「ミスiD2017」のグランプリを受賞した、武田杏香ちゃん。「この顔、見たことある」と思った方も多いはずだ。実は彼女、2014年まであの国民的ダンスボーカルグループに在籍し、紅白にも出演した経歴を持つのだ。
グループを脱退してから2年半。フリーのタレントとして、文字通りたったひとりで臨んだミスiDのオーディションで、見事にグランプリを勝ち取った。そんな彼女の真っ直ぐすぎる生き様が見えるインタビューを公開!
―去年の10月末にミスiDのグランプリを獲得したばかりですが、オーディションを受けたきっかけは?
武田 前のグループをやめてから2年間、主に女優をやらせてもらってたんですけど、「周りから見た自分ってどう見えてるのかな?」っていうことが気になったんです。そんなにたくさん人前に出てるわけじゃないし、他人からの評価がほしかったというか…。「自分はどこまでできるのかな?」って、力試しのつもりで受けました。
―自信はありました?
武田 100%ではなかったんですけど、あるにはありました。グランプリになれるかどうか試したくて受けたので、グランプリ以外はいらないと思ってたんですよ。だから、発表の瞬間は「特別賞とかだったらその場から走って逃げよう」って身構えてました。
―もしそこで走って逃げてたら、大事件でしたよ! そもそも、前のグループにいる時は紅白にも出るなど順調だったのに、どうしてやめたんですか?
武田 いろんなことをやらせてもらってたんですけど、それが全然自分の力だとは思えなかったから。正直、紅白に出させていただいた時も達成感はなかったです。
それはグループの力であって、自分の実力で出れたわけじゃないし、私はグループの中でもダンスが苦手で申し訳ないなっていう気持ちがあったので。そんな風に思ってる人間がいたらグループのためにならないと思ったし、私は自分の力で一歩一歩進みたいって思って、脱退しました。
この刺激がほしくて芸能界にいる
―今、完全にフリーの立場でライブなど行なっていますが、いかがですか?
武田 もうほんとに知らないことが多すぎて、恥ずかしいですね。ひとつの仕事をするために、スタッフさんがどんな風に動いてくれてたのかっていうこともほんとにわかってなかったんです。今は何をするのも自分でやらなきゃいけないし、いろんな人に協力してもらわないとイベントもできないので大変だし、プレッシャーを感じます。
―それでも芸能界で活動していきたいっていう気持ちが強いんですね。
武田 はい。目立つのが好きな子だったので(笑)。しかも、グループの一員としてじゃなく、女優さんみたいにひとりで人前に立って評価されないと、自分は満足できないっていうことがわかってるんです。
仕事がなくて先が見えなかった時期は、親からも「もう京都に帰ってきていいんだよ」って言われてたんですけど、私はこの刺激がほしくて芸能界にいるので、帰るつもりは全然ありませんでした。
―ミスiDを受賞後、初ワンマンライブも開催し、自作のオリジナル曲を披露しましたね。今後は歌手として活動していくんですか?
武田 歌もやりたかったことのひとつなんですけど、元々、お芝居に目覚めたこともグループを脱退した理由なんです。だから、今後は歌手と女優業で頑張っていきたいです。
●武田杏香ちゃんはじめ、8人の注目美少女が登場する特集「スゴカワ2017」は、『週刊プレイボーイ』3・4号(1月5日発売)に掲載!
(取材・文/西中賢治 撮影/佐藤裕之)
■武田杏香(TAKEDA KYOKA) 1999年1月22日生まれ 京都府出身 身長156㎝ 血液型=B型 ◯「ミスiD2017」グランプリ