昨年のユーキャン新語・流行語大賞にも選ばれ、徐々に世の中に浸透しつつある「eスポーツ」。そんななか、14日に、女性芸能人による事務所対抗eスポーツ大会「eQリーグ」が開幕した。
eQリーグに参加するのは「SUN COLOR'S」(サンカラーズ)、「OSCAR'S」(オスカープロモーション)、「Shochiku Sisters」(松竹芸能)、「スタダGG!」(スターダストプロモーション)、「teamSMQ」(サンミュージックプロダクション)、「BlueWeeds」(blueskywalkers/N-weed)、「ホリッち」(ホリプロ)、「DS☆ゲーム部」(ディアステージ)の8チームで、アイドルからお笑い芸人まで総勢65名。
昨年、7チームでプレシーズンマッチが開催されたが、今回から「スタダGG!」が加わり、本格スタートを切った。1月から4月までの4日間で総当たり戦と順位戦を行ない、"eスポーツクイーン"を決定する。
対戦タイトルは『OVERCOOKED!2』、『スーパーボンバーマン R』、『太鼓の達人 セッションでドドンがドン!』の3つ。eスポーツといわれて思い浮かぶのは、これまでも各所で大会が行なわれてきた格闘ゲームやスポーツゲームだが、eQリーグでは比較的エンタメ色の強いゲームが特徴だ。
しかし、彼女たちの気持ちは本物。
初戦となった『OVERCOOKED!2』では、服部彩加が「ホントに頑張ってきて、練習通りできてよかったです」と勝利のうれし泣き。さらに「BlueWeeds」と「ホリッち」の対戦では、勝った白河優菜が目に涙を浮かべただけでなく、負けた三田寺理紗と石田晴香も悔し涙を流すなど、何人ものプレイヤーから涙がこぼれ落ちていた。
そして、逆転のチャンスも多い『スーパーボンバーマン R』でもミスのたびに叫ぶプレイヤーがいたり、画面を食い入るように見ながら『太鼓の達人 セッションでドドンがドン!』をプレイするなど、"素の姿"でゲームに挑んでいた。
真剣だからこそまさに我を忘れて、むき出しの感情を露にするプレイヤーたち。およそ4時間と長時間にもかかわらず、会場に集まった250人の観客も彼女たちの本気の姿に熱中していた。
今回初めてeQリーグを観戦した男性も「もっとキャッキャしながらゲームするのかと思ってたら、全然真剣で応援したくなった」と言いつつも「"ガチ勢感"もないし観ていて楽しい。友達の家で一緒にゲームをしていた頃を思い出す。女子と一緒にゲームしたことないけど(笑)」とその魅力を明かした。
次回は2月15日(金)に神田明神ホール(東京・千代田区)で開催。Youtubeの公式チャンネルでは、第1回大会の様子のほか、選手の練習風景などを放送する「eQキャンプ」も配信している。