グラビアアイドルの片山萌美と「仮面女子」の立花あんなが3日、東京・シネマート新宿で行なわれた「劇場版 屍囚獄(ししゅうごく) 起ノ篇」の初日舞台挨拶に登壇した。
映画はコミック累計発行部数20万部を達成した室井まさねの「屍囚獄」が原作。山奥の村にやってきた5人の女性が恐怖に陥(おちい)る様子を描いた内容で、作中では片山が下着姿でGカップのスタイルを晒(さら)すなど、お色気的なシーンも。監督の城定秀夫いわく「アメリカのB級ホラーなテイスト、そして日本ならではの要素を融合させたんです。少し風変わりな作品」とのこと。
出演が決まる以前から原作を読んでいたという片山はオファーを受け、「ホラーだけじゃない部分も印象的。この物語なら出演したいなと思った」そうで、撮影は「あんなちゃんの誕生日を祝ったり、みんなでひとつのおこたに入って家族みたいでした」と和やかな現場に思い出深いものとなったよう。
そんな中、今作が初主演となったことに「撮影中はテンパっていて意識していなかった」が、完成作を観て「周りに主演として助けられていた部分がたくさんあったなと。このメンバーでできてよかった」と謙虚にその喜びと感謝を表した。
しかし、元々「ホラー作品は苦手」な片山。共演した藤白レイミと「念のために、撮影が終わってからお祓(はら)いに行きました、真剣に。なので厄払いはできているはず」と明かした。
昨年11月には舞台で初主演を務め、7月から始まるドラマ「ハロー張りネズミ」(TBS系)にもレギュラー出演が決まるなど、女優として活動を広げる片山。厄払いの効果もバッチリ?で、ますますその活躍から目が離せなさそうだ。
一方、立花は「恋愛や絶叫マシンでドキドキするのと同じで心を動かす道具。生きていく上で必要不可欠なもの」とホラー好きをアピール。だが、今作では「『仮面』が結構出てくるんですよ。普段は被っている側だからわからなかったけど、『仮面』ってこんなに怖いんだって感じました(笑)」と意外な恐怖を明かし、周囲を笑わせた。
映画は9日(金)までシネマート新宿、シネマート心斎橋で公開。10日(土)からは後編にあたる「結ノ篇」が公開され、その初日にも同所で舞台挨拶が行なわれる。
(取材・文/鯨井隆正)