14日、映画『覆面系ノイズ』の公開直前イベントが都内の和洋九段女子中学校・高等学校で行なわれ、出演者の中条あやみ、志尊淳、小関裕太が登場した。
観客は同校の生徒約500人。中条らの登壇はサプライズだったが、何かあると薄々感ずいていたのか、司会者が登場するや「キャー!」と歓声が。司会者も思わずたじろぐほどで、この日のための特別予告映像が流れている間も歓声は続いた。
いざ出演者らが後ろの扉から入ってくると場内は再び熱狂状態。手を振ったりハイタッチをしながら3人がようやく登壇。大喝采を受けた中条は「本当に元気(笑)。羨ましいです。高校生に戻りたい!」と笑顔。
作品は奇跡の歌声を持つヒロイン・ニノがバンドを結成し、初恋の相手に想いを伝えるストーリー。司会者が「忘れられない歌声を持つヒロイン」と中条の役柄を紹介すると、またも「キャーーー!!!」と大絶叫。盛り上がる中高生らにテンションが上がったのか中条自身も「イェーーイ!」と応え、会場の熱気は最高潮に。割れんばかりの黄色い声援が響いた。
パワフルな女子中高生たちは最初こそ出演者の話を静かに聞いていたが、途中から徐々に「カワイいー」と声援をあげるなど自由奔放に。登壇者らへの質問・相談コーナーでは「年下の女のコが何をしたらカワイいと感じますか?」「高校生だったらどんな恋がしたいですか?」などストレートな質問が飛び出した。
志尊も中高生たちの反応に気をよくしたのか、「バレンタインチョコは最高何コもらった?」という質問に、隣の中条も目を丸くするほど驚く「40コ」と告白。また、小関は質問者の名前を呼びかけるなどサービス精神を見せた。
その「高校生だったらどんな恋がしたいですか?」という質問に中条は「したことないので、制服デートがしたい。ちょっとゲーセンに行ったり、映画行ったり…」と興奮ぎみに回答。「好きな人に会うと声が出なくなるのですが、どうしたらいいですか?」という中学生の質問には、その初々しさにニコニコしながら「すれ違う時にニコって笑ってみたら、相手も気になって伝わるんじゃないかな」と真剣にアドバイスを送っていた。
終始、女子中学生と女子高生のすさまじい熱気に包まれた3人。集合写真の撮影でも、間近にいる生徒たちにハイタッチや握手をしたりと、最後までその歓待に応えた。
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『覆面系ノイズ』は2013年から連載中の同名漫画が原作。11月25日より全国公開予定。また、劇中で中条がボーカルを務めるバンド「in NO hurry to shout;(イノハリ)」は15日にメジャーデビューを果たした。
(取材・文/鯨井隆正)