強烈な目力が印象的な山田杏奈

CM「城とドラゴン」や、映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』で、その目力によって強烈な印象を残してきた山田杏奈ちゃん。ドラマ&映画『咲-Saki-』では、麻雀で全国制覇を目指す女子高生役を演じている。

今、注目の次世代女優の素顔は、その麻雀の打ち筋から浮かび上がる…かも?

―『咲-Saki-』では、広島弁で喋る雀荘の娘、というインパクトのある役を演じているけど、クセの強いキャラだけに大変じゃなかったですか?

山田 そうですね。あんまりやったことのないタイプのコだったので苦労しました。監督からも「オヤジっぽく加齢臭を出して」ってずっと言われていたので、女のコっぽさを消して腕を組んでみたりして、加齢臭を出すことを意識しました(笑)。

―女子高生で加齢臭ですか(笑)。麻雀はこの作品のために覚えたの?

山田 はい。撮影の前に1ヵ月かけてみんなと練習しました。麻雀って、ギャンブルのイメージがあったんですけど、実際にやってみたらすごく知的なゲームで面白いです。

―ちなみに、杏奈ちゃんの打ち筋は?

山田 私は“とにかく早くリーチしたい派”です(笑)。最後まで不安な気持ちでいたくないから、なるべく早く役を作っちゃって、あとは点数を上げていくタイプです。

―なんか性格が見えるような気がします(笑)。テスト勉強も早めに手をつけるほう?

山田 はい。早めにはやるんですけど…。結局、いつも計画通りには進まないんですよね(苦笑)。長期休みの間の宿題も、できるだけ早めに終わらせるつもりで始めるんですけど、仕事が入ると進まないので、結局は現場に持っていってギリギリに終わらせる感じです。

ニンテンドー3DSが欲しくて応募しました(笑)

―それでも仕事と学業を両立してるんだから、すごいですよ。元々は、小学5年生の時に「ちゃおガールオーディション☆2011」でグランプリを受賞して芸能界入りしたけど、応募した動機は?

山田 グランプリの賞品のニンテンドー3DSが欲しかったからです(笑)。実はその前の年も賞品が欲しくて応募していたんです。芸能人になりたいっていう気持ちは全然なくて、とにかくゲームを目当てに応募してました(笑)。

―受かったら芸能活動をすることになるのに、目の前のゲームのことしか考えていないとは、小学生ってすごいな(笑)。

山田 受かった時はお母さんのほうが「どうしよう」って慌ててました(笑)。でも、雑誌で写真を撮られたり、レッスンをするのは楽しかったので、お仕事へのヤル気は最初からありました。

―今、一番頑張っていることは?

山田 お芝居です。最近、いろんな方とお芝居させていただけて、すごく楽しいです。他の役者さんと向かい合って演技をすると、新しい自分がどんどん引き出されていく感じがします。

―それが演技の本質のひとつかもしれませんね。じゃあ、今後の目標は?

山田 とにかくもっとたくさんの役者さんとお芝居がしたいです。そこでいっぱい吸収させてもらって、いろんな人に私の演技を見てもらって、少しでも「このコいいな」と思っていただけるような女優さんになりたいです。

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(取材・文/西中賢治 撮影/細居幸次郎)

■山田杏奈(YAMADA ANNA)2001年1月8日生まれ 埼玉県出身 身長157㎝ 血液型=A型 ◯「ちゃおガールオーディション☆2011」グランプリを受賞しデビュー。映画『咲-Saki-』が2月3日(金)公開予定。映画『あゝ、荒野』、ドラマ『北斗 -ある殺人者の回心-』も公開予定