「最近がんばった『女子力』は、おせち料理です」と語る紗倉まな

CM出演やコラム執筆などAV女優という枠を飛び越えて幅広い活躍を続ける紗倉まな『週刊プレイボーイ』本誌で連載中のコラム『白目むいちゃいました。』。

まなちゃんが、徒然(つれづれ)なるままに日々思うことをエッセイ風に綴(つづ)っていくコラムだが、今回は24歳になる彼女が「女子力」について語る!

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今年で24歳になる。

「いや~、まなさんもすっかりおばさんですな」と28歳のマネジャーに言われると、ちょっとイラつくけど、最近くっきりし始めたほうれい線をなぞると、なんとも言い返しづらい。

そんなことを心の奥底にしまいながら原宿を歩いてみれば、「女子力高いね~」といった若い女性の声が、必ず一回は聞こえてくるのであります。

……女子力ねえ。

そんなものは、好きな人ができてから頑張ればいいことだと思っている紗倉にとって、あまりにも関係のない話。おしゃれ雑誌のインタビューで「女子力の高いことをしてますか?」と聞かれても返答に困ってしまうくらいなのだから。もっと現実的にやらなくちゃいけないことがゴロゴロと転がっているなかで(仕事もそうだし)、「女子力を高く☆」なんて心がけるには、あまりにも余裕がない。

私はよく「女子力が低い」と言われるのだけど、その一例を挙げていくと…。

●ランジェリーショップえ~、この下着かわいい→でも買わない。だって試着するの面倒くさいし、サイフを取り出すのも手間だし、レジに並ぶのもいやだから。下着がボロボロになったら買おう。

●バスルーム湯船に漬かろうかなぁ~。疲れもむくみも取れて、良質な睡眠がとれそう→でも、浴槽を洗うの面倒だから、や~めた!

このように「~したい! でも面倒だからやーめっぴ☆」という人は、「女子力が低い」扱いをされます。家事を疎(おろそ)かにする人も同様です。身近にいるズボラな人を「女子力の低い人」と言い換えればいいでしょう。

ズボラ代表の紗倉…

女子力というのは大変面倒くさいものです。水素水を風呂に入れてみたり(ただの泡にしか私には見えない)、2週間に一回はネイルを変えたり、美容院で髪の毛をトリートメントしたり、見た目の美しさのためにと栄養素が多く糖質の少ないものを選ぶような食生活を心がけたり。

誰が見ているわけでもないのに(と言ったら、とても失礼な話ですが)、ひと手間ふた手間とかかることを積極的に生活に取り入れていくことは、ズボラな私にとってはとても大変なこと。

一度や二度の挑戦ならまだしも、それを持続するのは並大抵のことではありません。そう、女子力とは努力のたまものなのです。ただ、私の場合、女子力の向上に充てる時間があれば、本を読んだりツイッターでリプ返しをしたい。そっちのほうが好きなんです。

と、ここまで「女子力」について語ってきたところで、ちゃっかり宣伝をします。非女子力協会の会長になりたいくらいズボラなわたくし紗倉が、なんと、1月10日にスタイルブック『MANA』(サイゾー)を発売させていただきました! 週プレさんとまったく関係ないのは、まことにすまなてぃ~です(白目)。

このスタイルブック、超絶かわいいので(デザインとか雰囲気とかね)、ぜひぜひお手に取ってね。発売記念イベントも開催するよ! 大阪も行くよ!!

未成年のあなたも、年齢を重ねた殿方も、かわゆすなそこの女子も、もちろん大歓迎だよ。……現場からは以上でした。

●紗倉まな1993年3月23日生まれ、千葉県出身。身長160cm、B89 W58 H89。『紗倉まな・野本ダイトリのどうしたらいいでしょうか?』(文化放送、毎週土曜28時~)、『TENGA茶屋』(FM大阪、毎週土曜25時30分~)に出演中。公式ツイッター【@sakuramana0000】

(撮影/河西 遼)