1枚のグラビア写真が、運命を変えることがあるーー。あの大女優も、あの人気タレントもグラビアをきっかけに飛躍のチャンスをつかんできた事実。何者でもない女のコが、グラビアをステップにして顔を広め、スターダムに駆け上がっていく。週プレはそんな劇的な現場に何度も立ち会ってきた。
そして今ここに、その系譜に名を刻もうとする18歳がいる。初仕事にして初グラビア、いきなりの表紙巻頭デビュー。もちろん、これが初インタビュー。この夏、週プレが満を持して世に送り出す逸材・華村あすかの素顔とは?
■蛍が舞う山奥に生まれた野性児
―初めてのロケは北海道の釧路で3泊4日。いかがでしたか?
華村 この場所で本当に良かったと思います。緑が多くて、どこを見ても壮大な景色が広がっていて、私の実家に似ているというか。だから、とてもリラックスして撮影を楽しむことができました。
―実家はかなり山深い……。
華村 そうなんです。夏になると蛍の光が辺り一面を照らすような山の麓(ふもと)にあります。小さい頃は近くの川で魚を釣ったり、野山を駆け回ったり。よく傷をつけて帰ってくるような野性児でした。
―青春時代はバスケに打ち込んだとか。
華村 小学4年生から高校3年生まで、青春のすべてを捧(ささ)げましたね。何度かやめようと思ったこともあったけど、この経験を通して体力や忍耐力に自信がつきました。
―そういえば、ロケ中の早朝、食事前に走っていましたね。
華村 私、本当に食べることが大好きで昔からよく食べてしまって…。体を動かすこと自体が好きなんですけど、今回は体形の維持も含めて走りました。
■高校卒業と同時に上京。女優一本でやっていく
―そもそも、芸能界を目指したきっかけは?
華村 今年の冬、2月頃に友達と東京に遊びに行った際にスカウトされたんです。高校卒業の間際で、進路も決まってやっと落ち着いた頃でした。進学を機に上京するタイミングでしたけど、こんな機会はなかなかないじゃないですか? やるからには本気で取り組みたいと、学校もやめて今はこの道一本です。
―思い切った決断ですね。
華村 私、思い切ったら前だけを向いて進んじゃうタイプなんです。直感で動くというか。芸能界に全然興味がないということはないけど、自分の視野には入っていませんでした。だけど、こんなチャンスが突然きてしまったわけですから。もう前進あるのみです
―初めての仕事がグラビアで、しかもいきなりの表紙巻頭デビューになりました。実感は?
華村 不安という不安はなく、期待のほうが大きいですけど、なんだろう…すみません。うまく言葉が出てきませんが、今は自分が目指している女優さんになるための知識や表現力を身につけるのに必死なんです。普段のレッスンだけじゃなくて、見えない努力というか自分なりに自分自身をもっと研究して頑張りたいです。
―その意味で、今回のロケはいい学びの場になったのでは?
華村 この号には掲載されていませんけど、かなり過酷な状況でも撮影しました。土砂降りの雨に打たれて水たまりに寝そべったり、音楽を聴きながら山道を全力疾走したり。グラビアはただ写ればいいんじゃない。カメラに向き合う気持ちが重要だと思いました。
* * *
まだまだ話を伺いましたが、今週はここまで。続きは秋の合併号の特別付録DVD(9月11日発売)にて。初の映像コンテンツに加え、グラビアデビューに際して自身の胸の内を語ったインタビューの完全版も収録。
「華村あすか」と検索エンジンに打ち込んでもなんの情報も出てこない、何者でもない普通の女のコが憧れの女優に向けて動きだす。シンデレラストーリーの始まりをお見逃しなく。
(撮影/佐藤裕之)
●華村あすかの表紙&巻頭グラビアは『週刊プレイボーイ』36号(8月21日月曜発売)に掲載! 新たな伝説の幕開けをぜひご覧ください!