1987年に誕生し、91年には続編となるストⅡが世界的に大ヒット。対戦格闘ゲームという新たなジャンルを生み出したストリートファイターシリーズは今年で30周年。
幼少時代からストリートファイターシリーズに親しみ、「ゲーセン通い→海外大会出場」と、対戦格闘熱がまったく収まらないグラドルの倉持由香さん。そんな彼女のストリートファイター初体験とは?
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倉持 私、ストⅡが登場した1991年生まれで、人として同期なんです! なので、初めて遊んだのもストⅡでしたね。子供のときから「春麗(チュンリー)、カッコいい! 太ももエロい!!」と思ってました。
―春麗がエロカッコいい、ポイントとは?
倉持 筋肉質な太ももです。ストⅡの時代はドット絵でゲームを再現していましたが、あの太ももはドットの影と色のグラデーションがきれいなんです。女性らしい体の丸みもあるけどゴツくない。私の理想のボディなんです。これは、キャラをデザインしたイラストレーターのあきまん先生の技量がスゴいってことだと思います。
―毎年、ラスベガスで開催される世界最大のゲーム大会「EVO」にも参加したとか?
倉持 3回戦まで勝ちました。
―スゴいじゃないですか!
倉持 ウルⅣのエントリーだけで、2千人以上いますから、全然ですよ(笑)。でも、会場には観客が1万人以上いて、本当に盛り上がってます。声援でラスベガスの会場が揺れるんですよ!
―スポーツ観戦やライブと同じ感覚で楽しめると?
倉持 そうですね。ストリートファイターって観戦してわかりやすいんです。派手な必殺技の出し合いを見つつ、体力ゲージをチェックするだけで観戦を楽しめます。なので世界中の誰が見ても白熱するんですよ。
―でも、実際にプレイすると難しそう…。
倉持 ストⅡを遊んだ世代なら、最新のシリーズもすぐに楽しめます。昇龍拳や波動拳の出し方は一緒だし、ガードもレバーを後ろへ入力するだけなので同じです。グラフィックは進化しても基本的な部分は変わらない。どんな世代でも楽しめるのがストリートファイターの魅力だと思います。
あと、海外では日本人のプロゲーマーが多く活躍しています。ストリートファイターは日本発のゲームなので、ぜひ日本勢に頑張ってほしい。もちろん、私や週プレの読者の皆さん、誰にでも世界王者になるチャンスがあります!! それがストリートファイターなんですっ!
◆『週刊プレイボーイ』46号「STREET FIGHTER 30周年」では、伝説的作品から最新作までを大紹介しているので、是非お読みください!
(取材・文/直井裕太 撮影/下城英悟)