今はなき「マルカンデパート」の名物、巨大ソフト! お箸で食べないといけないくらい大きいんですが、もちろん完食しました 今はなき「マルカンデパート」の名物、巨大ソフト! お箸で食べないといけないくらい大きいんですが、もちろん完食しました

『週刊プレイボーイ』本誌で連載中の「ライクの森」――。

報道情報番組『ユアタイム~あなたの時間~』(フジテレビ系)ではメインMCを務める人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。

前回、テレビ企画『爆食女王戦』のファンだと明かした彼女。今回は大食いの本場・アメリカの女性フードファイターについて語ってくれた。

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今週も、大食いのお話です! 私は、自分がいつ、どうして大食い番組が好きになったのか、はっきり覚えていません。というより、子供の頃から当たり前のように大食い番組を見てきたので、自分が大食い好きだっていう自覚がなかったんですね。日本の大学に通っていた頃に初めて、「みんながみんな、大食い番組を見てるわけじゃないんだ」と気づきました(笑)。

さて、大食いの本場は、なんといってもアメリカです。ずらっと並んだ大食いの選手たちが、ものすごい早さでホットドッグを食べる光景をニュースなどで見たことがある方も多いんじゃないでしょうか?

あの大会は、「ネイサンズ」というファストフード店が行なっているものなんですが、アメリカでは飲食店が宣伝のために大食い・早食い大会を開くことがよくあるんです。一流選手ともなると、競技団体と契約を結び、プロとして各地を転戦します。

そんななかでも、“怪物”と恐れられている女性が、モリー・スカイラーです。とても4人の母には見えないピアスだらけのルックスに、異次元の食べっぷり。お正月にテレビ東京でやっている『大食い世界一決定戦』でも、毎年のようにラスボスっぽく立ちはだかっているので、日本でも有名ですよね。

そんなモリー以上にインパクトのある女性選手が、ソニア・トーマスです。“ブラック・ウィドウ”という毒グモの名を異名とするソニアは、150cmそこそこの小さな体で、10分間でホットドッグ45個、同じく10分間で七面鳥2・38kgを食べるなど、数々の記録を作ってきました。

毎日、2時間のランニングをこなした上で、大食いのトレーニングをしているそうですが、試合の後にはいつも「まだ食べられるわ」とモハメド・アリ並みのビッグマウスを放つところもカッコいいです。

フードファイトはスポーツです!

ソニアは現在、女性ナンバーワン選手と目されていますが、そんな彼女を破った超新星がいます。それが、須藤美貴さんです! ホットドッグ早食い選手権では2014年から3連覇しており、今年も優勝に期待がかかっています。

実は彼女、私と同い年なんですが、その食欲には本当に驚かされます。大食い界の帝王、ジョーイ・チェスナットにも勝ったことがある、天性のフードファイターです。「きれいに食べるのが効率的」と言って、顔をまったく汚さずに食べていくところもすごいですね。

フードファイトって、体の大きな食いしん坊たちが競っているようなイメージが強いですが、実際には、トレーニングと研鑽(けんさん)を積んだ選手たちが競うスポーツです。勝つためには、アゴの力を鍛え、胃袋を拡張し、食材ごとに効率のいい食べ方を研究しなければいけません。

日本人フードファイターとして全米を席巻した小林尊(たける)さんも、筋力トレーニングで培ったムキムキの体と「ソロモン・メソッド」という独自の食べ方で、ホットドッグ早食い6連覇を果たしました。

私は、そんなフードファイターたちの勇姿をテレビで見ながら、彼らと同じものを食べて、「1人前で満足できる自分は、幸せ者だなぁ」と噛み締めるように味わうのが好きです(笑)。

●市川紗椰(いちかわ・さや) 1987年2月14日生まれ。アメリカ人と日本人のハーフで、4歳~14歳までアメリカで育つ。モデルとして活動するほか、報道情報番組『ユアタイム』(フジテレビ)ではメインMCを務める。アメリカに住んでいた10歳の頃、日本の大食い番組を見て「kg」という単位を知る