おっ、うまそうなカニ鍋だな…って、よく見たらなんか違う! なんだこれは!?
「ガンプラ鍋です!」
笑顔でそう語るのは、ガンダムのプラモデル(ガンプラ)を使って「鍋」の世界を表現した声優の島津ひかるさん。鍋とスープ以外、具材もお玉もすべてガンプラだというから驚きだ。
「もともとは声優さんたちのプラモデルサークル『PVC』の展示会用に作りました。鍋は5種類のモビルスーツを使っていて、塗装も含めて制作期間は約24時間。
私は小学生の頃にガンダムが好きでガンプラの世界に入ったのですが、『ちゃんと作らなきゃ』とか『難しい』とか、敷居が高いイメージがありました。もっと気軽でいい、自由でいいんじゃないかと思って作ったんです」(島津さん)
PVCは約1年前から活動。昨年、島津さんが展示会でヴァル・ヴァロをカニに見立てた『秋の味覚』という作品を発表したところ、意外とお客さんのウケがよかったため「これで鍋を作ろう」と思いついたという。
「これからも生活に溶け込むガンプラを作っていきたいです!」と今後の抱負を語る島津さん。
ガンプラは自由だ!
(取材・文/畠山理仁 写真提供/島津ひかる)