1月9日、恒例のAKB48グループ成人式が、秋葉原の守り神である東京・神田明神で行なわれた。
この日は朝からあいにくの雨模様だったが、推しメンの一生に一度の晴れ舞台を見守るべく、垂れ幕や応援うちわを持った熱いファンが数多く集まり、メンバーに大きな声援を送っていた。
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今回、新成人となったのは、AKB48から岡部麟、佐藤朱、田北香世子、田野優花、福地礼奈、藤田奈那、馬嘉伶、茂木忍の8人。
SKE48は青木詩織、東李苑、石田安奈、鎌田菜月、二村春香、古畑奈和、松井珠理奈の7人。
NMB48は鵜野みずき、木下百花、渋谷凪咲、須藤凜々花、堀詩音、村瀬紗英、村中有基、矢倉楓子、吉田朱里の9人。
そしてHKT48は今田美奈、岡本尚子、栗原紗英、兒玉遥、駒田京伽、渕上舞、松岡菜摘、山本茉央の8人で、昨年と同じ総勢32名。
この日、一番の注目を集めたのは木下!
今年は雨ということで、毎年行なわれている社殿前での集合撮影が中止に…。兒玉は「晴れ着を着ているのに、天候に恵まれないのは、『まだ大人になるな』と神様に言われてるような気持ちになります」と神妙な顔でコメント。また恒例となっている、自分たちの世代を例える「○○世代」の問いには、待ってましたとばかりに「花しゃか(咲か)しぇ(世)代です!」と勢い良く答えるも、まさかの甘噛み。周囲をざわつかせた。
センターに立ったのは11歳でデビューし、この世代で一番の古株である松井。メンバーを代表して「今年も48グループの成長を温かく見守っていただけたら嬉しいなと思いますので、皆さん今年もよろしくお願いします」と挨拶。
さらに「成人式を無事に迎えられて嬉しいなという気持ちもあるんですが、これはひとつの通過点。来年も再来年も意気込みとか抱負を聞いていただけるような存在になりたい」と二十歳の目標を語った。
そしてこの日、一番の注目を集めたのは木下。他の全員が晴れ着の中で、ただひとりトレードマークの金髪に厚底ブーツ、そして謎のベージュのスーツ。記者から「なぜその服を」と聞かれると、ジャケットを脱ぎつつ「国鉄の…昭和41年って書いてありますね」と、古着屋で手に入れた旧国鉄の車掌服であることを明かした。
二十歳の目標についても「10代の目標がたくさんのお金を稼ぐことだったんですけど、これからはいかに楽な方法で稼げるか、そこを究めたいと思っています。大人の魅力を究めて、どんどんお金を吸い上げていきたいと思います(ニヤリ)」と爆弾発言。相変わらずの中2病っぷりを発揮していた。
(取材・文・撮影/関根弘康)