『今からあなたを脅迫します』に出演し、話題を呼んでいるのが内藤理沙

ドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)でバーに勤める美女を演じ、話題を呼んでいるのが内藤理沙(28)だ。

彼女は2002年、全日本国民的美少女コンテストをきっかけにアイドルグループ、美少女クラブの一員としてデビュー。その後、モデルやレポーターとして活動し、12年以降は女優としても本格的に活動。今年の『黒革の手帖』では、悪女役を演じ、一躍注目を集めた。

そんな彼女が『週刊プレイボーイ』48号でグラビアに初挑戦。背中を出しての大胆な肢体を晒しつつ、溌剌(はつらつ)とした笑顔を見せ、大人の女性の二面的なカワイらしさを見せている。そこで彼女に今回のグラビアのことやドラマの裏話、プライベートについても聞いた!

―今年でデビュー14年目。今回が初グラビアとは意外です。

内藤 本当に。自分でもグラビアをやらせていただけるとは思ってもなかったです(笑)。今までずっと機会がなかったんですよね。

―初めてってことで、やはり緊張しました?

内藤 いやそれはなかったです。スタッフさんが気遣ってくださったし、海に行けたのが嬉しくて、むしろはしゃいじゃいました。

―背中をむき出しにしたり、露出も多いですけど?

内藤 それも平気でした。以前、ドラマで大胆なシーンもありましたので。

―『Doctor‐X~外科医・大門未知子~』でのベッドシーンですよね。しかもシャワーシーンまで…。

内藤 はい。その時は少し緊張しましたけどね。そういえば、そのオンエアを祖父と祖母が観てたんですけど、何も話してなかったので驚いちゃって。ドラマの設定なのに「なんてことを!」ってカンカンになって母に電話したみたいで(苦笑)。説明したら、理解してくれました。

―今回のグラビアはお祖父さんとお祖母さん、怒ってないですかね。

内藤 あははは。大丈夫です。それに私、もう28歳ですから。

―安心しました。年齢の話が出ましたけど、グラビアの中に「大人かわいい」って書いてあったけど、まさにその通り。大人っぽさの中にかわいらしさが溢(あふ)れてます。

内藤 ありがとうございます。私、小さい頃からいつも年上に見られたんです。高校の頃なんて制服着てるとコスプレ?ってよく聞かれたし(笑)。だからそんな風に言っていただけるとすごく嬉しいです。

初めて仕事で泣きました

―現在、『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)にレイチェル役で出演中です。どんな女性の役ですか?

内藤 ディーン・フジオカさんら脅迫屋の溜まり場になるバーの店員役なんです。みんながリラックスする場所ってことで、自分も穏やかで落ち着いた雰囲気を意識していますね。

―チャイナドレスの衣装で、さりげないセクシーさも見どころです。

内藤 中華系のお店なんですよ。でもあの衣装、体のラインが出るんで、スタイルがよく見えるよう常に気を遣ってますね。

―バーでは蛭子能収さんとペア。バラエティで「ダメおじさん」ぶりを発揮してる蛭子さんですけど、現場ではどうなんですか?

内藤 あのまんまです(笑)。でもすごく楽しいですよ。蛭子さんってセリフを忘れてしまっても、ピリついた空気にならないんです。じゃあちょっと練習しましょうってみんなでやり出して、蛭子さんがいることで場が和(なご)んでますね。

―すごくいい雰囲気の現場になってると。ところで、内藤さんは全日本国民的美少女コンテストのご出身ですよね。やはり最初から女優志望だったんですか?

内藤 いいえ。むしろお芝居は一番苦手でした(笑)。元々、コンテストも親が見つけてきて思い出作りのつもりで受けたんです。それが受かってしまって。だから、お芝居のお仕事をいただいた時は、出番やセリフが少ないといいなって思っていました。

―それ逆ですよね(笑)。普通はもっと出たいって思うわけで。

内藤 私、グループでデビューしたんですけど、いつも立ち位置が後ろだったし、個人の仕事をしてこなかったんで、いつの間にかひっこみ思案になってて。東京に来て、素敵な仲間と一緒に仕事できれば、それで満足ってずっと思ってたんですよね。

―お芝居に対し、前向きになったのはいつ頃から?

内藤 3年前に『Doctor‐X~外科医・大門未知子~』に出てから。本当に最近なんです(笑)。秘書役だったんですけど、他の方の迷惑にならないよう当たり障りなくやってました。でも監督さんから「そんな芝居、誰でもできる。つまらない」とか、ボロクソ言われちゃって。初めて仕事で泣きましたね。もうこれ以上無理ってくらい落ち込んで。でもおかげでお芝居を深く考えるきっかけになりました。その後、演じるのも楽しくなってきましたね。

―確かに資料を見ると、それ以降、出演作が急増してます。

内藤 事務所もこいつは現場経験を積まないとダメだって思って動いてくれたんでしょうね。本当にありがたいです。

―ところでインスタグラムを拝見すると、やたら食べ物とディズニーランドとラグビーが出てきますね。

内藤 あははは。どれも大好きなんです。特にラグビーは父が昔、三洋電機(現パナソニック傘下)にいて、社会人ラグビーの選手だったんで一緒に試合を観に行くんです。この間もオーストラリアとの代表選で日産スタジアムまで行きました。

―お父さんは世代的に三洋電機が強豪だった頃の選手でしょう。自慢のお父さんじゃないですか!

内藤 いやいや。幼い頃、父の試合に行っても、グランドのそばで遊んでいただけなので、ほとんど見てなくて。父がすごかったって知ったのは割と最近なんです。

時々叱ってくれる人がいいですね

―野球とかサッカーが好きな女優さんやタレントさんは多いけど、ラグビーは珍しいのでは。どの辺が魅力なんですか?

内藤 紳士的なところです。体ごとぶつかり合ったりとか、すごくハードなんですけど、倒れたら敵でも必ず手を差し伸べて起こしてあげるじゃないですか。その姿を見ると素敵だなって。私、ひとり娘なんですけど、父は子供が息子だったらラグビーをやらせたかったみたいですね。

―ラグビーは難しいでしょうけど、運動は?

内藤 ジムに行くくらいですね。でも私、仕事以外では結構、負けず嫌いなんですよ。学生の頃も、仕事もあって帰宅部だったけど、マラソンがあると運動部にも負けたくないって必死でした。

―やはりアスリートの血が流れているんですね。

内藤 ラグビーを観に行っても、父が呆れるくらいひとりで熱くなっちゃいますし。私、TBSさんが毎年やってる「オールスター感謝祭」の赤坂5丁目ミニマラソンに是非出てみたいです(笑)。

―おー、それはアピールしないと! その必死な姿が見られるかもしれませんね。それと以前、記事で読んだんですが、お酒が好きだとか?

内藤 うふふふ。日本酒とか焼酎とか大好きですね。ドラマの打ち上げの時、監督さんとどちらがテキーラを飲めるか勝負したこともあります(笑)。

―勝負って(笑)。そこでまた負けん気が発動しちゃうんですね。

内藤 あと、以前は誕生日になるとお酒をもらうことが多くて。家に獺祭(だっさい。お酒好きに人気のプレミアム吟醸酒)が何本も並んでたこともありました。

―なんだか男っぽいですね(笑)。では、好きな男性のタイプは? やっぱりラグビー選手みたいな人なんでしょうか…。

内藤 ラグビー選手は怪我が多くて心配しちゃうからイヤです(笑)。普段は穏やかだけど、時々叱ってくれる人がいいですね。ひとりっ子で奔放なところがあるので、甘やかされるとダメになるので。

―カワイい奥さんになりそうです。最後に将来の目標は?

内藤 両親が自慢できる、素敵な女優さんですね。私、下積みが長いから、親も心配したと思うんです。しかも親が持ってきたコンテストに応募してこの世界に入ったわけだから、受けさせなきゃよかったって後悔したこともあっただろうし。

もちろん自分自身、もっと頑張りたいって気持ちもあります。いいお芝居をもっとたくさんして、内藤理沙をひとりでも多くの方に知ってもらいたいですね。

内藤理沙のグラビアは『週刊プレイボーイ』48号に掲載!

(取材・文/大野智己、撮影/丸谷嘉長)

■内藤理沙(NAITO RISA)1989年1月10日生まれ 群馬県出身 身長165㎝ B83 W58 H88 血液型=A型 ○2014年に放送された『ドクターX~外科医・大門未知子~』の3代目秘書役で注目を浴び、本格的に女優の道へ。現在、ドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系、毎週日曜22:30~)に出演中。公式Instagram【@risa_naito_official】事務所ホームページhttp://www.oscarpro.co.jp

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