フジテレビの新人アナが担当する深夜番組『夜のアナウンサー研修』が6月5日からスタート。芸能人が講師を務め、久慈暁子(くじ・あきこ)アナと海老原優香(えびはら・ゆか)アナ、そして男性新人アナふたりがTV業界で生き抜く術(すべ)を学んでいく、という内容だ。
かつて、フジの新人アナ番組といえば、「○○パン」シリーズが定番だった。
「2000年の千野志麻アナが担当した『チノパン』に始まり、2014年の永島優美アナの『ユミパン』まで、総勢9人の女子アナが担当しました。人気アナの登竜門的な番組で、その年の新人女子アナのうち、局が誰をプッシュするかがそれで判断することができたんです」(女子アナライター)
新人女子アナがメインを務める番組は約2年ぶり。ここにフジテレビの焦りが見えるという。
「慣例として、フジの新人アナは7月の『27時間テレビ』で初鳴き(初めてアナウンスをすること)をして、10月ぐらいに本格的にデビューするという流れでした。そう考えると、今回の6月というのは異例の早さ。加藤綾子アナが退社して以降、人気アナが生まれておらず、とにかくスター女子アナをつくりたいという思惑の表れ。
また、以前のようにひとりをプッシュするのではなく、新人アナ全員を出演させるのは、『久慈アナと海老原アナのどちらでもいいから当たってくれ』という願いがあるからでしょう」(フジテレビ関係者)
果たして、どちらが先にブレイクするのか―。