
今年、異動や退社によって、マイクをおいたキー局の女子アナは10人いる。
フジテレビは、4月からフリーアナに転身した武田祐子アナ、6月に広報局に異動になった春日由実アナ、そして営業局への異動の内示を突っぱねて7月に退社した中村仁美アナの3人だ。
「退社を惜しむ声が一番多かったのが、ナレーション技術に定評があった武田アナ。もはや職人技の域に達していて、代え難い存在でした」(フジテレビ関係者)
TBSは、4月末に寿退社した佐藤渚アナと、昨年から有休消化を続け、6月に退社した久保田智子アナだ。
「久保田アナはニューヨーク在住で、現地の大学院でオーラルヒストリーを学んでいます。報道の仕事に熱い思いを持っているので、元TBSの雨宮塔子アナがそうだったように、彼女も数年後にテレビ業界に帰ってきてくれるかもしれません」(TBS局員)
大学院進学で退社したのは、テレビ朝日の青山愛(めぐみ)アナ(6月末退社)と宇佐美佑果アナ(9月退社)のふたり。
「在局中、ふたりは姉妹のように仲が良かったので、お互いに相談し合っていたのは間違いない」(テレ朝関係者)
テレビ東京は3人で、3月末に実業家に転身した白石小百合アナ、5月末に寿退社した紺野あさ美アナ、そして12月上旬に長らく看板を背負って立っていた大橋未歩アナが退社する。
「うちにとって、大橋の退社は痛手。でも、功労者なので、みんな快く送り出していますよ」(テレ東局員)