来年の年賀状で使おうと思っている写真のアザーカットです

『週刊プレイボーイ』本誌で連載中の「ライクの森」――。

人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。

年賀状を一切出したことがないという彼女。もし、年賀はがきの干支イラストに大好きな動物が起用されたら―?

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そろそろ年賀状の準備をする季節になりましたね。年賀状を元日に届けてもらうためには、12月15日~25日の期間にポストに投函すればいいそうです。

ところで、郵便局で発行している絵入り年賀はがきの切手の部分には、毎年、干支(えと)にちなんだイラストが描かれます。2018年の干支は「戌(いぬ)」ですから、来年の年賀はがきにも犬の絵が描かれているわけですが……。たくさんの犬種の中から、栄えある年賀はがきの顔となったのは、「トイプードル」。

ここ数年、すごく人気がある犬種だからだと思うんですが、日本らしい柴犬とか秋田犬じゃダメだったんでしょうか? ちなみに、12年前の年賀はがきに描かれていたのは、「シベリアン・ハスキー」でした。ハスキーって、そんなに人気ありましたっけ(笑)。

ちなみに、この年賀はがきの下の部分には猫も描かれています。12年前の06年は、コタツで丸くなる和風の猫でした。18年バージョンでは……洋風の猫が2匹。マンチカンとスコテッシュ・フォールドでしょうか? なんだかオシャレで、ちょっと敷居が高く感じますね(笑)。

さて、先日部屋を整理していた際、保存しておいた年賀状もまとめて出てきました。06年のものは、アニメ『交響詩篇エウレカセブン』について書かれた年賀状がけっこうありましたね。当時ちょうど放送中で、私の周りの人たちもハマってたんです。1枚だけ、『灼眼(しゃくがん)のシャナ』のはがきもあったりして、当時のアニメ界を思い出すきっかけにもなりました。

ここまで年賀状の話をしてきましたが、実は、私自身は年賀状を一切出しません……(笑)。アメリカに住んでいた頃を含めても、年賀状を出した記憶がないんです。なので、当然、友人からもらう年賀状の数も少ないし、来年あたりはゼロになるかもしれませんね。あ、郵便局からの年賀状はもらえるか(笑)。

12年後の戌年にはシーズーを!

全国的に見ても、年賀状の発行枚数はどんどん減っているそうです。ただし、それは“紙”だけの話かもしれません。最近は、メールやラインで気軽に年始の挨拶ができるようになったので、デジタルも含めた年賀状の流通量って確実に増えてるんじゃないでしょうか。

かくいう私も、一昨年から、デジカメで撮った画像に「あけましておめでとうございます」くらいの文字を載せた、デジタル年賀状をメールで出すようになりました。

そしてこの間、18年の年賀状用の写真を撮ったんです! といっても、知人の結婚式に着物で出席した折、「この格好って年始っぽいな」と思いついて、その場で撮ってもらったものですが(笑)。このページに載せている写真が、そのときの格好です。ただし、年賀状で実際に使う写真には、私の大好きなあのコたちも一緒に写っているんです……! お正月まではヒミツにさせてくださいね。

こんなふうに、気軽にデジタル年賀状を利用している私ですが、もし大好きなシーズーが年賀はがきのデザインに起用されたら、絶対に紙の年賀はがきも送ります! 12年後の戌年にはシーズーを使ってもらえるよう、今から知名度と人気アップに貢献したいと思います(笑)。

●市川紗椰(いちかわ・さや)1987年2月14日生まれ。アメリカ人と日本人のハーフで、4歳から14歳までアメリカで育つ。現在、モデルとして活動するほか、毎週土曜21時からオンエア中のJ-WAVE『TRUME TIME AND TIDE』でナビゲーターを務めている。日本郵便の「住所がわからなくても送れるサービス」も気になる