『週刊プレイボーイ』5号で初グラビアを披露し、大反響を呼んでいる宮下かな子

「ひと目惚れしました」「こんなきれいな方がいたのか!」「素敵すぎる」「美神!」――『週刊プレイボーイ』5号で初グラビアを披露し、大反響を呼んでいるのが宮下かな子だ。

彼女は22歳の新進女優。2015年、映画『罪の余罪』のエキストラ出演をきっかけにデビュー。同年、本広克行監督演出による舞台『転校生』で1400人の応募者によるオーディションから21人の出演者に合格。女優としての活動を本格化。現在は舞台やTVのCMなどでも活躍している。

今回のグラビアは石垣島でロケ。情緒のある風景の中、淡い色合いの水着や衣装を身にまとい、抜群のプロポーションを披露。その魅力を存分に見せている。

3月には、福士蒼汰主演の映画『曇天に笑う』(本広克行監督作品)にも出演。ますます期待がかかるが、そんな彼女を直撃。グラビアの裏話からプライベートまでを噂の新進女優の素顔に迫ってみた!

―担当編集に聞きましたけど、初グラビアってことで相当、緊張していたそうですね。 

宮下 とにかく恥ずかしかったんです(笑)。でも撮りながら皆さん、いろいろと声をかけてくださって。おかげで少しずつ慣れていきましたね。

―今回のロケは石垣島だったとか。開放感もあったのでは?

宮下 すごくありました。さすがにちょっと肌寒かったけど、景色もきれいで気持ちよかったです。

―ではお気に入りのカットは?

宮下 ベージュの水着で木の上に立っているカットです。木の上に立つのも楽しかったけど、これを撮った時、自分の中でスイッチのようなものが入ったのがわかって。すごく集中できたんですよね。「あ、この感覚!」って。見返すとその時を思い出します。

―でもそんなに恥ずかしかったってことは、水着グラビアの話を聞いた最初はかなり抵抗があったのでは?

宮下 実は、グラビアは自分からやりたいですって言ったんです。

―えっ、そうなんですか?

宮下 私、お芝居をするたび、いつも恥ずかしいと思いながらやったんですね。自分の感情をむき出しにして人に見てもらうわけですから。でもその気持ちのままだと今後、女優としてやっていけないと思って。その時、思いついたのがグラビア。水着になれば、自分の中で何かが変わるんじゃないかって思ったんです。

―そうだったんですね。やってみてどうでした?

宮下 すごく変わった気がします。自分は自分のままでいいんだって、自信がつきました。あと皆さんと一緒にいい写真を撮ろうって思う中、恥ずかしいとか言ってるのがちっぽけに思えて。お仕事に向かう姿勢そのものが教わった気がします。本当に感謝してもし足りないですね。

昭和の風景に懐かしさと憧れが…

―いやいや(笑)。でもそもそも、そんな大の恥ずかしがり屋さんがなぜ女優さんを目指そうと?

宮下 幼い頃からドラマを観てはいろんな職業に憧れたんです。『ナースのお仕事』を観て看護師さんになりたいみたいな。あとCAさんや先生にも憧れました。で、ある時期、自分は女優さんが演じる姿に憧れてるんだなって気づいてお芝居に興味を持ったんです。

大学に入って、エキストラのお仕事を始めたら事務所からお仕事をいただくようになって。そこから本気で女優さんになりたいと思うようになりました。特に本広克行監督が演出した舞台『転校生』に出られたのは自分の中ですごく大きかったですね。

―本広監督って『踊る大捜査線THE MOVIE』などを撮られた方ですよね。

宮下 オーディションを受けたら、合格をいただいて。そこで初めて発声を始め、演技の基本を叩き込んでいただきました。そこからは師匠のように思っています。

―監督は宮下さんのどこに可能性を感じたんでしょうね。

宮下 わからないです(笑)。ただ監督からは「キミにはムードがある」とだけ仰っていただきました。でも出演者は21人いて、子役からとか、小劇場に出てたとかいう人たちの中で、私だけ素人ですからね。みんなみたいにできないから稽古の帰り道、いつも泣いてました。毎日とにかく必死でやってました。

―そんな日々を経て、3月には福士蒼汰さん主演の映画『曇天に笑う』に出るとか。

宮下 主人公の家にも出入りする町娘の役なんですけど、派手な赤い着物を着させていただいて、現場にもすごく刺激を受けました。今回は緊張もすることなく演じられましたね。

―観るのが楽しみです。プライベートでは普段、お休みの日はどんなことをして過ごしてます?

宮下 絵を描いてインスタグラムにあげたりとか、妹と一緒に買い物に出かけたり。あと映画が好きで観にいきますね。特に昔の映画が好きで。先日も「大映女優祭」をやってたので観にいきました。

―大映女優って、若尾文子さんとか山本富士子さんとか昭和の女優さん!? なんでまた、そんな古い映画を特に?

宮下 昭和の風景に懐かしさと憧れがあるんですよ。本広監督にはその後も気にかけていただいて、映画祭などでいろんな映画監督さんとお話しする機会をいただいたりして、そういう時って皆さん古い映画の話をされるんです。気になって、実際に観るようになったら好きになりました。

特に戦後から昭和30年代の映画に出られてる女優さんって、皆さん本当にきれいでびっくりしちゃいます。

 

理解してくれる同世代はほとんどいない?

―ちなみに一番、好きな女優さんは?

宮下 原節子さんです。とてつもない存在感と美しさがあって、しかも凛(りん)としてる。本当に憧れます。『東京物語』と『晩春』が好きすぎて、大学の卒論も小津安二郎をテーマにしました。

―卒論まで! でもお父さん、いや…おじいさんの世代とかじゃ?

宮下 おじいちゃんは黒沢(明)派で、小津は観たことないって言ってましたけどね(笑)。

―いやいや。ちゃんと会話が成立してるじゃないですか(笑)。

宮下 あと、歌も古いのが好きなんですよ。

―どんな歌を…まさか美空ひばりとか?

宮下 いや。十八番は「木綿のハンカチーフ」(太田裕美)。あと、山口百恵さんも好きですね。

―年齢、サバ読んでません(笑)? 山口百恵さんで好きな曲は…。

宮下 「夢先案内人」です。カラオケで歌うと情景が浮かんできて、いい気分になるんです。昭和の歌謡曲って、歌詞もメロディも両方きれいで大好きです。映画もそうですが、理解してくれる同世代の友人はほとんどいないですけど(笑)。

―ちなみに、好きな異性のタイプは?

宮下 ちゃんと考えてきました(笑)。家族を大事にできて、目標に向かって頑張ってる人です(きっぱり)。

―まだ現役女子大生ですよね。すごくモテるんじゃないですか?

宮下 いやいや。女子大ってこともあって出会いはなかったし、仮に男性と話をしても、「ウエーイ!」って打ち解けられないんです。だから、まるで縁がないですね。

―そんなことを言う人ほど、意外と誰かを好きになったら積極的になったりするものですけどね。

宮下 あははは。確かにそうですね。好きになったら自分からいっちゃうタイプです(笑)。

―では最後に、将来の目標は?

宮下 原節子さんのように、映画史に残る女優になりたいですね。恥ずかしい、恥ずかしいばかり言ってるくせに、こんなことを言うのは矛盾してるかもしれませんけど(笑)、そのためにも今は目の前のお仕事を大事にして一歩ずつ前に進んでいきたいです。皆さん、どうか温かく見守ってください!

宮下かな子ちゃんのグラビアは『週刊プレイボーイ』5号に掲載!

(取材・文/大野智己、撮影/熊谷 貫、取材撮影/五十嵐和博)

■宮下かな子(MIYASHITA KANAKO)1995年7月14日生まれ 福島県出身 身長162㎝ B86 W59 H86 血液型=O型 公式Twitter【@miyashitakanako】公式Instagram【@miya_kanako】もチェック!