モデルだけではなく、数々の有名女優を輩出してきた『ニコラ』の現役モデルで、たびたび表紙も飾る人気者の秋田汐梨(しおり)ちゃん。
2017年は、ドラマ『セトウツミ』やCM「マックシェイク もも&もも」に出演し、「あの美少女は誰?」と話題になった。そんなブレイク直前のモデル系美少女を直撃!
―2015年に『ニコラ』のモデルオーディションでグランプリを獲得して芸能界デビューしましたが、『ニコラ』はいつ頃から読んでたんですか?
秋田 小4の時からです。それまでは『りぼん』とか『ちゃお』みたいなマンガ雑誌を読んでたんですけど、お母さんから「そろそろファッション誌を読んでみたら」って言われて読んでみたら、すごく面白くて。
―で、モデルに憧れたわけですね?
秋田 っていうわけでもないんです。最初は『ニコラ』に載ってる人って、この世に存在してないと思ってたんですよ。“雑誌の中だけにいる人たち”だと思ってて。
―あ~、確かに小学生くらいの時ってそう思ってたような(笑)。
秋田 そしたら、ある号にオーディションの記事が載ってて。家族にすすめられて受けてみたら、二次審査で落ちたんです。それがすごく悔しくて、次の年も受けて、グランプリをいただきました。それから事務所にも入って、モデル以外のお仕事にも挑戦するようになり、今に至ります。
―手短にありがとうございます! 去年はドラマにも何本か出演しましたね。
秋田 はい。でも、全部合わせても何分も出演してないんです。セリフがほとんどない作品もあったし。雑誌だと自分のイメージした通りの顔が誌面に載ってるんですけど、ドラマだとイメージ通りにいかないし難しいですね。
―そうなんですか。どんなところが難しかったですか?
秋田 『LIFE~人生に捧げるコント~』に出していただいた時は、冷え切っていく家庭の様子をセリフなしで表現しなきゃいけなかったんですけど、どういうことを想像しながら演じればいいかわからなくて。
性格は“熱しやすく冷めやすい”です
―シーンの前後に流れてる時間を想像できなかったんですね。
秋田 そうですね。実際にOAを見たら、自分で思っていたより気持ちの表現ができていなかったんです。まだセリフや台本の意味が理解しきれていなくて、マネージャーさんとオーディションの練習をする時にはボロカスに言われるんですよ。
―ボロカスですか(笑)。
秋田 はい(笑)。自分ではすぐできたと思って、深く考えるのをやめちゃうんですよね、それで注意されて(笑)。そういう時は「お芝居って難しいな」って思うけど、実際に通してやってる時は楽しいなって思います。
―なるほど。ちなみに、秋田さん自身はどんな性格なんですか?
秋田 “熱しやすく冷めやすい”です。お父さんがギターが好きなので、私も一時期、ギターにハマってたことがあるんですよ。「楽しいなー」って思いながら毎日練習してたんですけど、そのうち指がすっごい痛くなってきて、3ヵ月くらいでやめちゃいました。今はロフトでホコリをかぶってます。
―中学生の女のコだと指も短いし、ハードルが高かったんですかね…。では、2018年の目標を教えてもらえますか?
秋田 今年はドラマなどでレギュラー出演する役になりたいです! 今まで、単発でしか出たことがないので。自分が経験したことがないような、病気の役にも挑戦したいです。
―大きな病気にかかったことがないんですか?
秋田 ないです…いや、あります!
―どっち!?
秋田 あります! 今思い出しました(笑)。病名は忘れちゃったんですけど。私、左足のくるぶしの軟骨がないんですよ。昔、足が痛いって嘘をついて泣いてたら、病院に連れて行かれて、レントゲンを撮られたんです。そしたら、なんとくるぶしの軟骨がなかったんです! ただ、なんていうか…ドラマで演じるんだったら、もっと病気らしい病気がいいです(笑)。
(取材・文/西中賢治 撮影/蓮井元彦)
■秋田汐梨(AKITA SHIORI) 2003年月3日19日生まれ 京都府出身 身長160cm ◯雑誌『nicola』専属モデル。ドラマ『セトウツミ』や『僕たちがやりました』、バラエティ『LIFE! 人生に捧げるコント』、CM「マックシェイク もも&もも」などに出演。
●秋田汐梨ちゃんはじめ、8人の美少女が登場する特集「次世代美少女2018」は、『週刊プレイボーイ』2018年3・4合併号(1月4日発売)に掲載!