“キュン泣きラブストーリー”と話題の映画『きょうのキラ君』でヒロインを演じる飯豊まりえ。女優として羽ばたく、「19歳の今」を告白してくれた。
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クラスの端っこにいる“ニノ”が、学校一の人気者“キラ君”と恋に落ちる。誰にも言えない秘密を抱えたキラ君を笑顔にしようと、一緒に生きる決意をするニノ。“キュン泣きラブストーリー”と話題の映画『きょうのキラ君』でヒロインを演じるのが、飯豊まりえちゃんだ。
「ニノの友達は飼っているインコだけで、休み時間も手芸をしている女のコです。原作を読んで、ニノに近づくには振り切って演じたほうがいいなと思って、大げさにおどおどした感じにしたり、声質も変えたんですよ。それがラブコメのスパイスにもなればって。でも、私は個性的なコが大スキだから、クラスにニノがいたら絶対、友達になっていると思います。
ニノは、純粋でまっすぐなコでもあります。恋愛に関しては素直に受け止めて、素直に感情を出す場面が多かったから演じていて気持ちよかったですね。もういっぱい青春しちゃいました。キスシーンも緊張しませんでした。相手役の中川大志君とは昔からの知り合いだから、『こうしたいんだけど、どう?』と話し合いながら、平和に、ラクにできましたね。
実は去年の4月頃、自分のなかで大転換といえる出来事があったんです。それより前はネガティブ思考に陥って、ひとりで閉じこもって。とことん落ちようと、全部シャットダウンしてました。そんな時期を経て『よし、変わろう』と決意してからは、ステキな方と出逢える機会がすごく増えてきたんです。18歳は、私のなかで大きな変化のある年でした。
考え込みやすいタイプだから、男性は包容力があって、自分が間違った方向に行ったら叱ってくれたり、仕事で凹んだときになぐさめてくれる人がいいな。さらには、面白ければ最高ですね。私、笑いのツボは浅いので、それなら毎日笑顔でいられると思うんです。あとは周囲の空気が読める、頭のいい人だったら完璧。ちょっと、理想が高すぎかな?(笑)。
「結婚は、26歳ぐらいでしたい」
結婚は、26歳ぐらいでしたいですね。きっと、大事な家族がいることは仕事をするうえでも大きなモチベーションになると思うから。私はひとりっ子で両親とも仲がいいので、そんな家族をつくりたいんです。
ひとりの女性としては、周囲を大事にしていきたいなと思っています。自分だけが芸能界で有名になりたいとかは全然なくて。スタッフや同世代の役者さんと一緒にいい関係をつくりながら、そしてさまざまな人に恩返ししながら、自分も周囲も幸せになれれば最高だと、そう思っています」
★飯豊まりえちゃんのグラビアは『週刊プレイボーイ』10号に掲載!
(撮影/栗山秀作 スタイリング/有本祐輔 ヘア&メイク/坂手マキ)
●飯豊まりえ(IITOYO MARIE) 1998年1月5日生まれ 千葉県出身 身長167㎝ 血液型=B型 ○2009年、雑誌『ニコ☆プチ』にてモデルデビュー。その後、『Seventeen』の専属モデルに。NHK連続テレビ小説『まれ』、昨年は月9ドラマ『好きな人がいること』、映画『MARS~ただ、君を愛してる~』などに出演。出演映画『暗黒女子』も今春公開予定。Instagram【@marie_iitoyo】Twitter【@marieiitoyo】
■映画『きょうのキラ君』 みきもと凜の人気マンガ『きょうのキラ君』を映画化。他人と関わることが苦手なニノ(飯豊まりえ)が、人気者のキラ君(中川大志)の重大な秘密を知り、急接近。彼を笑顔にしたいと「わたし、365日、キラ君と一緒にいます」と宣言。初めて本気で人を好きになったトキメキ、友情の大切さなどに満ちた青春ラブストーリー。2月25日(土)より全国公開中