2018年、週プレNEWSが今年“大注目する期待のアイドル”連続インタビューは今回で5人目!
登場するのは、その楽曲が多くのアイドルファンに評価されている“楽曲派”の旗手、sora tob sakana(通称・オサカナ)最年長(17歳)の寺口夏花ちゃん。いつも明るく笑顔な彼女の素顔とは…!
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―「週プレNEWSが選ぶ2018年の注目アイドル」の5人目ということで。よろしくお願いします!
寺口 はい。去年はBiSHのアユニDさんとか、わーすたの三品(瑠香)さんが選ばれてましたよね? 大丈夫ですか…私、何もないですよ?
―何もないってことはないですよ! ちなみに、オサカナさんの楽曲はアイドルファンからすごく評価を受けていますよね。「楽曲派」と呼ばれています。
寺口 あ、そうみたいですね。でも私、よくわかんないんですよ。自分たちでもそんな話にならないし。
―最初に自分たちの楽曲をもらった時はどんな印象でした?
寺口 オサカナが今みたいに歌い出したのは3年くらい前なんですけど、自分的には「良い曲だ」とか「変わった曲だ」とかの感想はなかったと思います。それよりも覚えるのに必死だったんだと。よく覚えてないんですけど…。もう3年経ちましたし。
―3年前くらいなら覚えてるでしょう(笑)。子供の頃はアイドルに憧れたりしてたんですか?
寺口 ちゃんと「やりたいな」って思ったのはアイドルを始めてからです。中2からですね。その前は2次元が好きだったのでアニメばかり観てました。3歳くらいからアニメが好きでしたね。
―習い事は何かやってたんですか?
寺口 ちっちゃい頃からディズニープリンセスが大好きで、ディズニー・オン・アイスを観に行ってたんですよ、毎年。
―スケート場でディズニーのヒロインたちがすべって踊るショーですね。
寺口 そうです! で、それを観て「私もやりたい!」って言ったらしいんですよ。覚えてないんですけど。そこからフィギュアスケートを習い始めました。3歳から小学3年まで6年間やりました。
ずっとアニメばっかり観てました
―おぉ! 自分でやりたいって選んだんですね? 6年間ってことは、かなり滑れるってこと?
寺口 たぶん。でもやめちゃって。ずっと同じ先生に習ってたんですけど、その先生が別のちょっと遠い場所に移動することになったんです。で、「遠くなっちゃったから」ってやめちゃったんですよ。とは言っても、頑張れば通えたんですけど…。
実際、他の生徒はみんな、その先生が移動したリンクに通ってたんで。学校の友達は休みの日に遊んでるじゃないですか? でも、ずっと土日も平日も朝イチで練習だったから。「私も遊びたいのに」って羨ましかったんだと思いますね…。
―後にライブや握手会でもっと土日がなくなるアイドルになるとは思いませんでしたね(笑)。で、アイドルになろうと思ったきっかけは?
寺口 『ちゃお』が好きで、めっちゃ読んでたんです。そこに子役が多いタレント事務所の宣伝が載っていて。それを見て、小学5年の時に応募しました。
―タレントになりたかったんですか? それとも女優かアイドル?
寺口 なんだったんですかね?(笑)
―ちょ、ちょっと待ってください。なんでさっきから「たぶん」とか「だったらしい」とか記憶があやふやなの?
寺口 あんまり覚えてなくて。親からもあんまり「これをやりなさい」って言われないので、たぶん…自分で何か考えてやったんだと思うんですけど。
―じゃあ、その事務所に入ってどんなことをしたんですか?
寺口 ………………(宙をぼんやりと見ている)。
―嘘でしょ! あの…自我が生まれたのはいつなんですか??
寺口 あはは(笑)最近かもしれない。
―なんか、いろいろ詳しく聞こうとしても、全く手応えがないですけども(苦笑)。小さい時の記憶で覚えてることってないですか?
寺口 ずっとアニメばっかり観てました。
こだわりがすごい!
―さっきも言ってましたね。その記憶だけはあると?
寺口 そうですね。3歳の頃にアニマックスで『犬夜叉』を観ていて。そこからアニメ好きが始まってます。もう、毎日ごはん食べて、お風呂からあがったら観るっていうルーティーンだったんですよ。
―ルーティーン!(笑) 好きなキャラはいましたか?
寺口 かごめと殺生丸様が好きでした! あと『ふたりはプリキュア』も好きでした。なぎさが好きでしたね。
―なぎさというと、元気でボーイッシュな主人公感のすごい感じのキャラですよね。ちなみに、子供時代ってみんなアニメ大好きじゃないですか。でも、そのうち興味がなくなる人と、ずっと好きな人っていう差が生まれるのってなんでですかね?
寺口 うーん。私は親もアニメが好きなんですよ。だからその影響もあると思うんですよね。ジャンプフェスタの限定品とかもめっちゃ並んで買ってました。
―集英社の作品をありがとうございます!(笑)
寺口 『別冊マーガレット』と『りぼん』も買って読んでます。
―重ね重ねありがとうございます!(笑) ではアニメのグッズとかも買ったり? アニメがプリントされた小物だったりポスターだったり。
寺口 買ってました。でもポスターは買わなかったですね。それよりはアニメの良いシーンを印刷して壁に貼ったりしてました。
―え? ポスターを買うお金がなかったんですか?
寺口 いや、ポスターとして販売されてるものって、かなり作画が気にいらないと買わなかったんです。だから、実際にアニメを観てお気に入りのシーンでストップして、そこをプリントアウトしていました。
―こだわりがすごい! それを部屋中にベタベタ貼って!?
寺口 はい。でも今はもう全部片付けちゃいましたよ。昔です。
●後編⇒sora tob sakana・寺口夏花は不思議なアイドルでダメ人間?「普通の人間じゃない生き物になりたい」
(取材・文/篠本634[short cut] 撮影/武田敏将)
■寺口夏花(てらぐちなつか) 2000年8月19日(17歳)。sora tob sakanaの最年少っぽい最年長メンバー。好きな食べ物は「甘いもの」。2月12日に中野サンプラザにてアイドルとバンドの融合イベント「sora tob sakana presents『天体の音楽会』」開催! 公式サイト http://zizoo.jp/soratobsakana/ 公式ツイッター @soratobsakana