今や日本を代表するサブカルチャーとして、世界的から熱い注目を集めるコスプレーー。
30万人以上とも言われるほど国内のコスプレイヤーたちがひしめく中、絶大な支持を集める3人が『週刊プレイボーイ』28号のグラビアに登場。白水着からセーラー服までキュートな衣装に着替え、披露してもらったところ、たちまち大反響となった。
「こんな可愛いコがいたのか!」「このコは一体どんなコ?」などの声が読者から多数。そこで、こちらの3人をあらためて直撃、今をときめくトップレイヤーたちの素顔に迫った!
まずは、国内外での人気も高いレイヤーの五木あきらさん。10年前から活動を開始、シーンの先駆けにして、今なお高い人気を誇るレイヤーだ。
―元々、コスプレを始めたきっかけは?
五木 中学の頃、ジャンプの『家庭教師ヒットマンREBORN』の六道骸ってキャラが好きすぎて、その衣装を買ったのが最初です。その時はただ衣装が欲しかっただけで、ネットを見てコスプレというものを知って。そこから興味が湧いたんです。
―最初にコスプレイヤーとして行ったのはコミケですか?
五木 豊島園の普通のイベントです。当時はまだツイッターがなくブログをやってて。仲良くなった同じコスプレジャンルの女のコ3人で行きました。昔なんで忘れちゃったけど(笑)、とにかくすべてが新鮮で楽しかったですね。
―今までで特に印象に残ってるコスプレは?
五木 たくさんあるけど、またやりたいのは『一騎当千』の関羽雲長ですね。
―ショート丈の制服でくびれが美しいと話題になったんですよね。
五木 カメコさんに自分を知ってもらうきっかけになったんですけど、その後、何回やっても自分の中では満足いかなくて。でもそれだけ思い入れのあるキャラクターなんです。
―コスプレする時、心がけてることはあります?
五木 やっぱり好きなキャラクターをやることですね。好きだからイメージを壊したくないし完成度にもこだわるし。だから、好きだけど自分には合わないキャラクターは諦めます。
コスプレの準備をしてない時は、地味なものですよ(笑)。
―2016年にはマリオのコスプレで可愛すぎると話題になりましたね。
五木 あれはコミケだったんで、何より楽しくやりたいなと思って。あと、キャラクターを自分でアレンジするのがコスプレ界で流行った時期だったんで、私も便乗させていただきました(笑)。
―ツイッターのフォロワーも一気に4万人増えたと聞きました。それだけの数だと怖くなったりはしません?
五木 現場で4万人に囲まれてたわけじゃないんで実感はなかったんですけど。性格なのか、怖いよりは嬉しいです。まぁその分、厳しい意見が増えるんで葛藤する時はありますけど。
―海外のイベントやゲームショーに呼ばれることも多いですよね。日本とは違います?
五木 海外というか、アメリカやヨーロッパだとコスプレはクオリティ重視で、いかにキャラクターと同じイメージで写真を作り上げるかにこだわってます。だから日本みたいな可愛い系のコスプレはウケないので、自分もよりその辺を意識します。中国とか台湾とかアジア圏はまだ通じる部分はありますけど。
―コスプレイヤーはプライベートが謎に包まれることが多いですが、普段はどうされてます?
五木 コスプレの準備をしてない時は家にこもってますね。DVDを観たり、ゲームをやったり。結構、地味なものですよ(笑)。
―では好きな男性のタイプは?
五木 特にないです。あっ、自分より痩せてる人はイヤかな。こういう質問は苦手なんで、やめましょう(笑)。秘密です。
―それでは今後の目標は?
五木 以前に比べ、最近は日本でもコスプレイヤーの価値を認めてくれることが増え、ゲームショーへの出演とか仕事も増えてきてるんで日本で頑張りたいです。コスプレをより盛り上げたいですね。
―最後に、自分にとってコスプレとは?
五木 やっぱり人生ですかね。私、就職したこともないし、気づいたらコスプレしかしてないんですよ。今後もコスプレイヤーにこだわりながら、幅広く活動していきたいと思っています。
●第2回⇒肉球あやと「とにかく怖くて。露出もしたいと思わなかった」
(取材・文/大野智己、撮影/栗山秀作)
■五木あきら(Itsuki Akira) 8月21日生まれ 身長157㎝ B78 W57 H86 ○07年からコスプレを開始。セクシーなマリオのコスプレを披露し話題に。現在はイベントそのほかで幅広く活躍。日本・香港・台湾では単独ライブを開催。Twitter【@itsuki_akira】