美しすぎるGカッププロ雀士・高宮まり

知力、忍耐力、スタミナすべてが必要となる過酷なプロ麻雀の世界に飛び抜けた美女が現れた! その名は、高宮まり――。

日本プロ麻雀連盟所属の27期生であり、連盟内の段位は三段。「猛撃プリンセス」「美しすぎるGカッププロ雀士」とも呼ばれ、同連盟公認のオンライン対戦型麻雀ゲーム「麻雀格闘倶楽部(マージャンファイトクラブ)」にも人気プレーヤーとして出演する女性プロ雀士だ。

小顔の童顔、巨乳という夢のような容姿を『近代麻雀』など専門誌だけでなく、週刊プレイボーイ本誌や週刊ヤングジャンプなどでも披露し、イメージDVDも次々と発売。実はグラビアデビューは麻雀プロになってからで、本業の雀士として海外の世界大会に出場するほか、雀荘のゲストとして招聘されるなど多忙を極めている。

そんな様々な魅力を湛える彼女に、麻雀についてはもちろん、気になる恋愛についてまでも追究してみた!

-麻雀を始めたのはいつですか?

高宮 20歳ぐらいからです。倉田真由美さんのマンガ『だめんず・うぉ~か~』に麻雀のシーンが出てきて「女性も麻雀するんだ」って思ってたところに、パソコンで無料でできるネット麻雀を知って始めたんですよ。もう寝食を忘れるぐらいハマって(笑)。当時はバイトを転々としながら「何しようかな~」って迷ってた時期で、1ヵ月後には雀荘で働くことにしました。

-すごいスピードでハマったんですね! そして雀荘でめきめき実力をつけていったと。

高宮 そのお店は当時流行っていた、女のコと麻雀ができる"ギャル雀"みたいなところでした。女のコに厳しすぎず、でも麻雀を打てるようにしてあげようっていう環境だったので、私にはもってこいでした。実際に人と打つ体験はいい勉強になりましたし、プロの雀士の存在も知りました。麻雀店で仕事を始めて半年後に試験を受けて、1年後にプロになりました。

-スピード感ありますね。

高宮 はい。とにかく試合というものに出てみたくて。麻雀を始めたら、どんな初心者でも考えるのは「自分のレベルはどんなもんなんだろう?」ってことだと思うんですけど、私もそうでした。プロになったら楽しそうだなって。

その頃は仕事が終わった後もまた仲間内でやって、2時間だけ寝て仕事に行ったりと、もう常に麻雀してて、ホントにバカだったなと(笑)。麻雀を始めると眠くないんですよね。同じ局面はなくて飽きることがないので、始めると目が冴えるんですよ!

-元々、負けず嫌いでもあったとか?

高宮 どうなんでしょう(笑)? それまでやったことがあるのはクラシックバレエとかで、人と競うスポーツはやったことなくて…。勉強は好きで、3~4歳の頃から植物図鑑を与えられるとずっと読んでいるようなコで、「もう寝なさい」って電気を消されても延々と本を読んでいたので、それで目が悪くなっちゃいましたけど(苦笑)。集中するとやめられないタチですね。

-家族や周りの友達に麻雀をする人はいましたか?

高宮 父が多少やるぐらいで、周りではいなかったです。私がプロになったことで、昔の友達はビックリしていますけどね。でも「なんかわかる」って納得感はあるみたいで、男女問わず「おまえらしいよ」って言われます(笑)。だから、昔から自分のやりたいことばっかりやってきたんでしょうね。妹には「お姉ちゃんはやりたい放題だよ!」って言われています…。

高宮まり 最新DVD 「Stay with you」(スパイスビジュアル)より

先輩に「麻雀は人生だから」と言われて

-(笑)。家で練習することも?

高宮 パソコンでやることもありますし、最近は結構、ネットで麻雀の放送があって、強い人の試合もたくさん見ることができるので、よく見ていますね。

-訓練していて、強くなったと自覚する瞬間はありますか?

高宮 強くなったと思う時はあまりないんですけど、いい時と悪い時はわかります。いい時は、自分の思考がスッキリしている時。試合がうまくいくと、以前、失敗したことや先輩から教えてもらったこと、人の試合を見て集めた情報が役に立っているんだなって思います。

-では麻雀をやっていて、特によかったと思うことは…。

高宮 とても日常と繋がっているとは思います。プロになりたての頃、先輩に「麻雀は人生だから」と言われて、その頃は全く理解できなかったんですけど(笑)。やっぱり性格は出ますし、麻雀での失敗から日常でも「こういうのはムリしちゃいけないんだよな」って自己分析できたり、客観視できたりもします。

-例えば、どんな失敗を?

高宮 ムリをしすぎですね。例えばリーチしている人がいて、それをさばいてくれそうな人がいるから任せればいいのに、自分の手が不利にも関わらず、わざわざ戦いを挑んだり。そういうのはホントに無駄だし、よくないなって。自分でやらなきゃ気がすまないところがあって(笑)。やっぱり性格出ますよね。

-見た目とは違って好戦的ですね(笑)。ひょっとして感情が出やすいほう?

高宮 私は負けても勝っても噛み締めているので、感情が爆発的に出ることはないです。対戦後、「あの時はああすればよかったのかな」って回想して、負けを心に刻んでいます(笑)。麻雀の夢もたくさん見ますよ。「単騎待ちなら、あそこでアガってたじゃん」って寝言を言っていたり…。夢の中でもアガれないとやっぱり寝覚めが悪いんですよね(笑)。

-夢の中でまで麻雀をするなんて(笑)。 実際やってて楽しいのはどんな時なんでしょう?

高宮 "キリキリ"な時かな。例えば優勝がかかっている時とか、ちょっとの差で変わっちゃうようなせめぎ合いとか。そんな時が一番痺(しび)れますね。勉強とかだと結果は後から出るものだし、勝ち負けがかかった瞬間ってないじゃないですか。このアドレナリンが出るようなキリキリ感は麻雀の試合でしか感じられないなと。

高宮まり 最新DVD「Stay with you」(スパイスビジュアル)より

オッパイ大きいって…水着やってみない?

-さて、プロ雀士の傍ら、グラビアで水着も披露されていますが、始めたキッカケは?

高宮 日本プロ麻雀連盟で出しているカレンダーの撮影が最初です。同じ連盟の先輩で、多くのタイトルを獲得されている宮内こずえプロ(五段)がプロデュースされてるんですけど、1年目に「オッパイ大きいって聞いたんだけど、水着やってみない?」って急に誘っていただいて(笑)。

その後、こずえさんが仲介してくれてDVDにも出るようになって、どんどんそういう活動が広がっていった感じですね。

-グラビアから転向したわけじゃなかったんですね。初めての水着はどうでした?

高宮 それよりも、他にきれいな人もいっぱいいたので「私でいいのか?」っていうのがまず思ったことですね(笑)。

-グラビアとの両立は大変?

高宮 グラビア撮影にあまり時間を取られているわけじゃないので大丈夫です。でも泊まりがけの撮影だと「どこかで麻雀できないかな~」って気分になります(笑)。都内の撮影だと夕方終わるので、誰かと麻雀したり、ゲームセンターで麻雀ゲームをしています。

-ところで、彼氏はやっぱり麻雀が強い人がいいのでしょうか?

高宮 できてもできなくてもいいですし、強くても弱くてもいいです。麻雀は私が純粋に楽しんでいるものなので、相手にはそこまで求めないかな。ただ、自分がやりたいと思うことを頑張っている人がいいですね。

-もう結婚とか、考えることはあります?

高宮 周りの友達がし始めるとやっぱり気になりますよね(笑)。私の母も昔は「孫のことなんて考えなくていいのよ~」って言っていたのに、最近は「孫が見たい」とか言い始めて。5歳下の妹は結婚しそうにない性格で、母もそちらは諦めているみたいで「マリちゃんはどうなのかな~?」って探りを入れてきます(笑)。家庭を築くのも素敵でイイなって思いますね。

-なるほど。では最後に、プロとしての目標を教えてください!

高宮 とりあえずは、すごく強くなりたいです! 私は7年目なんですけど、まだまだすごい先輩方がいっぱいいて、すごい溝を感じるから頑張ります(笑)!

高宮まり 最新DVD「Stay with you」(スパイスビジュアル)より

(取材・文/明知真理子 撮影/松井秀樹)

高宮まり(たかみや・まり)1988年11月8日生まれ 茨城県出身 153cm B83・W59・H86 〇日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士であり、グラビアアイドルとしても活躍中。最新イメージDVD『Stay with you』発売中。最新情報は公式ブログにて https://ameblo.jp/mari---joy/