芝居も興味があるので、映画などで演技もやってみたいです。
プライベートでは…スカイダイビング。友達と１８歳までにやりたいことをメモしているんですけど、そのリストに入っています。他には、友達と行く海外旅行。行き先はタイとかアジア圏かな。そして１９歳までにはひとりでも海外旅行へ行きたい。父がイタリア系のアメリカ人なので、そのルーツを探りにイタリアへひとり旅したいです！
（取材・文／松倉和華子 撮影／草野庸子）
■モトーラ世理奈（Ｓｅｒｅｎａ Ｍｏｔｏｌａ） １９９８年１０月９日生まれ 東京都出身 身長１６７ｃｍ ○雑誌『装苑』でモデルデビューを飾る。現在、ファッション雑誌、広告、ＭＶなど多岐に渡って活躍中。ダンス以外の特技は変顔とチャーミングな一面を持つ。 公式Ｉｎｓｔａｇｒａｍ【@sereeeenam】もチェック！