昨年下半期には女性誌に、年明けにはNHKの『所さん!大変ですよ』でも取り上げられ、じわじわ知名度を上げる「肛筋トレーニング」。
『やせたいなら肛筋を鍛えなさい』の著者で発案者の久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)センセイには、週プレNEWSでもインタビューをしたが、実際、トレーニングはキツイのか、気になるところ…。
先月26日、ちょうど久嬢センセイが体験イベントを行なうということで、今回は“まんまる美尻”をウリに本誌の「グラドル美尻番付2017」で東の関脇に輝いた吉野七宝実(しほみ)さんに体験してもらうことに!
実は、番組で一度共演したことがあるというおふたり。吉野さんは「センセイのお尻がプリップリでスタイルいいし、同年代くらいかと思うくらい肌もツルツルですごいですよね」と気になっていたそう。
イベントでは読者参加者とともに行なうグループレッスンの他、個別レッスンもあり、今回はどちらも参加させてもらった。
まず、グループレッスンでは「ペン挟み」のレッスンから。肛門に沿って、斜め45度にペンを挟む基本トレーニングだ。
他の参加者が、(恥ずかしさもあり)なかなか挟めない中、吉野さんは簡単に成功。しかし、センセイから「ペンが横になっちゃってますよ!」とご指摘が。
さらに「ほら、こうです」と、ぐいぐいとペンを押し込む…。「センセイ、そんな奥まで入れないとダメなんですか!?」と吉野さんも驚きだ。
「普段、ジム通いしているんですけど、こんなところを意識したことはなかったので新鮮です。体幹にも力が入って、おなかも鍛えられますね」(吉野)
さらに、個別トレーニングでは全身に効くのとお尻に効果的なトレーニングをそれぞれ実施。
まずは先ほどと同じようにペンを使った「シッポふりふり」だ。
四つん這いになった状態でペンを挟むという中級者向けだが、立った状態であれば簡単に挟めたペンも、この状態だと難しい。
「これ、キツイですね。ちょっと気を抜くとペンが抜けちゃいます。横腹や太ももの内側に力を入れておかないとダメで。なんか、もうプルプルしてきましたー!」(吉野)
お尻全体にばかり力が入るたび、「こっちも力入れて!」と、またもペンをぐいぐい押し込むセンセイ。見ているこちらが恥ずかしい…。
しかし、これによって腹部の外側にある腹斜筋や股関節の内側の内転筋群、上腕三頭筋など、あらゆるパーツが鍛えられるというのだ。
「センセイ! それ直じゃないですか!?」
そして次は、太ももとお尻を鍛える「片脚上げ」。先ほどと同じように四つん這いのまま、片足を真横に上げて8秒キープする。ペンは挟まない。
「大臀筋と大腿四頭筋をメインに鍛えられるので、ヒップラインがキレイになります。垂れ尻防止に効きますよ!」(久嬢センセイ)
「それでプリップリの美尻になるんですね!」と意気込む吉野さんだが、足を横に動かす分、「これ、どうやったら肛筋に力を入れるんですか~」と困惑。それでも「全然、力入ってないですよ!」と、相変わらずぐいぐい押すセンセイ…あれ、ペンはなかったはずだが…。
「センセイ! それ直じゃないですか!?」(吉野さん) 「いいから! きちんと(肛筋を)意識して!」(久嬢センセイ) 「…はい…あ、すごい入ってくる(笑)」(吉野さん)
そんな辱め(?)も受けつつ、左右1セット行なっただけで「もうお尻がつりそうです。おなかも意外とキツい…」と吉野さんはヘトヘト。「センセイの美尻と引き締まったウエストの秘訣がわかりました!」。
最後も、太ももとお尻のトレーニング。片足を後ろに上げたままのスクワットだ。本来は左右それぞれ8回、3セットが理想。しかし、吉野さんは2回ほどやった時点でダウン。
「普段からジムに行ってトレーニングしているつもりだったんですけど、肛筋も意識していなきゃいけないので、より負荷がかかる感じでした。あと、単純に片足スクワットはツラいです(苦笑)」
初級の「ペン挟み」から徐々に始めないと、なかなかツラいだがし、久嬢センセイいわく、
「スタイル維持やダイエットにもいいですが、これらのトレーニングは便秘にも効きます。私も肛筋を鍛え始めてから、快腸になって肌荒れもなくなりました」
今回、しっかり「肛筋トレーニング」に励んだ吉野さん。最後に感想を聞いてみた。
「普段、全く使わない筋肉なので、合ってるのかな?と思ってたんですけど、教えてもらえたのでわかりやすかったです。センセイのスタイルとキレイな肌の秘密もわかったので大満足!
ただ、『そこ触っちゃうんだ!?』ってとこを積極的にこられてびっくりしました(笑)。あんなのお母さんに座薬入れてもらった以来ですよ(笑)」
久嬢センセイのまさかの“直触れ”もありつつ、トレーニングには確かな手応え。もちろん、男性にもオススメなので、スタイルが気になる人はチャレンジしてみては?
(取材・文/鯨井隆正 撮影/五十嵐和博)