「想像以上の反応で驚いているし、本当にウレシイです。現場も団結力が増しています。最終回まで“ムズキュン”を楽しんでくださいね」と笑顔で答えてくれたガッキー

苦戦を強いられがちな昨今のドラマ界で大健闘、『逃げ恥』フィーバーを巻き起こした新垣結衣ちゃん主演の連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系、毎週火曜22時~)。

放送開始以来、視聴率は右肩上がりを記録し、最終回を前に早くも「『逃げ恥』ロス」を心配する声も上がっている。そこで、カワイすぎると話題沸騰、主演のガッキーを直撃した!

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―今の『逃げ恥』人気をどう感じてますか?

新垣 このドラマは第1話から胸キュン場面がたくさんあったんです。彼女いない歴35年の津崎さん(星野源)が初めての経験にアワアワする様子を見ると、いいな、かわいらしいなと私も思います。

好きなのに避ける“好き避け”の時期も過ぎ、ついにキスするところまでふたりの距離も縮まってきました。みくり(新垣)も何かあるたびに一喜一憂して、毎回ジェットコースターのような気分です。そんな誰もが経験したことのある恋愛感情に、共感してもらえたのではと思います。

―「晩婚化」「就職難」や「派遣切り」といった現代事情の導入も、共感を呼んだ理由といわれてるね。

新垣 みくりは大学院卒で働きたい女性なんだけれど、派遣切りされて自信をなくしていた。でも、契約結婚により“主婦”という仕事をするなかでIT企業サラリーマンの津崎さんに助けられる場面もたくさんあるんです。悩んだときに解決策を提示してもらって感動したり。

「働くときに下を見てはいけないと思います」なんていう言葉も、就職活動で心を折られたみくりの気持ちを修復する作用があった。そういう男性として頼れる部分が少しずつ好意につながっていったんですね。その気持ち、とてもよくわかります。

結婚も先入観なく考えることが大事

―契約結婚についてガッキーは賛成派? それとも反対派?

新垣 以前は「好き」という気持ちの延長に結婚があると考えてました。でもこのドラマと出会って、当事者のふたりが一緒にいたいと思えればどんな形でもいいんじゃないかって。結婚も「これはダメ」とか、先入観なく考えることが大事なんだと思います。

―みくりは「家事のプロ」として完璧を目指すけど、ガッキーも家事は得意だったりする?

新垣 私も家事全般、嫌いじゃないですよ。仕事が忙しくないときは料理もよくします。余裕があればホームパーティを企画して友達を呼んで、一緒に料理したり。掃除もこまめにしますね。忙しいときほどきれいな部屋に帰ってこられるとホッとするので。それに今は犬を飼ってるから、誤飲しないよう清潔にしています。

―じゃあ、最終回に向けてメッセージをお願いします!

新垣 恋愛のドキドキ感や苦しさ、楽しさがギュッと詰まった作品です。ふたりが幸せになれるよう私も願っていますので、一緒に見守ってください!!

★発売中の『週刊プレイボーイ』51号では撮影現場を密着リポート、みくりさんの“ムズキュン”写真も満載!

●新垣結衣(あらがき・ゆい)1988年6月11日生まれ、沖縄県出身。2011年、『全開ガール』で連続ドラマ初主演。『リーガル・ハイ』『掟上今日子の備忘録』など話題作に出演。2017年3月『絆~走れ奇跡の子馬~』(NHK)も放送

(撮影/藤木裕之)