「寒い思いをさせて本誌で使わないプレイがしたいんだよ!!」 --こんな意味不明なクレームが飛び出したのは6月30日、東京・歌舞伎町の「週プレ酒場」で開催された「グラドルナイト Vol.1」だ。
雑誌のグラビアといえば、数百のカットを撮影しながらもページ数に限りがあるため、掲載できるのは数枚程度。どんなにいい写真でもテーマや構成によってカットせざるを得ないのが現実だ。
しかし、「それではもったいない!」というのが当人たちの本音。そうした思いから行なわれた今回のイベントでは倉持由香、菜乃花、鈴木咲、青山ひかるの人気グラドル4人が登壇。眠っている数百枚の未使用カットから、本人たちが厳選したお気に入りを紹介。そこで出たのが冒頭の発言だ。
まずトップバッターとして倉持由香が紹介したのは、胸が“盛れている”カット。お尻をウリにする倉持にとって、なかなか見ることがない“胸推し”の写真に周りも「これ、すごくいいよ!」「なんで使われなかったの!?」と騒然。
もちろん“尻職人”としての本領も発揮し、スリットが真後ろにきた衣装やレースの衣装なども紹介。「これ、たぶん履いてない。角度で隠しているんですよ」と誌面には出ない裏話に会場も沸いた。
そして、2番手は“まな板”を自認するスレンダーグラドル・鈴木咲。
最初にくびれの目立つ“フェチ観”のある写真が紹介され、2枚目の写真がスクリーンに映し出されると「咲ちゃんにおっぱいがある! ここ全部!」(菜乃花)と驚きの声。倉持や青山からも「どうしたの、これ?」「寝てもおっぱいがあるよ!」と褒(ほ)め言葉(?)の嵐となった。
次々と紹介されていく鈴木の写真に対し、倉持は「力入ってるのも好き。なんで力入ったのか…って考えるとぐっとくる」「グラビア見る時、10円玉で隠したりしない?」「この影を辿(たど)ると割れ目があるんだろうなって想像できるからいい」と、グラビア愛が爆発。
だが、「このふたりとは違う」と、明らかな温度差を表明していた青山が「はい、気持ち悪いですね(笑)」とツッコむと、菜乃花も「前世のおじさん、引きずってない?」と本人いわく「いつもと同じ」ように一蹴。
さらに仲間だったはずの鈴木も、倉持が「これはグラジャパの表紙ですね」と鈴木本人も覚えていない情報を出したことで「なんでこの人、なんでも知ってるの?」とドン引きし、会場の笑いを誘った。
週プレがしたいプレイ?に大ブーイングも…
続いて、菜乃花は5年ほど前のカットを紹介。デビューして間もない頃の貴重なカットにファンも喜ぶ中、「あざといアヒル口」と倉持からクレーム(?)。しかし、菜乃花も「そう、それで今日は言いたいことがあるの!」と応戦モードに。
途中で「中3でE、高校でHになった」など、愛称である“なのかっぷ”の由来となったIカップ話などを挟み、口を閉じた写真が出てくると「これ、何もしてないけど、アヒル口でしょ。生まれた時からなの」と“あざとさ”を否定。倉持も「天然なら仕方ない」と白旗を揚げた。
また、“天然ぶりっ子”キャラとしてカワイイ雰囲気をウリにしている菜乃花だが、クールな写真が出るや「意外とイケメンだよね」(倉持)、「横顔とか特にイケメン」(青山)、「しぐさとかカワイくて、イメージはマカロンだけどカッコイイ」(鈴木)と全員から推しの言葉が。
普段、仲のいい彼女らのやりとりや貴重な写真などに会場がさらに盛り上がる中、最後は青山ひかるの番に。コスプレイヤー・うしじまいい肉とコラボレーションしたグラビアでは、“緊縛”に挑戦した彼女。誌面に掲載されたものよりも過激な写真に会場も大興奮となる中、「浅草橋の人がいる中で、ほんと弾丸で撮影した。普通に人もいたので、見た人もいると思う」と撮影の裏側を明かし、会場中を驚かせていた。
そして、今度は実家で撮影したグラビアカットも紹介。「この時、お父さんはPTAの仕事で、お母さんは猫と自室にいた」、「リビングのポスターはお母さんの手作り」などファンにとっては嬉しい舞台裏を伝えつつ、一番力が入ったのは外での水着撮影のシーンだったということで…。
スクリーンに映った写真の説明で「12月の雨の中、濡れながら撮ったにもかかわらず、本誌に載っていない!」と語気を強めて訴えると、「そう、そういうのよくある!」(鈴木)、「私も38度の熱出てるのに寒い中で撮影した」(菜乃花)と周りからも援護射撃が…。それを受けて倉持が「週プレさんは寒い思いをさせて本誌で使わないプレイがしたいんだよ!!」とあらぬ疑いをかけて総括、会場を笑わせた。
撮影タイムなどを含め1時間半にも及んだ今回のイベント。4人が一緒に開催することもほとんどないため、その貴重な機会に北海道や京都からなどからもファンが駆け付けた。名古屋から訪れた40代男性は「すごくよかった。普段、グラビアの話を生で聞くこともあまりない。都内だからとは思ったけど来てよかった」と満足した様子。登壇した本人たちも、
「ステージと客席が近くて、一緒に飲んでいる感じで楽しかった。普段から喋っていることと変わらず、4人のキャラも出ていたし、そういう姿を見て喜んでもらえたと思います」(倉持)
「週プレ酒場での初イベントで、しかも次の日にキン肉マンイベントがあって、ちょっと不安だった。でも喋ったことに反応もらえて嬉しかった。今後も頑張っていきます」(鈴木)
「撮影会とかとも違って、手軽に会いに行けるイベントだからか女性もいたのが嬉しかった。もっちーやさきちゃんの気持ち悪いこだわりとか聞けて楽しかったと思います」(菜乃花)
「未公開カットの紹介はここでしかできないイベント。仕事帰りで駆けつけてくれたり、グラビアを知りたい人がいて嬉しかった、普段言えないことも言えたので、これからもやりたいです」(青山)
と、それぞれ手応え充分だった様子で、リーダー格の倉持は「せっかくだし、咲ちゃんが胸揉んでいるものとか、ツイッターなどもアップできないようなカットも出していきたい」と、今後もやる気満々な「グラドルナイト」メンバー。
次回も開催がありそうなので、お見逃しなく!!
(取材・文/鯨井隆正 撮影/関純一)
◆『週プレ酒場』『週プレ酒BAR』『週プレ劇場』とイベントも目白押し! 詳しくはHPをチェック! ●週プレ酒場 所在地:東京都新宿区歌舞伎町1-18-9 WaMall歌舞伎町5F 営業時間:17:00~24:00(L.O.23:00)TEL:03-6273-9787