週プレ史上初のW表紙を飾った浅川梨奈(なな)ちゃんと渡邉幸愛(わたなべ・こうめ)ちゃん。
しかも、記念すべきことはこれだけではない。『週刊プレイボーイ』26号の発売日である6月12日、ふたりの所属する「SUPER☆GiRLS」(以下、スパガ)が結成7周年を迎えたのだ。スパガの過去と未来、そしてお互いのグラビアの感想も語ってもらった。
■スパガに憧れたふたりのシンデレラストーリー
―スパガ結成7周年、おめでとうございます! とはいえ、ふたりは初期メンバーではないんですよね。
渡邉 実は私、「avexアイドルオーディション2010」(スパガのオーディション)で落選しているんですよ(泣)。2次の歌唱審査で倖田來未(こうだくみ)さんの『恋のつぼみ』を歌ったんですけど、緊張と練習不足で歌詞が飛んでしまい……Aメロは全滅。結局、Bメロからサビまでしか歌えなかったんです。あのときは悔しくて、人目もはばからず号泣しました。
浅川 スパガが結成したとき、私はまだ小学生で、ただのアイドルオタクでした(笑)。当時からスパガが好きで、クラスメイトに“布教”する毎日。「私はメンバーの田中美麗(みれい)ちゃんが好きで、まだまだ有名じゃないけど、この子たちはゼッタイに来るから!」って力説していましたね(笑)。
―その頃はスパガに入りたいって思っていなかったの!?
浅川 当時、スパガは始動したばかりで、まさかメンバーが入れ替わるなんて思っていなかったので、入りたいとか考えたこともなかったです。ただ、スパガ結成1周年ライブを見に行ったとき、「ストリート生」(アイドルデビュー候補生)がお披露目になって、田中美麗ちゃんの後ろで踊ったり、目を合わせたりしているんですよ! そのことにものすごいジェラシーを感じて、私もあのポジションに就きたいって思ったんです。
―それで翌年開催の「avexアイドルオーディション2012」に応募したんですね。
浅川 そうなんです。ただただ、田中美麗ちゃんに会いたいという思いだけでストリート生に受かったという、いわばオタクの「シンデレラストーリー」です(笑)。
―その後、ふたりは2期メンバーとして、2014年にスパガに加入しました。
浅川 スパガに新加入するのは3人って事前に聞いていて、ストリート生から私と内村莉彩が選ばれたんです。残るひとりは外部の人だって言われて、「え、誰?」みたいな(笑)。
渡邉 もともと私は、地元・仙台で生まれたアイドルグループ「Party Rockets」の初代リーダーだったんですよ。当時、ストリート生で結成された「Cheeky Parade」と対バンすることが多くて、2013年の秋くらいにエイベックスの方から「スパガに入りませんか?」って声をかけていただいたんです。グループのこととかいろいろ悩んだけど、ラストチャンスのつもりでやってみようと。
―なじむまで大変だったんじゃない?
渡邉 最初は本当にアウェーでした。しかも、ファンの人たちからも「スパガは永遠にオリジナルメンバーの12人」とか言われてしまうし……。あの頃は本当につらかったなぁ。
浅川 幸愛はいつも泣いていたよね。大丈夫かなって心配だったもん。
グループの絆が深まった出来事
―グループとして一体感が生まれたのは、いつ頃?
浅川 私がそう思ったのは、2015年7月に始まったフリーイベントツアー「iDOL Street5周年記念 日本列島縦断の旅~歩み続ける少女たち~」の頃。ツアー中にメンバー同士でケンカしたりしたけど、結果として絆が強まった気がする。
渡邉 確かに! あと、私にとっては、昨年3月にリリースしたアルバム『SUPER☆CASTLE』がターニングポイントだったかな。制作過程で意見を出し合っているうちに、初期メンバーとの距離もグッと縮まり、ようやくひとつになれたかなって。
―今後、スパガはどうなっていくのでしょう?
浅川 ここ1年くらいは激動の年だったんです。3期メンバーが昨年入ってきたというのもあるんですけど、何より大きかったのは今年3月末に3代目リーダーの前島亜美が卒業したこと。スパガはどうなっちゃうんだろうって、ずっと悩んでいましたから。一方で、休養していた田中美麗が帰ってきて、あの泣き虫だった幸愛もグループを支える存在になった。今は雰囲気がすごくいいので、これから新しい一面をドンドン見せられると思います!
渡邉 スパガは常に王道を突き進むアイドルグループ。もっともっと上に行きたいと思っています。私はまだ日本武道館のステージに立っていないので、近い将来、それを実現させたい。皆さん、7周年イヤーを楽しみにしていてください!
―続いて、グラビアについて話を聞かせてください。お互いのグラビアを見たりする?
浅川 もちろん! 幸愛のグラビアは、とにかくエロい。目がエロいし、口もエロいし、腰もエロい! 私がどう頑張っても出せない色気を持っているんですよね。見るといつもニヤニヤしちゃう(笑)。
渡邉 なぁぽん(浅川)は表現力がスゴいから、グラビアを見るたびに勉強になる。週プレさんで初めてグラビアに出たときはまだ16歳で、童顔巨乳だったけど、最近オトナ感がめっちゃ増しているんですよ。「あれ、なぁぽんってこんなにSEXYだったっけ!?」って思うことあるもん。
―今回、W表紙を飾った感想は?
浅川 めっちゃうれしかったですよ! しかも、スパガ結成の大切な日に発売だなんて、ホント奇跡ですよね。私、今から2年前に週プレさんでグラビアデビューをして、人生が180度変わったんです。アイドル活動だけじゃなくて、グラビアをキッカケに女優のお仕事もいただけるようになった。そんな恩人である週プレさんの表紙を飾れるだけでもありがたいのに、さらに幸愛と一緒だなんて……。
渡邉 夢みたいだよね、ホント。私、なぁぽんが雑誌の表紙を飾ると、コンビニの陳列棚で一番前にくるようにコッソリ移動しているんです。今回の週プレさんは、私たちふたりが横並びになるように、裏表にして陳列したい!
浅川 それ、私もやろうっと(笑)。あと欲を言えば、いつかスパガのメンバー全員で表紙を飾りたい。実は私、メンバーをひとりでも多く脱がせようと思っているんですよ。グラビアで話題になれば、何かしらスパガにも還元できるじゃないですか。もちろん、私もスパガを盛り上げるためにカラダを張り続けますよ!
●浅川梨奈&渡邉幸愛のグラビアは『週刊プレイボーイ』26号(6月12日発売)に掲載。今、勢いに乗るふたりのダブル表紙グラビアをご覧ください!
(取材・文/高篠友一 撮影/井上太郎)