「吉田明世アナみたいになりたいと思っていた」と語る山本里菜アナ

入社1年目にして看板番組のアシスタントに。将来のエースアナとの呼び声が高い、TBS・山本里菜アナ。

その知られざる“オモシロ”人物像に迫った!

■台本にないことをふられないかといつも緊張!

―「本番中と、週プレ用に写真を撮っているときの顔が全然違う」って、さっき『サンデー・ジャポン』のスタッフの人が言ってましたよ。

山本里菜(以下、山本 本当ですか? 日曜日は朝起きてから番組が終わるまで、ずっと緊張しているので、ちょっと硬くなっているんだと思います。それが生放送が終わって「はい。以上です!」って声がかかると、ホッとしてリラックスした表情になるんでしょうね。

―そのリラックスした表情がすごくかわいいんですよ。読者や視聴者も、もっと山本アナのリラックスした表情を見たいと思っているはずです。

山本 じゃあ、番組でもあまり緊張しないで、もっと自然体でいられるように頑張らないといけませんね(笑)。

―そうですよ! そんな山本アナは、今年1月から吉田明世アナに代わって、サンジャポの7代目アシスタントに大抜擢(ばってき)されたわけですが、初めてそのことを聞いたときはどう思いました?

山本 確か、11月の終わりくらいに「山本里菜さん、ちょっといい?」ってアナウンスセンター長に呼び出されたんです。その瞬間、「私、何かまずいことしちゃったかな?」って不安になって…。

―写真週刊誌に撮られたとか?

山本 いや、そういうことではなくて、生放送で読み違いをしたかなとか。でも、「『サンジャポ』のアシスタントの話があるんだけど」と聞かされて、最初はなんの話をしているのかなと思ったんですが、自分がアシスタントを担当することがわかって「本当に私でいいんですかー」ってうれしくて涙が出そうになりました。

―『サンジャポ』はTBSの看板番組ですからね。

山本 私、情報バラエティ番組志望で、吉田さんみたいなアナウンサーになりたいとずっと思っていたんです。だから、吉田さんの後を引き継げるのは夢みたいでした。

今でも反省しています…

「1回目の緊張を100とすると、今は65くらいになりました。でも、ゲストによってスタジオの雰囲気が違うので、毎回難しいです」と語る山本アナ。

―吉田アナから何かアドバイスとかはもらいました?

山本 はい。吉田さんは「最初は私も緊張して何も言えなかったし、会話にも入っていけなかったから無理しなくても大丈夫。そのうちに自然と会話に入っていけるよ。そのためには、まずは場数を踏むこと」っておっしゃってくださいました。

―じゃあ、もう5回も場数を踏んでいるんですから、だいぶ会話に入れるようになったでしょう?

山本 いや、それがまだまだなんです。この前も西川史子先生の恋愛トークの後に私がひと言「(恋愛を)頑張ってほしいです」と言ったら、スタジオがシーンとなってしまって…。あのときに「なんて言えばよかったのかな」って今でも反省しています。

―アドリブで話すことは多いんですか?

山本 フリップなど進行に関する台本はありますが、番組の特性上、それとは関係なく思いもよらぬことを出演者の方から急に聞かれることが多く、まさかの角度からの質問にどう答えたらいいかといつも緊張しています。

―急に聞くのは太田光さんとかですよね。

山本 ……。

―爆笑問題は、山本さんに優しくしてくれますか?

山本 はい、とても。放送が終わった後に楽屋にご挨拶に行ったら、田中(裕二)さんからは「これ食べな」って、薄いおせんべいの間にカマンベールチーズ味のクリームが入ったお菓子をいただきました。しかも「1枚と言わず、もっと食べな」っておっしゃるので、3枚も食べちゃったんです。

―太田さんはどうですか?

山本 太田さんは、最初にお会いして「はじめまして」ってお辞儀をして顔を上げたときに、おもちゃのピストルで「バーン!」って撃たれたんです。そのとき私、何も反応できなくてちょっと悔しかった。

それで2回目のときも同じように撃たれたので、すかさず「うっ!」って胸を押さえたら、「ハハハハハ」って笑ってくださいました。それ以来、太田さんの楽屋に行くと、だいたい撃たれています。

―もう、サンジャポ・ファミリーの一員になってますね。

山本 そうだとうれしいんですが…。

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山本里菜(やまもと・りな)1994年生まれ、千葉県出身。『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9時54分~)のほかに『あさチャン!』(毎週月~水曜5時25分~)、『はやドキ!』(毎週金曜4時~)などに出演。好きな食べ物は焼き肉。ひそかに韓国への焼き肉旅行を計画しているとか。

(取材・文/村上隆保 撮影/栗山秀作)