週プレ酒場で、趣味性全開のトークイベントを開催しました!

『週刊プレイボーイ』本誌で連載中の「ライクの森」――。

報道情報番組『ユアタイム』(フジテレビ系)ではメインMCを務める人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。

今回は、鉄道オタクで有名な彼女が、週プレ酒場で開催したトークイベントの様子を語ってくれた。

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7月16日、この連載『ライクの森』の出張版として、週プレ酒場でイベントを開催させていただきました!

タイトルは「“鉄道車両ドア開閉”秘蔵映像鑑賞会」。私は、電車のドアが開閉する様子がとにかく好きで、いろんな車両のドア開閉を記録しているんです。

ひと口に電車のドアと言っても、車両によっては「ゴォォォォォ」と豪快な音がする通称“爆弾ドア”や、ためもなく高速で閉まる通称“ギロチンドア”など、さまざまな種類があります。

ドアの形状も、よく見る両開きの2枚扉だけではなく、戸が1枚の「片開き式」や「折り戸式」もありますし、ホームにもドアが設けられている場合は、車両ドアとのダブル開閉を楽しむことができます。

私にとっては、どの車両も個性的で見飽きないドア開閉。今回は、私の集めた秘蔵の映像を厳選して、みんなで鑑賞しようというイベントだったのですが……。さすがに「自己満すぎやしないか?」と不安を感じながら、当日を迎えました(苦笑)。集まってくださったお客さんは、果たして、ドア開閉の世界を楽しんでくれるのか……。

(左)413系の、乗客が手動で開閉するタイプ。なかなか閉めてもらえない状態が味わい深い(右)近鉄ビスタカー。折り戸が閉じたときに近鉄カラーの帯が一直線になるのが気持ちいい

トーク中に私の席の前に置いていた鉄道模型は…

結果的には、想像以上に皆さんがあったかくて、イベントは盛り上がりました! ドア開閉以外にも、私も思い入れがあるトワイライトエクスプレスのブレーキ音や、大阪の長堀鶴見緑地線の「接近報知音」(電車が近づいたときにホームで鳴る音。この路線では、大阪弁のイントネーションをなぞった短いメロディが流れる)なども皆さんに紹介することができ、私としては大満足でした。「こんなに近いの!?」とビックリするくらい客席と近いのも新鮮で、楽しかったです。

今回は、主に車両にフォーカスしましたが、“鉄旅”というくくりで、私が訪れた珍スポットやご当地B級グルメを紹介するのも面白いかもしれませんね。または、ガンダムやハロプロをテーマにしたイベントもアリかも…。私にとっては約2年ぶりのトークイベントでしたが、「またいつかこういうことをやってみたいな」と思いました。

ちなみに、ひとつ触れ忘れたんですが…。トーク中に私の席の前に置いていた鉄道模型は、1930年代のユニオン・パシフィック鉄道のビンテージ模型で、私のけっこうな宝物です(笑)。

南海電鉄の「シャア専用ラピート」内。見知らぬ鉄道ファンの方に撮ってもらいました

●市川紗椰(いちかわ・さや)1987年2月14日生まれ。アメリカ人と日本人のハーフで、4歳から14歳までアメリカで育つ。現在、モデルとして活動するほか、報道情報番組『ユアタイム』(フジテレビ)でメインMCを務める。イベント中に配ったジャンク飯「かすご飯」は、100点の出来だった