来年2月9日から開催される平昌冬季五輪。フジテレビの中継番組のキャスターに、昨年4月末に同局を退社したカトパンこと加藤綾子アナが就任することが発表された。
「思惑どおりといいますか、在局中に達成できなかった夢が叶(かな)った」
そう話すのは、内情を知るフジテレビ関係者。実は彼女、在局中はスポーツ番組とほぼ無縁で、これまで五輪キャスターを務めたことがなかったのだ。
「フジテレビ退社間際に『スポーツLIFE HERO’S』のキャスターに就任しているのですが、これは明らかに不自然な動きだった。通常、退社が決まった時点で、新たに番組を担当するケースはまずない。
普通に考えれば五輪キャスター就任を視野に入れたもので、上層部と密約があったと勘繰られても不思議ではありません。在局中、彼女も常々『一度は五輪キャスターをやってみたい』と話していましたから」(前出・関係者)
カトパンの五輪キャスター就任で浮き彫りになったのが、フジテレビの女子アナの人材不足だ。
「昨年のリオデジャネイロ五輪では、新人時代からスポーツ畑を歩む宮澤智アナが中継キャスターを務めましたが、いかんせん華がなく、視聴率も伸び悩んでしまった。けど、局アナで彼女以上の人材もいなく、最終的に退社したカトパンに頼らざるをえなかったのが実情なんです」(同局局員)
今後、フジテレビは女子アナの育成力も問われそうだ。