NGT48イチの泣き虫・荻野。この日は会場中がもらい泣き

6月17日に沖縄で行なわれたAKB48選抜総選挙。

山本彩と柏木由紀の出馬辞退、選抜メンバー固定化など盛り上がりを欠くという声もあったが、いざ始まれば速報で伏兵、荻野由佳が1位! 悪天候でまさかの無観客、須藤凜々花の結婚宣言など、サプライズ連発に驚愕!

そこで、7万3368票を獲得し、5位に輝いた荻野由佳(NGT48)に直撃インタビュー!

* * *

―昨年95位からの大ジャンプアップ、おめでとうございます! 5位で呼ばれたときはどんな気持ちでしたか?

荻野 最初、私はここにいていいのかなって。でもスピーチをしている間に、ファンの方の顔が浮かんできたんです。これだけの数を投票してくれた。ここにいるのはファンの方のおかげなんだ。素直に喜ぼうって思いました。

―正直、速報1位は驚きました。

荻野 そのおかげで、ラジオで秋元(康)先生にお会いすることができました。『何回も落ちても諦めない姿がAKBらしい』と言っていただいて、AKB48グループを目指してきてよかったなと思いました。

―高橋みなみさんの言葉で、荻野さんも好きな言葉である「努力は必ず報われる」を、今回の選挙で証明できました。

荻野 もともとNGT48に入るまでに、100以上のオーディションを受けてきて。AKB48の仮研究生の最終審査で落ちたときは、本当に悔しくて…。母に向かって『努力は必ず報われるって、ウソに決まってんじゃん!』って、八つ当たりしちゃったんですよね。あのときは本当に申し訳なかったなと。でも今、母に『努力は報われたよ』って言いたいです。

―イベント終了後に裏で、選挙に出なかった柏木(由紀)さんと会った瞬間、くずおれるように泣いていましたね。

荻野 うわー、見られてた! 恥ずかしい。でもゆきりんさんと北原(里英)さんがドラフト会議で私を採ってくれたから、今の私があるんです。だからゆきりんさんの顔を見たら、涙が止まらなくなっちゃって。

―今回の結果を受けて、新たな目標はできましたか?

荻野 選抜メンバーの活動を通じて、もっとNGT48のことを知ってもらいたいです。私に興味を持ってもらって、新潟へ来てくれる人を増やしたい。それが私を拾ってくれた新潟への恩返しだと思っています。ひとつひとつのお仕事がチャンスだし、コツコツやって、しっかり自分のものにしていきたいです。努力は裏切らないですから。

週刊プレイボーイ』28号(6月26日発売「AKB48総選挙特集」では、指原莉乃(1位)・渡辺麻友(2位)・松井珠理奈(3位)の最速インタビューや、AKB番記者座談会「初の無観客開票イベントで何が起きたのか?」を収録。そちらもお読みください!

(取材・文/林 将勝 撮影/武田敏将)