『週刊プレイボーイ』本誌で連載中の「ライクの森」――。
人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。
今年初となる今回は、2017年を振り返り“自分的3大ニュース”を明かす!
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あけましておめでとうございます! 本年もよろしくお願いいたします。
30代に入って初めて迎える新しい年。どんな1年になるのかわからないんですが、おいしいものをたくさん食べて健康的に過ごしたいですね。
せっかくなので、昨年の“自分的3大ニュース”を発表します!
まずひとつ目は、「10年ぶりに髪を染めた」。10代のとき以来、久々に髪の色を変えてみました。きっかけは、前髪を伸ばしていたこと。ここ数年、ずっと“ちょっと短め”をキープしてきたんですが、気分を変えて伸ばしてみた結果……ものすごく似合わなかったんです(笑)。その前髪を切るついでに、どうせなら髪の色も変えてみようと思ったんです。
実は、高校生の頃はけっこう激しく髪の色を変えていて、赤だったり青だったりした時期がありました。その頃を思い出して、ワインレッドっぽい色を入れてみたんですが、ものすごくちゃちくてだっさい仕上がりになってしまって(笑)。結局、もう一度黒色を入れて、地毛に近い色に戻しました。
つまり、染めて戻してと、何も得るものがなかったわけですが、この10年でサロンのシャンプー台がずいぶん進化して、首が痛くならなかったことも大きな発見でした。
そして、一番有意義なニュースは「ものを大量に捨てた」。私はものを捨てられない性格なので、家にすごく大量のものがあったんですが、一念発起して一気に処分したんです。
まず、服。古いものは、なんと中学生の頃の服までありましたが、さすがに体が入らないので捨てました(笑)。さらに、なんかの箱たち。フィギュアの箱などもずっと保管していたんですが、長い年月を経てボロボロになったものはさすがに捨てました。「何かに使えるだろう」と思って取っておいた(そして一回も使っていない)ガチャガチャのカプセルも、断腸の思いでゴミに出しましたよ。
コンビニ店員さんの驚きの対応とは
そして、中高生の頃のノートや手帳、大学の試験など。私、こういうのをいちいち取っておくたちで、学校のプリントやマークシートの回答用紙まで保管していたんです(苦笑)。だけど、ノートを読み返してもアホなことしか書いてなかったので、これらも処分しました。
まだまだものは多いんですが、ずいぶんスッキリして気分がいいですね。
最後は、すごくビックリしたこと…「アイスの袋を開けられた」!
ある日、コンビニでチョコモナカジャンボを買ったんです。買ったのはそれだけだったので、わざわざレジ袋に入れてもらうのはもったいないと思い、店員さんに「袋はいいです」と言ったんですね。すると、その店員さんは一瞬「?」という顔を浮かべた後…チョコモナカジャンボの袋をピリッと開けて、「ハイ」と渡してきたんです!
まさかの展開にビックリしましたが、すでに開封済みのものを長時間持ち運ぶわけにはいかないので、人生で初めて道を歩きながらチョコモナカジャンボを食べました。
こんなしょうもないネタしか発信していきませんが(笑)、今年も本コラムをどうぞよろしくお願いいたします!
●市川紗椰(いちかわ・さや) 1987年2月14日生まれ。アメリカ人と日本人のハーフで、4歳から14歳までアメリカで育つ。現在、モデルとして活動するほか、毎週土曜21時からオンエア中のJ-WAVE『TRUME TIME AND TIDE』でナビゲーターを務めている。1年ほど、自分で車を運転していなかったが、久々に乗ってみるとずいぶん運転がヘタになっていた