身長170cmB85W58H83と超絶スタイルの美人雀士の登場が話題になっている。
彼女の名前は岡田紗佳(23)。青山学院高等部在学中に「第43回non-noモデルオーディション」でグランプリを受賞し、現在はファッション誌『non-no』専属で、なんとモデルとプロ雀士の二足のわらじを履くスーパーガールだ。
なぜ、売れっ子モデルが雀士に?? そしてギャンブルのイメージの強い麻雀と、華やかな世界であるモデル業という一見、両極端に見えるふたつの職種をどうやって両立させているのか? そんな彼女の麻雀愛を伺った。
-早速ですが、麻雀との出会いは何きっかけで?
岡田 6歳から12歳の間、中国のおばあちゃんの家にいたんですけど、そこに雀卓があって、近所の年配の人が集まってプチ雀荘みたいになっていたんです。小学1年生ぐらいの時から、よく大人が麻雀してる姿を見てましたね。
-なるほど。確か、お母さんが中国の方なんですよね。それで自然に親しんでいったと。実際にやるようになったのは?
岡田 日本に来てからですね。大学の頃で20歳すぎてからです。初めてやった時は、non-noのメイクさんとモデルと編集の人と一緒に。それでみんなハマって、non-noのモデル仲間の間でプチ麻雀ブームみたいになって、メイクしながらアプリで麻雀やったりして遊んでました(笑)。
-ちなみに、モデル仲間の中では誰が強かったですか?
岡田 それは私ですよ~(笑)。強かったっていうか、みんなよりも知識があったので。最初って、牌を見分けるのすら難しいですしね。
-ひょっとして、負けず嫌いな? なんか話してて、伝わってくるものが…。
岡田 ははっ、ありましたね。小さい頃から人に負けるのがすごく嫌いだったので、勉強も絶対負けたくなくてテスト前は猛勉強をしてましたし!
-高校受験の際は全国模試で6位という好成績を残したと聞きましたが…。
岡田 それも負けず嫌いがきっかけなんです。お父さんに青学(青山学院大)に行きたいって言ったら「絶対ムリだ」って言われたので「入ってやる!」って猛勉強して(笑)。
-かなりの負けず嫌いですね(笑)! では、麻雀も極めたくなってプロの門を叩いた?
岡田 そうですね。21、22歳ぐらいの時に本格的にやりたくなって日本プロ麻雀連盟の「勉強会」に参加して、ルール、点数計算、牌効率、マナーや作法も学びました。以前、週刊誌の「芸能人が持っている意外な趣味」みたいなコーナーで麻雀の話をしたことがきっかけで番組に呼ばれたり、今所属している団体から声をかけてもらったりするようになって、どんどんハマっていきましたね。
-今も仕事が終わると雀荘に直行されるとか?
岡田 はい、この間もTGC(東京ガールズコレクション)が終わって、ランウェイを歩いたその脚でそのまま雀荘に行きました(笑)。昨日も収録終わりで行ったし、週に少なくとも2~3回は行きます。
-麻雀ジャンキーじゃないですか(笑)! おじさんの巣窟にバリバリ現役モデルがやってきたら「えっ、マジ?」って感じになりません?
岡田 最初はそうでしたね(笑)。でもプロになって麻雀番組をやるようになってからは知ってもらえるようになったし、そもそも麻雀の最中はプレイヤー同士で喋ったりしないので、もうみんなが知らぬふりをして黙々と打ってます。でも気分がうわずっちゃうのか「ポン!」とかいう発声がいつもより大きくなったりする方はいますね(笑)。
四暗刻には助けられているので大好きです(笑)
-つい張り切っちゃうんでしょうね(笑)。家でも麻雀します?
岡田 やります! 家にも雀卓があるのでひとりで遊んだりとかもしますよ。ただ麻雀牌を触りたくて、ひとりで牌を並べてコレをどうしようかな~って考えるのがただ楽しいんですよ。麻雀番組を常につけていて、それを見ながらやりたい手を試したりしています。
-これまでに思い出深い勝ち方は?
岡田 デビューして初めてのリーグ戦で、自分が捨てた牌で相手にすごい高得点を与えてしまったんですよ。それで「もう絶対負けたな」と思いつつも、ひたすら攻め続けて、気づいたら私がトップになっていたっていう。そんな大波乱があって、麻雀って何が起こるかホントにわかんないなと実感しました(笑)。1回ビリになってもどうにかして立て直せるんだなと勇気をもらいましたね。
-ちなみに今までアガった中で一番いい手は?
岡田 プロテストの時にやった四暗刻(スーアンコ)単騎ですね。
-刻子(コーツ)を4つ揃える役満! プロテストでそんなすごい手でアガってしまうとは、麻雀の神に愛されてるとしか思えない!
岡田 もう、みんな呆れてました(笑)。他にも自分がビリだった時に四暗刻で逆転したこともあったり、いつも四暗刻には助けられているので大好きです(笑)。
-それはやっぱり、一度で高得点を狙えるからですか?
岡田 というより、見た目がきれいじゃないですか。麻雀は縦です(笑)!
-麻雀では「縦に伸びる手(同じ牌を複数揃える)」と「横に伸びる手(連番の数牌を揃える)」がありますが、縦がお好きなんですね。
岡田 日本は横伸び系の麻雀を好むんですけど、中国の場合は縦を好むので、私もずっと対々和(トイトイ)とか七対子(チートイツ)とか縦の麻雀が好きだったんですよ。その一番頂点の四暗刻がやっぱり好きですね。
-ではご自分ではどんな麻雀を打とうと?
岡田 打ち筋(戦術)ですか? 基本は守備型ですけど、先制でリーチできる時は絶対します。守備寄りのバランス型って感じですね。やっぱり性格は出ますよね。強気でガンガン攻めてくる人もいれば、存在を消し去る忍者みたいな人もいる(笑)。ずっと打っているとその人の傾向もわかってきて、「コレを打ったってことは、よっぽどの手が入ってるんだろうな」とかわかるようになります。
-集中力が鍛えられそう! 普段の生活にも役立てられそうですね?
岡田 忍耐力は上がりましたね。麻雀は自分と相手の手の価値を見定めて、時には一歩引くことも必要なので。本当のチャンスを見定めるというところでは鍛えられましたね。あと、流れを意識するようにもなりました。今はツイてるからどんどんいこうとか(笑)。仕事も依頼がある時はどんどんいきます(笑)!
喫茶店や居酒屋でも麻雀用語がうっかり…
-麻雀力がキャリアアップにつながりますね(笑)! では逆にハマりすぎて失敗しちゃったことは?
岡田 普通の喫茶店や居酒屋で雀荘用語がうっかり出ちゃって…。「アイスありあり(アイスコーヒーに砂糖とミルク両方)」とか「ツメチャ(冷たいお茶)」とか言うと店員さんがポカンとしてます(笑)。平和をピンフ、駅の東南口をトンナングチと読んだりはもちろんありますし、お店がカップルばっかりだったら「対子場(トイツバ:同じ牌2枚が揃った対子が多い状態)だ」って思ったり(笑)。
-人間が麻雀牌に見えるほどハマってる!? 常に麻雀フィルターで物事を見ているんですね(笑)。
岡田 毎日のように麻雀の夢は見ますし、今日も「やっぱりあの手はダメだったんだ…」と夢の中で反省してました…。基本、私生活では麻雀のことしか考えてないです(笑)。
-本当に好きなんですね! わずか3年でプロになれたのは、やはり楽しくてやり続けたからなのでしょうね…
岡田 最初は楽しくてやっていただけなんですけど、モデルをやりつつプロになってからは片手間だと思われないように「プロとして恥じない麻雀を打っていかなきゃいけないな」って意識が芽生えて。試合では絶対に勝ちたいです! メディアに出る機会が多いので、私のせいで"麻雀プロ"という看板が落ちてはいけないので。やるからには勝たなきゃいけないと思ってます。
-表舞台に立つ人間としての覚悟ですね…! プロとして目指す姿は?
岡田 常に冷静に自分の損得を考えられるようになりたい。女流は感覚で打つ人が多いんですけど、私は論理的に損得を考えて打てる人になりたいですね。
-理屈でやると勝率が上がりますか?
岡田 というより、負けなくなりますね。逆に勝つためには損得を無視して勝負をかけなきゃいけない時もあるし、自分が1000点の手でも、相手の1万2000点を阻止するために頑張らなきゃいけない時もあるし。麻雀はひとりじゃなくて4人でやるゲームなので、常に他の3人を意識しながらやらなきゃいけない。相手の状況を考えつつ、自分が勝つための冷静さは身につけたいです。
-ところで、麻雀をやる人は彼氏候補になったりしますか?
岡田 牌捌きがキレイな人はいいなって思ったりしますね(笑)。
-ということは、デートで麻雀もアリ?
岡田 もう全然平気! アウトドアが嫌いなのでむしろ麻雀のほうがいいです(笑)。
-では最後に、今後の活動の展望を教えてください!
岡田 今はモデル、タレントとして成功したいので芸能活動を一生懸命頑張っていきたいと思っています。麻雀に関しては、おじいちゃん、おばあちゃんになってもずっと付き合っていけるものなので、ゆっくりじっくり向かい合っていきたいですね!
-ありがとうございました!
(取材・文/明知真理子 撮影/松井秀樹)
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■岡田紗佳(おかだ・さやか) 1994年2月19日(23歳)170cm B85 W58 H83 青山学院高等部在学中に第43回non-noモデルオーディショングランプリを受賞し、non-no専属モデルとなる。2017年4月からは日本プロ麻雀連盟に所属し、女流プロ雀士としても活躍中。上海語、北京語、英語が堪能な才女。 最新情報は公式ブログをチェック! https://ameblo.jp/sayaka-okada